2020年02月25日更新
Galaxyに「端末リモート追跡」通知「1」が誤送信!
不特定多数の「Galaxyスマートフォン」に対し「端末リモート追跡 1」という謎の通知が誤送信される現象が発生しました。今回多くの「Galaxy」ユーザーに「端末リモート追跡 1」という謎の通知が誤送信されていますが、サムスンによると影響はないとのことです。
目次
サムスン「Galaxy」に「端末リモート追跡」通知「1」誤送信
2020年2月20日、サムスンが不特定多数の「Galaxyスマートフォン」に対して「端末リモート追跡 1」という謎の通知を誤送信する事態が発生しました。
今回多くの「Galaxy」ユーザーに謎の通知が誤送信されていて、ユーザーによると内容を確かめようと通知をタップしても内容は「1」のみで、何も起こらず通知が消えてしまうようです。
「端末リモート追跡 」とは
「端末リモート追跡(Find My Mobile) 」サービスとは、紛失した「Galaxyスマートフォン」の位置情報の確認やデータ保護ができるサムスン製のアプリです。
このサービスを利用すればパスワードを忘れても、端末のロック解除、画面のロック、その他にもリモート操作でデバイスに保存された全部のデータを削除したり「Galaxyクラウド」にバックアップしたりすることができます。
リモート操作によるデータの削除や位置情報の把握などが可能なアプリであることから、ユーザーのプライベートに関わることであり今回の謎の「1」という知は多くのユーザーの不安を煽るものとなりました。
特に実際にアカウントの乗っ取りやストーカー被害に遭ったことのある人は、誰かが外部から自分の居場所を特定したのではないかという恐怖を感じたのではないでしょうか?
サムスン、「1」通知はユーザーに影響はないと「お詫び」
端末リモート追跡サービスから謎すぎる通知 pic.twitter.com/WdXtsSdfVR
— そうですか…(ナト3) (@lilihoqq) February 20, 2020
今回の端末リモート追跡サービスからの「1」という謎の通知に関して、Twitter上でも多くの投稿がありました。海外だけでなく日本国内の「Galaxyスマートフォン」にも多く通知されていたようです。
サムスンのサポートによると、この「1」の通知はサムスン内部でのテストが一部の「Galaxyスマートフォン」に対して意図せず送信されてしまったもので、通知を受けたユーザーに影響はないとしお詫びしています。
世界中に送信された「1」通知はサムスン内部テスト中の誤送信
今回の端末リモート追跡サービスからの「1」通知は、日本だけではなく、ニュージーランドやカナダ、南アメリカ、シンガポールなど世界各地で確認されています。
この事態を把握したサムスンは、以下のように各国で「Galaxy Members」にお詫びの文章を掲載しています。
Galaxyカスタマーサポート事務局よりお知らせいたします。
平素より弊社製品をご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
2月20日の午後に一部のお客様のGalaxy端末に「端末リモート追跡サービス 1」というお知らせが送信されました。
このお知らせは、弊社から誤って送信されたメッセージと確認できており、本件によるお客様端末への影響はございません。
お客様にはご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。
今後同様のことが発生しないよう、再発防止に努めてまいります。
「端末リモート追跡」サービスに関しては、「Galaxyスマートフォン」の設定から「生体認証とセキュリティ」を選択すると「リモートコントロール」や「位置情報サービス」などそれぞれオン・オフの設定ができる仕組みです。
ただ今回のテスト中の誤送信はこの設定の一部がオフになっているユーザーに対しても通知が届いていたことが確認されています。
サムスンは「端末リモート追跡サービス」からの謎の通知に関してお詫びし、内部テスト中に誤送信されたメッセージであり、この通知によるユーザーの端末への影響はないことを説明しています。
しかしこのような不安を煽る事案はユーザーからの信頼に関わるでしょう。今後同じような事案が発生しないよう、再発防止には徹底して取り組んで貰いたいところです。