NTTドコモの発表予定の新料金プランで、解約時の違約金を廃止したいわゆる「2年縛り」の無い新料金プランを発表すると報じられています。ただこの違約金を廃止したNTTドコモのプランは「dカード」払いであることが条件とされているようです。
NTTドコモの発表予定の新料金プランで、解約時の違約金を廃止したいわゆる「2年縛り」の無い新料金プランを発表すると報じられています。
ただこの違約金を廃止したプランは「dカード(ドコモのクレジットカード)」払いであることが条件とされているようです。「dカード」保有者であれば解約月以外に解約する場合でも違約金を廃止すると報じられています。
そして「dカード」保有者以外の違約金は、1,000円に引き下げられるとされています。
朝日新聞によると、解約金無料の対象を「dカード」保有者であることを条件にした理由について、2000万人にのぼる「dカード」利用者はdポイントを長期間に渡って貯めるなど解約の可能性が低いことを見込んだため、としています。
この報道を受けてTwitterなどでは「結局永久縛りでは?」「2年縛り撤廃になってないだろう」などの意見が出ています。
なお10月から施行される改正電気通信事業法を受け、ソフトバンクは違約金を撤廃し、auは違約金を1000円に引き下げた上で2年縛りの有無を選べるようにしています。
携帯電話料金については、2018年夏に菅官房長官が「日本の携帯電話料金は高すぎる、4割程度下げる余地がある」と発言して注目が集まりました。
そして解約時の違約金については、2019年10月の改正電気通信事業法施行に合わせた総務省の省令で、1,000円以下に引き下げることが決められています。NTTドコモが新料金プランを発表すれば、新制度に対応した大手キャリアの料金プランが出揃います。
ソフトバンクは先立って9月6日、契約期間や契約解除料を定めない新料金プランを発表しました。
ソフトバンクの新料金プランは「2年縛り」のないプランで、基本料はスマホ、ケータイ向けの音声プラン、タブレット、モバイルWi-Fiルーター向けのデータプランがいずれも980円で、これまでデバイスごとに異なっていた基本料が統一されます。
新料金プランの提供開始に伴って従来のプランについては、すでに加入中の場合は引き続き利用可能で、新規申込受付終了のプランから新料金プランに変更する場合は、利用期間にかかわらず契約解除料がかからないとしています。
またau(KDDI)は9月12日に4G LTEスマホ向けの5つの新料金プランを発表しました。10月1日以降は、9月13日より始まる「auデータMAXプランNetflixパック」を含めた、6つの料金プランが提供されることになります。
各料金プランには月額料金が170円割引になる2年契約サービス「2年契約N」を適用させることができ、3カ月間の更新期間に解約申し込みがない場合は自動更新、更新期間以外に解約、一時休止をした場合は契約解除料1,000円が発生する仕組みとなります。
au(KDDI)では「2年縛り」を残し、解約時の違約金を1,000円に引き下げた料金プランとなります。新制度は導入されますが、大手3社の料金水準はほぼ同等のままです。