IPアドレスとはいったいなんなのか、住所特定が可能な情報なのか、聞いたことはあるけど具体的にどういう情報なのか分からない方も多いかと思います。今回はIPアドレスが公開可能な情報なのか、住所特定は可能かなど、IPアドレスについて触れていきます。
IPアドレスは公開情報です。ただし、このIPアドレスがいったいなんなのか、住所(個人情報)特定ができるなのか、具体的にどういった情報なのか分からない方もいるかと思います。
今回は、IPアドレスで住所特定が可能なのかなど、IPアドレスの詳細について触れていきます。
そもそもIPアドレスとは、IPでネットワーク上の機器を識別する為に指定するネットワーク層における識別用番号です。IPアドレスのIPとは、「インターネットプロトコルアドレス」の略称です。
パソコンだけでなく、スマホ(AndroidやiPhone)やプレイステーション4、DSといったゲーム機にもIPアドレスは割り当てられているのです。
このIPアドレスはインターネットの回線業者が管理していて、決してアドレスが被ることはありません。被らないからこそ、特定されるのではないかという疑問が浮かんでしまうわけです。
IPアドレスはインターネット上の住所といった形で誤った認識が広まっています。自分のIPアドレスは、以下リンクから確認することができます。「確認君」というサイトを開くだけで、貴方のIPアドレスが表示される仕組みとなっています。
IPアドレスを確認するサイトは他にもあります。この際取得される個人のIPアドレスが悪用されることはありませんのでご安心ください。
IPアドレスで住所は特定されるのか?公開される情報はどこまで正確なのか?その疑問について触れていきましょう。
まず、IPアドレスだけでは住所特定はできません。警察の捜査などで個人情報の開示が求められない限り、住所特定を行うことはできないということです。
個人がIPアドレスから住所や氏名を特定することはできないので安心してください。IPアドレスに基づいて個人を特定する為には、法律に基づいた手続きを行い、プロバイダへ情報開示を行う必要があります。
IPアドレスだけでは正確な住所特定まではできないのですが、おおよその住所までは特定可能なケースがあります。なぜかというと、IPアドレスの場合、ルータのホスト名から位置を推測できるケースがあるからです。
ただし、あくまでルータの地域までが公開情報として扱われているだけなので、市区町村までしか範囲を絞ることはできません。
ここまでIPアドレスについて触れてきましたが、ここまでの内容はあくまで個人がIPアドレスから得られる情報についてです。
一方、プロバイダ側では、該当する時刻に対して指定のIPアドレスを使用しているユーザーを確認することが可能です。つまり、警察や被害者が加害者へ訴えを起こした場合、プロバイダはある法律に基づいて個人を特定する情報を開示することになります。
ただし、こういった場合は法律に基づいた手続きを踏んだうえでプロバイダから捜査機関へ情報が開示されますので、個人が勝手に個人情報を悪用することはできません。
ではなぜIPアドレスで住所が特定されるといった噂が広まったのか、その理由について触れていきましょう。
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