パスワードやIDは利用サイトの数に比例して増えていきますが、どんな方法で管理していますか?この記事では安全にインターネットやアプリを利用するためのパスワード管理方法や、パスワードの紛失、流出のリスク回避におすすめ方法を解説します。
あなたは安全にパスワードを管理できていますか?
IT社会と言われる現代、パスワード管理は家の鍵の管理と同じくらい大事な物となっています。
今ではパスワードの流出から不正アクセスされた為に起こってしまった事件が多数発生しています。これはセキュリティに膨大な費用をかけている大企業でも起こっています。
この記事では、不正アクセスの被害を防ぐために知っておくべき知識や、パスワードの使い回しをしなくても便利にパスワード管理ができるアプリの他、エクセルや紙でのアナログな方法でのおすすめなパスワード管理方法をご紹介します。
不正アクセスの危険性を理解したうえで、パスワードの流出や紛失のリスクを回避出来るパスワードの管理方法を把握しましょう。
今やパスワードの管理はIT関連のビジネスをしている人だけの問題ではありません。
TwitterやFacebookなどに代表されるSNSや、楽天市場やAmazonといった通販サイトなど、現代ではIDやパスワードを設定し、会員登録して利用するサイトが増えています。
その為、パスワードの管理が煩雑になってしまい、パスワードを紛失してしまったり、使いまわしたりする危険性が上がり、結果としてパスワード流出のリスクが高まっていると言えます。
通販サイトやSNS、全て同じパスワードとIDにしていませんか?
パスワード管理を適切に行っていれば回避出来たセキュリティの事件が後を絶ちません。
現代の高度に発達したインターネット社会では、Web上でいろいろな手続きや登録が可能となりました。そのため、パスワードの重要性はとても高く、暗号化などの対策もとられてはいますが、それでも流出のリスクは上がっています。
SNSの乗っ取りやクレジットカードの不正利用など、どれも困るものばかりです。パスワード管理を適切にしないと、どんなリスクがあるのでしょうか?
パスワードが流出してしまった場合、下記のような被害に遭うことが考えられます。
パスワードを紛失、また忘れてしまうということも起きえます。これは身に覚えがある方もいるのではないでしょうか?
大体のサイトではパスワードを紛失した場合、再発行手続きをしてもらえることがほとんどです。ただし、それには手間がかかりますし、一緒に登録した電話番号やメールアドレスまで紛失していた場合には再発行はほぼ不可能になります。
メールマガジンを解除したいけど、そのサイトのパスワードもIDも紛失してしまっているので解除できない、といった経験がある人は多いのではないでしょうか。パスワードの使い回しはご法度ですが、紛失に対する対策もしっかりしないといけません。
現在では、パスワードの使い回しは危険性が高いとされています。
セキュリティ強化のためにクレジットカード情報やパスワードは暗号化などの対策もとられているはずなのに、なぜパスワードの使い回しは危険性が高いのでしょうか?
パスワードを使い回しすると管理が簡単になるかもしれません。しかしそれに伴ってさまざまな弊害があります。
例えば銀行のATMで使用する暗証番号でも、1つの暗証番号を複数の口座で使い回してしまうと、1つの口座の暗証番号を破られた際にその他の口座が犯罪に巻き込まれる危険性が高くなります。
その為、現在では銀行ごとに違う暗証番号を設定するようにアナウンスされていることがほとんどです。この暗証番号の使い回しによる被害を防ぐために、銀行によっては暗証番号は銀行側が発行するところもあるくらいです。
パスワードの使い回しは危険性が高いと戦術しましたが、これは同じパスワードを複数のサイトで使い回しすると、被害が広がる危険性があるためです。
なぜならば、1つのサイトで使っているパスワードが不正に入手されてしまった場合に、そのパスワードを使って他のサイトにもログイン出来てしまうからです。
これは「パスワードリスト攻撃」と言われる方法で、不正に取得したパスワードのリストを作って複数のサイトで悪用される危険性があります。
全てのサイトでパスワードの使い回しを行っていると、他のサイトやWebサービスでも悪用されてしまうのです。それぞれにパスワードを設定していれば、1つのサービスのパスワードが流出したとしても、他のサービスには影響を与えません。
パスワードの使い回しの危険性は説明した通りですが、今度は使い回しが出来ないことによりパスワードや暗証番号といった重要な認証情報が増え続けてしまうという事態に陥ります。
どうしてもどこかにメモをしておくことが多いですが、パソコンに付箋で貼ったり、デスクにそのメモを貼っていたりしていては他人に見られる危険性が高くなってしまいます。
パソコンのデスクトップ上であっても同様で、付箋ソフトでたくさんパスワードを管理したり、デスクトップに「パスワード」という名称のテキストファイルを置いていては意味がありません。
せっかくのパスワード、保管場所にも気を配りたいもの。ここではパスワード流出のリスク回避の一環として、おすすめの管理方法を三つご紹介しましょう。
紙に書いておくというのはアナログな方法ではありますが、一番簡単で人を選ばず、管理しやすい方法です。
この方法であれば、メモ帳やノートといった紙が身近にあれば、誰でもすぐに書けて管理が可能です。高齢でパソコンやスマートフォン関連に疎い筆者の父は、そういったパスワードは全て紙媒体の手帳に書き込んで管理しています。
今時のアプリや端末、インターネット技術に疎くても紙ならば簡単ですし、インターネットに繋がっていない為ハッキングされたりコンピューターウイルスで情報を盗まれたりするリスクを回避出来ます。
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