2020年06月14日更新
【画像認識プラットフォーム】「AIZE」で顔認識AIがアプリに実装できる!
画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」のAPI提供が開始され、顔認識AIがアプリに実装できるようになりました。「AIZE」には「顔検出」や「顔認証」などの機能があり、機械学習に関する専門知識がなくても顔認識AIをアプリに実装できるサービスです。
目次
画像認識プラットフォーム「AIZE」のAPI提供をスタート
2020年6月10日、株式会社トリプルアイズは画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」のAPI提供を開始しました。
画像認識プラットフォーム「AIZE」には、画像内の顔と性別、そして感情を認識することができる「顔検出」や画像の顔を特定の人物と照合する「顔認証」などの機能があります。
これを利用すればユーザーはアプリに簡単に顔認識機能を実装できる便利なサービスです。
画像認識プラットフォーム「AIZE」とは
画像認識プラットフォーム「AIZE」とは、株式会社トリプルアイズが取り組んできた囲碁AIの研究から開発されました。クラウドに画像データを送信して、ディープラーニングの手法でAIが画像解析を行うシステムです。
「AIZE」では、世界最大級の512次元の特徴量画像から顔検出して個別に認識できるという高い認証率を誇っています。正面からの画像であれば98%の確率で認証可能と言います。
また年齢や性別、そして感情も認識できるAIエンジンを備えているため、「AIZE」の技術の可能性さらに広がっていくでしょう。
「AIZE」の導入例として、ヤマダ電機の顔認証決済システム「ヤマダPay」、そして飲食店やドラッグストアなどでの顧客管理システムや防犯システムなどが挙げられます。
飲食店での実用例
実際に画像認識プラットフォーム「AIZE」を導入している飲食店においては、飲食業を新たに開業した飲食店に新規客、リピーター客の可視化のために活用されています。
「AIZE」を導入することで、いつ、どんなお客さんが来店しているかを把握することができ、来店時間や滞在時間などを明確にしリピーターの分析を行うことができたようです。
さらに「顔認識/顔認証」からお客さんの表情を読み取り、その感情から満足度を測ることが可能となり、顧客満足度の向上のための施策のヒントとなったようです。これまで把握できていなかった価値やリスクを可視化できる点が大きな効果と言えます。
画像認識プラットフォーム「AIZE」の特徴
画像認識プラットフォーム「AIZE」のAPI提供開始によって「AIZE」の各サービスをAPI経由で利用することができます。まず画像認識プラットフォーム「AIZE」APIで利用できるサービス3つを紹介します。
画像認識プラットフォーム「AIZE」のAPIで利用できるサービス | |
AIZE Research | AIが顧客の動向を自動解析して可視化することができる 精度の高い店舗マーケティングを行うことが可能 |
AIZE Biz | 顔画像による勤怠認証ができる テレワークや自動検温にも対応可能 |
AIZE Security | AIで店舗運営の危機管理を行うことができる 万引き防止に効果 |
画像認識プラットフォーム「AIZE」は、画像から顔の属性と年齢、性別、感情などの属性を検出して、登録済みのデータを比較し顔認識ができるという高精度な顔認識/顔認証システムが大きな特徴です。
感情のリストには軽蔑や驚き、怒り、喜び、悲しみ、恐怖、中立などの属性があります。顔認証では、瞳孔や鼻の先端、口の右端左端など顔の中の見つけやすいポイントが設定されています。
また「AIZE」では紹介したサービスの機能をAPI経由で利用できるため、データ登録などの作業も自動化することができます。さらに高いセキュリティとプライバシー保護が適用されている点も大きな特徴です。