【Windows10】メモリ開放ツール「empty.exe」の使い方!

PCを長時間使用していて動作が重くなったら、メモリの開放が必要です。Windows10のメモリ開放ツールならMicrosoft純正のempty.exeがおすすめです。この記事では、empty.exeのコマンドの実行方法など詳しい使い方を解説します。

【Windows10】メモリ開放ツール「empty.exe」の使い方!のイメージ

目次

  1. 1【Windows10】メモリ開放ツール「empty.exe」の使い方
  2. 「empty.exe」とは
  3. 「empty.exe」の使い方
  4. 自動でメモリ解放をしてくれるようにスケジュール設定する手順

【Windows10】メモリ開放ツール「empty.exe」の使い方

Windows10のPCを長時間使用して重くなってしまったら、メモリの開放が必要になります。この記事では、メモリ開放ツールとしてとても使い勝手の良いMicrosoft純正ツールのempty.exeの使い方について解説します。

「empty.exe」とは

empty.exeとはどのようなツールなのでしょうか。

メモリを自動的に解放してくれるMicrosoft純正ツール

empty.exeは、元々はMicrosoftが配布しているWindows Server 2003 Resource Kit Toolsの中に入っているメモリ開放ツールです。Windows10でも設定すればメモリ開放できます。しかも、他のメモリ開放ツールを使うよりも動作が速いと言うことで、かなり古いツールですが、現在でもempty.exeが評価されています。

「empty.exe」の使い方

empty.exeの使い方について詳しく解説します。

「Resource Kit Tools」をダウンロード/インストール

まずはempty.exeが入っているResource Kit Toolsをダウンロードして、PCへインストールしよう。

empty.exeの使い方
Windows Server 2003 Resource Kit Tools

上記のリンクへアクセスして「Download」をクリックして、Resource Kit ToolsのインストーラーをPCへダウンロードしてください。なお、このResource Kit Toolsの最終更新は2003年であり、現在のWindows10での動作保証はしていないので、インストールは自己責任でお願いします。

empty.exeの使い方

ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして実行します。

empty.exeの使い方

「Next」をクリックします。

empty.exeの使い方

「I Agree」にチェックを入れて「Next」をクリックします。

empty.exeの使い方

必要があれば「Name」にユーザー名を、「Organization」に組織名を入力します。設定の必要がなければそのまま「Next」をクリックします。

empty.exeの使い方

インストールされる場所をコピーしてメモ帳などに貼っておきます。インストール場所を確認したら「Install Now」をクリックします。

empty.exeの使い方

インストールが始まります。場合によっては、デバイスの変更の許可を求められることがあるので許可します。

empty.exeの使い方

インストールが完了したら「Finish」をクリックします。

「empty.exe」を取り出して移動

Resource Kit Toolsをインストールしただけでは、empty.exeをWindows10でのメモリ開放に使えません。empty.exeをWindows10全体のメモリ開放できるように移動します。

empty.exeの使い方

先ほどメモしたResource Kit Toolsのインストール場所を開き、「Tools」のフォルダを開いてempty.exeを見つけてコピーします。

empty.exeの使い方

「C:\Windoow\System32」のフォルダを開きます。System32の中にempty.exeを貼り付けます。これでWindows10のメモリ開放の準備ができました。

起動/実行

empty.exeを起動して実行すれば、Windows10のメモリを開放できます。empty.exeの実行方法には、コマンドプロンプトから実行する方法がありますが、少し手間がかかるので実行用のVBSスクリプトを作成して実行しましょう。

メモ帳を起動して、次のコマンドをそのままコピーして貼り付けます。

Set ws = CreateObject("Wscript.Shell")
ws.run "cmd /c empty.exe *",vbhide

empty.exeの使い方

メモ帳にコマンドを貼り付けたら、「ファイル」から「名前を付けて保存」をクリックします。

empty.exeの使い方

「ファイルの種類」を「すべてのファイル」にすると拡張子を変更できます。ファイル名を「(任意のファイル名).vbs」にしてわかりやすい場所に保存します。

empty.exeの使い方

するとvbsファイルが作成されます。このファイルをempty.exeを保存したSystem32へ移し、ダブルクリックするとempty.exeが実行されてメモリが開放されます。

自動でメモリ解放をしてくれるようにスケジュール設定する手順

定期的にempty.exeでのメモリ開放がWindows10で実行されるように、スケジュール設定しておきましょう。

empty.exeの使い方

Windows10の「スタート」から「Windows管理ツール」の「タスクスケジューラ」を開きます。

empty.exeの使い方

「タスクスケジューラ(ローカル)」を右クリックして、表示されたメニューから「タスクの作成」をクリックします。

empty.exeの使い方

「全般」タブを開き「名前」に「empty.exe」と入力します。

empty.exeの使い方

「トリガー」タブを開き、「新規」をクリックします。「タスクの開始」を「ログオン時」、繰り返し間隔にチェックを入れて「15分」に設定して「OK」を押します。

empty.exeの使い方

「操作」のタブを開いて「新規」をクリックします。「操作」を「プログラムの開始」に設定します。「プログラム/スクリプト」の「参照」をクリックして、先ほど作成したvbsファイルを設定します。設定できたら「OK」をクリックします。

これで、Windows10にログインしてから15分おきに自動でempty.exeによるメモリ開放が行われるようにスケジュールを設定できました。

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この記事のライター
YKX
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