2020年07月18日更新
Twitterで削除依頼する方法!誹謗中傷や悪口は削除依頼で削除しよう
誹謗中傷などのトラブルに巻き込まれたらどうすればいいかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。そのようなTwitterで悪質なツイートによるトラブルに巻き込まれ、削除依頼をしたいという方のためにこの記事ではTwitterで削除依頼する方法を紹介します。
目次
- 1ツイッター/Twitterの4つの特徴
- ・匿名性が高い
- ・拡散性が高い
- ・情報が早い
- ・他人と気軽につながる
- 2ツイッター/Twitterのルールとは
- 3ツイッター/Twitterでアカウント停止対象になる行為
- 4ツイッター/Twitterで削除対象になる投稿
- 5ツイッター/Twitterの書き込みに対するポリシー/方針
- ・違反するコンテンツの対象とは
- 6ツイッター/Twitterでツイッター社に投稿/ツイートの削除依頼する方法
- ・ツイッター社に削除依頼するまえの準備
- ・ツイッター社に削除依頼する手順
- ・ツイッター社に削除依頼を送信したあと
- 7ツイッター/Twitterでツイッター社にアカウントの削除依頼する方法
- ・ツイッター/Twitterで削除依頼してからどのくらいの期間で削除される?
- 8ツイッター社に削除依頼をしても問題が解決しないときは
- ・自分のツィートを全削除
- ・弁護士に相談
- 9ツイッター/Twitterで誹謗中傷/悪口やなりすまし投稿/ツィートされた際の削除依頼の方法
ツイッター/Twitterの4つの特徴
日本のTwitterの利用者はLINEに続いて第2位4500万人が利用する老若男女問わず人気があるSNSです。
このように、Twitterの利用者数が伸びている背景には実名登録がいらず、メールアドレスや電話番号さえあれば誰でも手軽に情報収集と拡散ができるという匿名性の高さと機能を利用の手軽さがあります。
しかし、Twitterの利用者の中には匿名性を利用して言われない誹謗中傷や悪口などの悪質な書き込みを行う特定のTwitterユーザーも現れてきました。
このような悪質な誹謗中傷や悪口も放っておくとTwitterの利用者数と拡散力が相まってどんどん誹謗中傷や悪口が広まっていってしまい大きな被害を被ることになります。
そのようなTwitter上で悪質な誹謗中傷や悪口の被害にあった方や対策を知りたいと感じている方のために、この記事ではTwitterで削除依頼する方法を紹介します。
まずは、Twitterの削除依頼の詳細を説明する前にTwitterに関する基本情報のおさらいとTwitter利用におけるメリット・デメリットについて説明します。
匿名性が高い
先程も少し述べましたがTwitterのメリットの1つがその匿名性の高さです。Twitterのアカウント名取得依頼時に実名を登録しなくてよいため気楽に利用することが出来ます。
しかし、この匿名性の高さはデメリットにもなり、個人情報が特定されないと判断して誹謗中傷や悪口をTwitter内に出てきてしまっていることも事実です。
拡散性が高い
続いて紹介するTwitterのメリットは拡散性の高さです。Twitterで送信されるツイートはTwitterユーザーがロックを書けない限り基本的に誰でも閲覧することが出来る仕組になっています。
そのため、特段有名な人でないツイートについても面白い・ヤバい・変など人の心を動かすような投稿が出来れば拡散されより多くの人の目に触れる可能性がある夢のあるツールになっています。
しかし、この拡散力という便利な機能はメリットであると同時に誹謗中傷や悪口などの書き込みもすぐに広めてしまうというデメリットにもなってしまう機能でもあります。
情報が早い
続いて紹介するTwitterのメリットとしては情報が早く手には入るというものです。個人のツイートを誰でも自由に見ることが出来、キーワード検索で知りたい情報の入ったツイートについても簡単に見つけることが出来るため今起きていること知りたいことがすぐにわかります。
リアルタイムの情報がすぐに手に入るようになるTwitterの機能は大変便利ですが、同時に誤報や精査されていない情報に惑わされやすくなってしまうというデメリットも持っています。
例えば、大きな地震が起きた際のTwitterによる誤報の拡散があったなどというニュースは記憶に新しいと思います。
よって、Twitterのユーザーには得られる情報についての取捨選択を上手に行うスキルが常に求められています。
他人と気軽につながる
Twitterを含めたSNSの最大のメリットはこの他人とつながることが出来ることでしょう。特にTwitterは誰かの投稿を見る際に許可も必要なく、足跡など相手に自分がツイートを見ていることがバレるような機能もありません。
このように他人と簡単につながることができ、自分と考え方が似ている仲間を気軽に見つけられるのは大きなメリットになります。
しかし、共通の考え方を持つ人を集められると同時に逆の考えを持つ人が見ている可能性があり、そのような人を無意識に傷つける投稿をツイート送信した場合に誹謗中傷や悪口のターゲットとされる可能性があるというデメリットもあるため注意が必要になります。
ツイッター/Twitterのルールとは
ツイッター社は公式サイトで次のようなTwitterルール・ポリシーを提唱しています。TwitterルールはすべてのTwitterユーザーが安心して様々な意見交換が出来るように誹謗中傷や悪口などの嫌がらせや脅しのような攻撃的な行為を行うことを禁止するポリシーになっています。
このTwitterルール・ポリシーはアカウント作成時に利用規約に記載されており、Twitterの利用者が全員守る必要があるルール・ポリシーです。
このルール・ポリシーに違反するとTwitter内の書き込みや写真などの削除、投稿制限やアカウントの永久凍結などの罰則があります。
ツイッター/Twitterでアカウント停止対象になる行為
ツイッター社がルール・ポリシーで禁じている「攻撃的な行為」とは基本的に以下の6つに該当するものになります。
- 暴力行為を行うという脅迫または、暴力行為の助長がある場合
- 他人に向けて嫌がらせや攻撃的なメッセージを送信するために仕様されている
- 一方的であるか、あるいは脅迫を含む場合
- 他のアカウントへ嫌がらせを扇動している
- 複数のアカウントから1つのアカウントに向けて嫌がらせのメッセージを送信している
- 人種・民族・出身地・性的指向・性別・性同一性・宗教・年齢・障碍、疾患を理由とした他者への暴力行為、直接的な攻撃、脅迫の助長をしている
先ほど申し上げた通りこの「攻撃的な行為」に該当するとTwitter内の書き込みや写真などの削除、投稿制限やアカウントの永久凍結などのルール・ポリシーに基づいた罰則があります。
ツイッター/Twitterで削除対象になる投稿
ツイッター社ではTwitterで他者の個人情報や機密情報を投稿することをルール・ポリシーとして禁止しており、見つかった場合はツイートの削除対象になります。基本的に削除対象とされる個人情報は以下の7つになります。
- クレジットカード情報
- 社会保障番号などの国民識別番号
- 個人的なものと考えられる住所や場所
- 公開されていない個人電話番号
- 公開されていない個人メールアドレス
- 適用法令に基づき個人的なものと考えられる画像や動画
- 撮影されている人物の同意なく撮影または配布された、私的な画像や動画
ツイッター社は上記の7つに該当する情報が投稿されると削除対象と定めていますが、公益性・客観性のある情報やすでにネットに公開されている情報は削除対象になりません。
たとえば、Twitterで投稿される前からFacebookなどで電話番号や私的な写真等を誰にでも見れる状態で公開していた場合は削除対象にならないので注意しましょう。
ツイッター/Twitterの書き込みに対するポリシー/方針
それでは具体的に削除したい誹謗中傷や悪口などの書き込みの削除依頼方法に関してこれから説明していきます。
まず、削除したい誹謗中傷や悪口などの書き込みの削除依頼の方法を理解するにはツイッター社の投稿に関するポリシー・方針を理解する必要があります。
ツイッター社はTwitter内でTwitterユーザーに対して表現と言論の自由を掲げています。そのためツイッター社は出来る限りTwitterユーザーのツイートに関して制限をかけたくないというポリシー・方針を取っています。
そのため、削除対象となる違反となるものに対して明確な違反コンテンツと呼ばれるルールが設定されています。
違反するコンテンツの対象とは
具体的にルール・ポリシーによって違反となり削除対象となるコンテンツは以下の10個になります。
- 商標:企業が権利を有する事業名、ロゴの無断使用
- 著作権侵害:著作権の対象となるものの無断使用
- 刺激の強いコンテンツ:ポルノ画像や暴力的な画像
- 違法活動としてTwitterを利用:犯罪に利用しているTwitterアカウント
- Twitterバッジの利用:プロフィール・ヘッダーへのTwitterアイコンの利用
- 身体的脅迫:第三者への身体的脅迫
- 誹謗中傷:人物への暴言・不名誉となる投稿拡散、人種・性別・国籍・宗教への差別
- 個人情報:第三者のクレジットカード番号、住所等プライベート情報
- 自殺をほのめかす書き込み:自殺予告をする内容
- スパム行為:多数のアカウントフォロー、必要以上のいいね・リツイート等
ツイッター/Twitterでツイッター社に投稿/ツイートの削除依頼する方法
続いて、具体的に削除したい誹謗中傷や悪口などの書き込みの削除依頼方法に関する手順について説明していきます。まずは、上記のルール・ポリシーにより削除対象となる違反コンテンツの対象になるか確認してください。
ご自身のTwitterアカウントやツイートに関して誹謗中傷や悪口などの書き込みがあった場合は、「7.誹謗中傷」に該当します。
今回は「7.誹謗中傷」に該当する悪口などの書き込みが投稿されて何とか削除したい場合を想定して具体的な手順を説明します。
ツイッター社に削除依頼するまえの準備
Twitter内のツイートに関して削除依頼をする前に以下の2ステップを行いましょう。
- 証拠を保存する
- ダイレクトメッセージで相手に削除依頼をする
まず、行うべきなのが「証拠を保存すること」です。削除したい誹謗中傷や悪口などの書き込み投稿などTwitterのルール・ポリシーに反するものをすべてスクリーンショットなどの機能を使い画像を保存していくようにしてください。
このとき、ツイッター社が削除依頼を受諾しやすいようにスクリーンショット内に削除したい誹謗中傷や悪口などの書き込みがされた日時が入るようにすることが必要です。
次に素直に誹謗中傷や悪口などの書き込みを削除してくれる可能性を考え、削除したい誹謗中傷や悪口などの書き込みをする相手にダイレクトメッセージで悪質な投稿を削除してもらえないか伝えるようにしましょう。
この時メッセージのやり取りとその日時の記録についてもスクリーンショットで保存するようにしてください。直接やり取りをしても反応がない場合はツイッター社への削除依頼を粛々と実行しましょう。
また、もし見ず知らずの人に対してメッセージを送ることに抵抗がある場合は削除のための証拠集めだけでも構いません。
ツイッター社に削除依頼する手順
続いて削除したい誹謗中傷や悪口などの書き込みをするTwitterユーザーが削除依頼に応じなかった場合、ツイッター社に直接対象のツイートを削除してもらえるように削除依頼する方法を説明します。
ツイッター社に削除依頼を行うためにはツイッター社のヘルプセンターにアクセスし、「攻撃的な行為やセンシティブなコンテンツを報告したい」をクリックします。
クリックするとルール・ポリシーに反し、削除依頼対象となる行為の一覧が表示されるので自信が削除依頼をしたいツイートが該当するものを選択してください。
今回例として紹介している削除したい誹謗中傷や悪口などの書き込みの場合は「嫌がらせや攻撃的な行為を報告したい」になります。削除依頼をしたい内容を選択すると詳細報告内容を入力するが画面に移ります。
上記の画面に移動したら以下の事項を入力・送信することでツイッター社に向けたツイートの削除依頼の手続きの8割は完了になります。
- 削除依頼をしたいツイートの問題内容・詳細
- 問題のツイートをした相手のTwitterアカウント
- 削除依頼対象となるツイートのURL
- 削除依頼主(自分)のアドレス・アカウント名(任意)・氏名
ツイッター社に削除依頼を送信したあと
ツイッター社にTwitterへの悪質な投稿に関する報告の送信を行ったあと、本人確認のためツイッター社からメールが届きます。
このメールに対して「政府が発行している有効期限内の顔写真付きの身分証明書」を送信することで削除依頼は完了になります。削除依頼に利用できる身分証明書は以下の通りです。
- 運転免許証
- パスポート
本人確認が済むと1週間前後でツイッター社から削除依頼に関する回答が届きます。違反しているツイートに関してはこの時点でほぼ削除されます。
ツイッター/Twitterでツイッター社にアカウントの削除依頼する方法
削除依頼対象になる悪質なツイートだけでなく、相手のTwitterアカウントを停止させたい場合があると思います。そのような場合もツイートの削除依頼と同様の方法でアカウント停止処置を依頼することが出来ます。
具体な方法としては、サポートから削除依頼を報告する際に「問題の詳細」の入力欄で相手のアカウントが悪質なコンテンツに該当する行為を繰り返している証拠とアカウント停止の必要性について詳細に説明する必要があります。
この内容が送信された後、ツイッター社がアカウントに対して「問題がある」と判断した場合に、削除依頼の対象となる悪質な相手のTwitterアカウントに対して「警告」、「凍結」、「アカウント停止」が行為の悪質さによって段階的に執行されます。
ツイッター/Twitterで削除依頼してからどのくらいの期間で削除される?
削除依頼が送信されてから、実際に執行されるまでの期間はおよそ7~10日前後の期間が必要になります。その期間中も悪質なツイートが相手のTwitterアカウントから送信される場合は逐次証拠として画像を残すようにしましょう。
ツイッター社に削除依頼をしても問題が解決しないときは
もし、Twitterの削除依頼を送信した結果受理されなかった場合、個別で嫌がらせを受けている自分のツイートを削除するか、弁護士などに相談し法的に削除依頼を模索する必要が出てきます。
個別でのツイートの削除が現実的ですがどうしてもTwitterで今まで送信したツイートを残したい場合や削除しても嫌がらせが続く場合は弁護士などに相談し、法的処置を取るしかありません。
そこで、ここでは個別嫌がらせを受けているツイートを削除する方法と弁護士に依頼し法的に削除依頼するための具体的な方法について説明していきます。
まず、弁護士に依頼し法的にTwitter内のツイートへの削除依頼をする場合、自身で相手のツイートが権利を侵害しているかどうかを確認してください。Twitterでの権利侵害は以下のようなものが考えられます。
名誉毀損 | 公然の場で事実確認することができる第三者の評判を落とす行為。事実かどうかは問われない |
侮辱 | 公然の場で事実確認することができない第三者の評判を落とす行為。事実かどうかは問われない |
プライバシー侵害 | 公然の場で当人が公開を望んでいない個人情報・プライベートな内容を公開する行為 |
信用毀損・業務妨害(事業主向け) | 嘘の情報を公開することで第三者の評判を落とし、その者の業務を妨げる行為 |
自分のツィートを全削除
Twitterでの悪質な相手のツイートが権利侵害に該当せず、相手からの嫌がらせが続く場合はTwitterアカウントやこれまでのTwitter内でのツイートを削除するしか方法はありません。
せっかくこれまでTwitter内で積み上げたものなので出来る限り残したいと感じるかもしれませんが、嫌がらせをしてくる相手との接点を持たないことが一番早く確実な方法であることは間違いありません。
ツイートの削除するための方法は以下の通りです。
- 「プロフィール」をクリックし、自分のプロフィール画面を開く
- 削除したいツイートを開き、「削除」を選択する
また、今まで自分のTwitterアカウントで送信したすべてのツイートの一斉削除を考える場合は外部サイトを使うことがおすすめです。
Twitterでは公式に一斉削除の方法ないため、Twitter内のツイートを地道に1つずつ削除するしかありません。そこで、以下のような外部ツールを利用し削除を進めるようにしましょう。
- TweetEraser
- 黒歴史クリーナー
弁護士に相談
Twitter内での嫌がらせ行為が権利侵害に当たる可能性がある場合は弁護士に相談する必要があります。
なぜなら、個別でTwitterのツイートの削除依頼に強制力を持たせるには裁判所へ申立を受理してもらう必要があるからです。
このような法的な申請は弁護士に任せることが一番合理的です。しかし、弁護士の費用もかなりかかります。
一般的に削除依頼を行うことを目的に弁護士に依頼するために必要な弁護士費用は裁判を行わなくても合計で20万円前後、裁判を行うようなら最低でも40万円はかかると考えてください。
Twitterでの削除依頼の法的処置に関しての弁護士費用が妥当かどうかはしっかりと検討したうえで弁護士に動いてもらうようにしてください。
ツイッター/Twitterで誹謗中傷/悪口やなりすまし投稿/ツィートされた際の削除依頼の方法
最後にTwitterでルール・ポリシーに反する誹謗中傷や悪口となりすましに関する削除依頼方法についてまとめておきます。
Twitterで削除したい誹謗中傷や悪口について「ブロック」や「フォロー解除」をしても収まらない場合は、上述した通りヘルプセンターに削除依頼を送信することでTwitterでのツイートの削除が可能になります。
次に、Twitterでのなりすましをされてしまった場合はどのように対処方法について説明してます。
まず、Twitterのなりすましについて簡単に説明します。Twitterのなりすましとは本人のアカウントの内容に合わせたコピーアカウントを作り、画像や内容をコピーして勝手に使用しTwitterで本人と誤認させるTwitterアカウントのことを指します。
Twitterのなりすましの目的は個人的な恨み、嫌がらせ、名誉毀損など様々です。このような行為を防ぐ方法としてはTwitterのフォロワー数が増えてきたら定期的にTwitter内をエゴサーチすることが効果的です。
もし、Twitter内のエゴサーチによりTwitterのなりすましを見つけた場合はTwitterのヘルプセンターで「攻撃的な行為やセンシティブなコンテンツを報告したい」をクリックします。
「なりすまし行為を報告したい」を選択すると報告入力画面に移るので詳細を入力送信することで削除依頼を行うことができます。
Twitterでのツイートの削除依頼についてご理解いただけたでしょうか。基本的にTwitterでのツイートに関する削除依頼はヘルプセンターから報告することで削除実行をTwitterに申請することが出来ます。
また、Twitterが削除依頼を受諾しなかった場合は自身のツイートを削除するか、法的に強制力をもって相手にツイートを削除してもらえるように弁護士に相談しながら裁判所に申請を行う必要があります。
弁護士に削除依頼を依頼する場合の弁護士費用は20万円以上かかるため、Twitter内のツイートを削除に弁護士費用をかけるだけの価値があるかよく検討し、法的な削除依頼をするか決定するようにしてください。