Googleは音声文字変換アプリ(Live Transcribe)の新機能追加のアップデートについての発表を行いました。GoogleのAndroid音声文字変換(Live Transcribe)アプリの新機能ついてご紹介していきます。
Googleは現地時間の5月16日、アクセシビリティについて考えるGlobal Accessibility Awareness Day (GAAD) にあわせ、AndroidのLive Transcribeアプリの新機能追加のアップデートについての発表を行いました。
Googleの Android用音声変換アプリであるLive Transcribe(音声文字変換)は、2月にベータ版として公開され、現在、日本語を含む70カ国語に対応しています。
GoogleのAndroid用音声変換アプリであるLive Transcribe(音声文字変換)とは、聴覚に障がいを持つ人をサポートするアプリとなっています。
音声変換アプリであるLive Transcribe(音声文字変換)は、話している内容をAndroidのマイクで拾い、音声を文字にリアルタイム変換することができます。
リアルタイム変換された会話のテキストは端末の画面上に表示されるため、瞬時に会話を「読む」ことができるようになっています。
現在、GoogleのAndroid用音声変換アプリであるLive Transcribe(音声文字変換)は、人間の話している言葉だけが文字にリアルタイム変換されています。
今回のアップデートにより、Android用音声変換アプリであるLive Transcribe(音声文字変換)では、聴覚障がい者にとって情報を得ることが難しいと思われる音声以外のサウンドについても表示されるようになります。
アップデートで表示されるようになる音声以外のサウンドの例としては、人が拍手する音や会話での笑い声も変換され、犬の鳴き声やドアのノックなども表示するようになります。
Live Transcribe(音声文字変換)では、近くにいる補助犬の鳴き声やパトカーのサイレンなど、音声以外のサウンドが表示可能になることで、聴覚に障がいがあるユーザーにとっては、周りで起きていることを把握しやすくなるのでは?との想定がされています。
GoogleのAndroid用音声変換アプリであるLive Transcribe(音声文字変換)のもう1つのアップデート内容は変換結果を3日間ローカルに保存できる機能が追加となったことです。
変換結果を3日間ローカルに保存できる機能の追加は、聴覚障がい者だけでなく、外国語の学習者やインタビューを録音したいジャーナリストなどにとっても、保存データの活用ができ、とても便利な機能だといえるでしょう。
さらに、GoogleのAndroid用音声変換アプリであるLive Transcribe(音声文字変換)では、オーディオビジュアライゼーションのインジケータを大きくし、より簡単に認識できるよう改善されています。
GoogleのAndroid用音声変換アプリであるLive Transcribe(音声文字変換)のアップデートは6月に利用することが可能となっています。
なお、以前はLive Transcribe(音声文字変換)アプリアイコンから起動することができましたが、現在はアイコンはなくなり起動することができません。
Live Transcribe(音声文字変換)を利用するには、Androidの設定 画面よりユーザー補助 をひらき、音声文字変換からLive Transcribe(音声文字変換)を有効にする必要があります。