デスクトップ版「Google画像検索」がリニューアルされました。リニューアルされたデスクトップ版「Google画像検索」では選択した画像の詳細情報がサイドパネルに表示され、スクロールしてもサイドパネルは残るため画像比較がしやすい仕様となっています。
Googleは米現地時間8月6日、デスクトップ版「Google画像検索」の画面をリニューアルしたことを発表しました。
従来は何かを検索して画像を選択するとその場で拡大表示され、スクロールするとそのまま移動してしまいました。今回のリニューアルによって画像を選択するとサイドパネルに拡大表示されます。
他の画像を閲覧するために下方向にスクロールする間は、クリックした画像がサイドパネルに拡大表示されたままとなり画面上で画像比較がしやすい仕様となっています。これだけの変更ですが、かなり操作しやすい画面になりました。
拡大画像の「戻る」ボタンを選択するとこれまでに拡大表示した写真を表示することもできます。画像の下には、ブランド名や価格、その出典ページに関する詳細情報も記載されるので、怪しいリンクをクリックせずに済むでしょう。
また料理名で検索した場合はレシピが表示されるなど、検索内容に応じて表示する情報も変わっています。画像を選択した際、表示される情報についてはコンテンツ側の設定によります。どのような設定を行っておくべきかは、ドキュメントにまとめられています。
今回のリニューアルによってGoogleのショッピング機能も強化されます。商品の画像をクリックすると、ブランド、価格、レビュー、購入方法に関する情報が表示されます。今回のリニューアルの背景にはGoogleのオンラインショッピング強化に狙いがあります。
Googleでは画像検索の結果から買い物ができる機能をテストしているほか、Google Shoppingのリニューアルも5月に発表し商品を実店舗、またはGoogleサイトそのもので直接購入するオプションを追加しています。
またYouTube動画を通して商品を購入できるようにするともしています。
またGoogleは、モバイル端末で画像検索を行った際その掲載サイトを素早く表示できる「Swipe to Visit」の提供を開始しています。
通常のGoogleの画像検索では、画像を選ぶとそのサイトに遷移しますが、「Swipe to Visit」では画像を選択すると画面下部にそのサイトヘッダーを表示し、それを上にスワイプするとAMPページが表示されます。
元の検索結果に戻りたい場合は、AMPページのヘッダーを下にスワイプするだけですのでとても操作しやすい仕様となりました。
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、Googleが推進しているモバイルでのWebサイト表示を高速にする規格です。純粋にWebサイトを表示するだけではなく、最近ではGmailで動的メールを表示するのにも利用されています。
「Swipe to Visit」で表示するためには目的のサイトがAMPをサポートしている必要がありますが、すでに多くのサイトが対応しています。画像検索の結果と掲載サイトの表示を素早く行き来でき比較しやすいため、ユーザーはさらに利便性が上がるでしょう。