Macで急な接続不良でインターネットが使えなくなったりした際に、IPアドレスを確認しなければいけない場合があります。この記事ではMacのIPアドレスとは何か?ということや、IPアドレスの確認方法、変更方法を詳しく解説します。
現在ではインターネット接続の仕様上、IPアドレスを確認する機会というのはあまりないかもしれません。ネットワークの接続時にIPアドレスを自動的に割り振ってくれるからです。
それでも、ネットワークが急に繋がらなくなった時、または社内でローカルネットワークを引いている時など、IPアドレスを確認しなければならない場面があります。
この記事では、Macの方向けに、IPアドレスとは何か?ということやMacのIPアドレスを確認する方法、IPアドレスの変更方法などを解説します。Macの使用中、急な接続不良で困らないためにも、ぜひご覧ください。
IPアドレスとは、ネットワークを使用する際に必ず必要な個々の通信情報を示したナンバーのことです。
IPアドレスにはグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスがあり、グローバルIPアドレスとはインターネットプロバイタとの契約の際に借りる番号、ローカルIPアドレスはルーターを介して通信を共有している全ての機器に割り振られる番号です。
グローバルIPアドレスをマンションの住所、ローカルIPアドレスをマンションの部屋番号とするとイメージしやすいでしょう。IPアドレスは通常のネットワークの利用の場合、一定時間、またはルーターとの接続を切った場合などに変更されます。
何かのきっかけでプロバイタ側とモデム側のIPアドレスや、ルーター間のIPアドレスがずれて整合性を失った場合、ネットワークに接続できなくなることがあります。
基本的に通信が上手くいっている時はあまりIPアドレスを確認する必要がありません。ただ、接続不良になった場合や設定を変更しなければならない時のために、MacのローカルIPアドレスを確認する方法をご紹介します。
まずはMacのホーム画面の左上、リンゴのマークの【Appleアイコン】をクリックします。
Appleアイコンをクリックして表示されたメニューの上部、【システム環境設定】をクリックします。
システム環境設定のメニューが表示されたら、真ん中あたりにある【ネットワーク】のアイコンをクリックします。
ネットワークのメニューが表示され、左側に接続の一覧が表示されているはずです。接続されている機器の左側の○が緑になっている部分が、正常に接続されている機器です。
検証例では無線でルーターに接続しているので、【Wi-Fi】にMacのカーソルを合わせて、画面右下の【詳細】をクリックします。有線接続の場合は【Ethernet】が緑になります。
詳細メニューが開いたら、画面上部の【TCP/IP】タブをクリックします。TCP/IPタブの画面の上段【IPv4アドレス】の右側に表示されている4つの数字(例では192.168.3.7)がこのMacに現在割り当てられたIPアドレスです。
システム環境設定からMacのIPアドレスを確認する以外にも、Macのターミナル(設定画面を介さず直接指示する機能)を使って確認する方法があります。Macの操作に慣れた方ならこちらの方が速いでしょう。
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