JALは、Android端末向けモバイル決済アプリGoogle Payに対応したモバイル搭乗券サービスを開始しました。Google PayアプリでJALの国内搭乗券を管理したり、Androidスマホでも搭乗用バーコードを表示させて搭乗したりできます。
日本航空(JAL)は4月9日、Android端末向けのモバイル決済アプリ「Google Pay」に対応したモバイル搭乗券サービスの開始を発表し、提供開始しました。
Google Payとは、決済や購入履歴、ポイントやクーポンを1ヵ所にまとめて管理することができる、Googleの支払いサービスのアプリケーションです。
JAL国内線の搭乗券をGoogle Payに保存することで、予約購入したJAL国内線の搭乗券を管理したり、搭乗用の2次元バーコードを表示させてチェックインしたりできます。カウンターでの手続きや「JALタッチ&ゴー」サービスでの搭乗も可能です。
また搭乗当日には、スマホのロック画面にフライト情報を知らせる通知機能も備えています。
これまでJALのモバイル搭乗券サービスはiPhoneのWalletアプリやApple Watchアプリに対応し、空港でストレスなくスムーズに搭乗できる環境を整えてきました。
今回Google Payに対応することで、Androidスマホユーザーも便利に航空券を管理し、スムーズ搭乗できるサービスを利用できるようになりました。対応するのはAndroid 5.0以降を搭載するGoogle Payが利用可能なAndroid端末です。
JALのモバイル搭乗券サービスの利用方法はとても簡単です。ユーザーはJAL国内線搭乗券を予約し購入した後、JALのモバイル版Webサイトの予約詳細画面から「Google Payへの登録はこちら」という項目をタップして登録します。
「スマートフォンに保存」を選択すると、Google Payアプリ内に搭乗券の情報を保存することができます。「Google Payアプリに保存しました」とメッセージが表示されると、登録完了です。
これは搭乗便ごとにGoogle Payへの登録が必要です。またGoogle Payへ登録した後に予約変更を行った場合、自動更新されず再登録が必要ですので注意してください。
飛行機に搭乗する際には、Google Payアプリ内の「パス」メニューをタップし登録したPassから搭乗する便を選択しましょう。
表示された搭乗用の2次元バーコードを空港の保安検査場と搭乗口でかざすだけで飛行機に搭乗できます。搭乗後のPassは自動的に削除されませんので、自分で削除するようにしましょう。
利用にあたってはJALアプリからの登録はできず、JALのモバイル版Webサイトからの登録が必要です。
今回のJALモバイル搭乗券サービスは、Google が提供しているポイントプログラムやギフトカード、クーポン、イベントチケット、飛行機の搭乗券をGoogle Payに取り込むことができる 「Google Pay API for Passes」を活用したサービスとなっています。
JALを皮切りに、今後も国内搭乗券の「Google Pay API for Passes」サービスも増えてくるかもしれません。