Windows8.1でのバックアップ方法を詳しく紹介!Windows8.1ではシャドウコピーを利用する「バックアップと復元」に加えて、新しく追加された「ファイル履歴」の機能でもバックアップが可能です。シャドウコピーやファイル履歴について詳しく解説していきます。
シャドウコピーとはファイルやデータのバックアップを作成する機能です。シャドウコピーの仕組み・役割やWindows8.1でのバックアップ方法について紹介していきます。
シャドウコピーは正確には「ボリューム シャドウコピー サービス(VSS)」と言います。PCの様々なデータが格納されるボリュームのコピーを作成するサービスです。スナップショットとも呼ばれることもあります。
シャドウコピーはファイルやフォルダのバックアップにはもちろん有効の上、ボリュームごと設定できるためシステムのバックアップやメンテナンスとしても有効活用できます。
ただのコピーではなく、”シャドウコピー”と名付けられている理由は、ボリュームそのものがコピーされバックアップされている訳ではないからです。
シャドウコピーではボリュームに変更された箇所があれば、前回バックアップと今回バックアップを比較して、変更された箇所の変更前データだけを保存していきます。コピーされるのは、あくまで変更箇所の差分だけなのです。
シャドウコピーでは、ボリュームのデータ変更箇所が前回・前々回・3回前…と何世代分も保存されています。そのため好きなタイミングのシャドウコピーを利用して、直前の状態だけでなく古いファイルも復元することが可能です。
Windows8.1より前までのバックアップサービスは、「バックアップと復元」「以前のバージョンの復元」が主なサービスでした。これらはシャドウコピー サービスで作られるバックアップを元に行っています。
一方でWindows8.1では新しく「ファイル履歴」というサービスが追加されました。これはシャドウコピーではなく、ファイルそのものを複製して保存しています。
「バックアップと復元」では次のような特徴があります。
「バックアップと復元」ではボリューム全体が対象で容量が多く必要なため、シャドウコピー サービスを利用していたと分かります。
一方Windows8.1からサービス追加された「ファイル履歴」では、バックアップの範囲が限定されました。容量も少なく済むため、シャドウコピーを利用しないバックアップ方法に変更されたようですね。
それではWindows8.1でシャドウコピーを利用し、バックアップを取る方法を紹介します。手順は「システムの復元ポイントを設定」→「シャドウコピーを保存するタイミングを追加」となります。
合わせてWindows8.1からサービスされた機能「ファイル履歴」を有効にする方法も紹介します。
まずはシステム画面から「システムの保護」を選択します。
保護を有効にしたいドライブを選択して、「構成」を選択します。
「システムの保護を有効にする」にチェックをいれます。またバックアップに利用する容量を設定しましょう。
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