Mozillaは、仮想現実(VR)ウェブブラウザー「Firefox Reality」が「Oculus Quest」に対応しました。「Oculus Quest」にVRブラウザ「Firefox Reality」が対応可能の内容についてご紹介します。
米国時間の7月25日、Mozillaは、仮想現実(VR)ウェブブラウザー「Firefox Reality」が「Oculus Quest」に対応可能にしたと発表を行いました。
Mozillaでは、VRコンテンツの制作はまだ初期段階にあるとしていますが、Mozillaのブラウザーは、特定のプラットフォームに依存することなく、ある程度のプライバシーを守りながらコンテンツをブラウジングする方法をユーザーに提供を行うとしています。
「Oculus Quest」で利用可能になったAR/VR向けブラウザ「Firefox Reality」については、「Oculus Questストア」から無料でインストールすることができます。
「Oculus Questストア」から無料でインストール可能となった「Oculus Quest」で対応できるAR/VR向けブラウザ「Firefox Reality」の特徴についてご紹介していきましょう。
2018年9月にリリースされた「Firefox Reality」は、特にスタンドアローンのVR/AR(拡張現実)ヘッドセットで対応できるように作られています。
「Oculus Questストア」から無料でインストール可能となった「Oculus Quest」で対応できるAR/VR向けブラウザ「Firefox Reality」では、このブラウザーを使って、2Dのウェブサイトと没入型のウェブ体験の間を行き来できるようになるとされています。
無料でインストール可能となった「Oculus Quest」で対応できるAR/VR向けブラウザ「Firefox Reality」では、デフォルトの機能にて、強化されたトラッキング防止機能「Enhanced Tracking Protection」が有効になっています。
強化されたトラッキング防止機能「Enhanced Tracking Protection」が有効になっていることで、サードパーティの追跡用クッキーをブロックするとしています。
提供するMozillaは、「プライバシーをオプション扱いにしておくべきではないと強く信じている」と公表しています。
また、「副次的なメリットとして、これらのプライバシー保護機能はバックグラウンドで動作するため、ブラウザーの速度が上がる」と「Oculus Quest」で対応できるAR/VR向けブラウザ「Firefox Reality」を利用するメリットについても発表しています。
「Firefox Reality」のようなブラウザー体験は、VRのウェブがどういうものであるべきかに関する問いに答えるのに役立つといわれています。
Mozillaは「Firefox Reality」にて、検索機能を利用する際に、キーボード検索を行うか、音声検索を行うかの選択は、ユーザーが選択して行うこととされています。
Mozillaの「Firefox Reality」に利用されているVRのウェブはまだ新しいため、Mozillaは「Firefox Reality」のページで注目のコンテンツを宣伝を行っています。
Mozillaの「Firefox Reality」ですが、リリース直後は日本語での利用は対応できませんでしたが、現在は日本語や韓国語など10の言語が利用可能となっています。
現在、Mozillaの「Firefox Reality」における日本語の変換や音声検索については、現在、Mozillaの「Firefox Reality」仮想キーボードからの日本語変換は行えませんが、日本語での音声検索には対応しています。
5月に発売された「Oculus Quest」は、Facebookにとって初となるオールインワン型VRヘッドセットとなっており、ケーブルがないためユーザーは「Oculus Quest」をつけたまま自由に動き回ることが可能となっています。
Facebookの最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg 氏は24日に開かれた2019年度第2四半期についての電話会議で、同社が「Oculus Quest」を「生産するやいなや販売している」と発言しています。
「Firefox Reality」は、HTCの「Vive Focus Plus」や「Lenovo Mirage」など他の6自由度(DoF)のヘッドセットでも利用することができます。
「Firefox Reality」では、現在、対応可能な言語として、日本語・韓国語・簡体中国語・繁体中国語など10の言語に対応可能となっています。
Mozillaでは、今後数カ月計画にて、WebXR規格のサポートやマルチウィンドウのブラウジングを行う方針であるとしています。
また、Mozillaでは、ブックマークの同期や追加の言語サポートなどの新機能をリリースする計画があることを公表しています。
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