9to5MacはmacOS 10.15向けの新しいMusicおよびTVアプリのスクリーンショットを公開しました。9to5Macの記者ランボー氏によるとmacOS 10.15では、Music、TV、Podcastアプリが個々のアプリになるとしています。
Appleが6月3日開催の開発者イベント「世界開発者会議(WWDC 19)」にて主要デバイス向けOSの次期メジャーバージョンが発表されると見られています。
そのうちmacOS 10.15向けの新しいMusicおよびTVアプリのスクリーンショットが米メディア9to5Macによって公開されました。
9to5Macの記者で開発者でもあるギルヘルム・ランボー氏は、先日のiOS13のスクリーンショットに引き続き、macOS 10.15で追加される新しい「Music」と「TV」アプリのスクリーンショットを関係者から入手し、公開しています。
ギルヘルム・ランボー氏は4月、次期macOSでは、Music、TV、Podcastアプリが個々の独立したアプリになると伝えました。
同氏の予測に先駆けて、著名開発者のスティーブ・トラウトン-スミス氏も、Mac向けiTunesはMusicとPodcastアプリに分割され、新しいブックおよびTVアプリとともにリリースされるとの予測をツイートしています。
MacOS用iTunesでMusicアプリとPodcastアプリを別々にするということはiTunesの分割を意味し、iOS用アプリをMacOSでも使えるようにする「統合アプリ」開発の為の動きとなるでしょう。
新たなMusicアプリは、以前も報じられた通りmacOS用のiTunesをベースとしたものです。9to5Macが公開したスクリーンショットから分かるのは、以前のmacOSでは一般的だったサイドバー上のカラフルなアイコンが復活したということでしょう。
macOS 10.15用のMusicアプリはシンプルなインターフェイスが印象的で、サイドバーにはグラデーションによるカラフルなアイコンが表示されています。
従来のiTunesからiPhoneやiPodなどユーザーのデバイスを同期する機能は保持され、各機器は同じくサイドバーに表示されます。検索バーはサイドバー内に移動し、Apple Musicカテゴリとユーザーのローカルライブラリを統合した分が検索対象となります。
新しいTVアプリはデザインはMusicアプリとほとんど変わりません。ユーザーの持つ動画ライブラリをApple TV+などのオンラインコンテンツと分離するアプローチが取られています。
上部のツールバーに「Watch Now(すぐ観る)」「Movies(映画)」「TV Shows(TV番組)」「Kids(子供向け)」とは別枠で「Library(ライブラリ)」などそれぞれのセクションごとにカテゴリ分けされたサイドバーが表示されます。
スティーブ・トラウトン-スミス氏がツイートしたように、近い将来macOSではiTunesとMusic、Podcastが別アプリになるという情報がありましたが、今回の新しいMusicアプリを見ると確かにiTunesにはある「Store」というカテゴリが見当たりません。
9to5Macはその点について触れていませんが、もしかすると近い将来本当にアプリの分離が実施されるのかもしれません。