2021年06月04日更新
Thunderbirdのダウンロード・インストール方法【Windows/Mac】
メールのソフトとして使えるThunderbirdを皆さんはダウンロードしていますか?Thunderbirdをダウンロードすることによって他のメールのアカウントも便利に使うことができます。そこでここではThunderbirdのダウンロード方法をご紹介します。
目次
Thunderbirdとは?
Thunderbird(サンダーバード)は、Firefox を開発している Mozilla プロジェクトが開発を進めている OSS(オープンソースソフトウェア)です。ベイズ理論を用いたメールのフィルタリング処理機能を備えているのです。
迷惑メールやスパムメールの排除パターンを学習し、使っていくうちにほぼ完全に不要なメールをシャットアウトできるようになります。
Firefoxで知られるMozillaが制作した無料メールソフト
インターフェースは OutlookExpress、Windows メール、Windows Live Mail に似ていて、アドレス帳やメールデータなども移行して使うことができます。迷惑メールで頭を悩ませている方はメールソフトを Thunderbirdへ変更するのも解決策の一つです。
私もOutlookを使ったり、Gmailを使ったり、iPhoneを含めるとiCloudやドコモメールなど様々なアカウントがあります。それでもWindowsでもMacのパソコンでも使えるのは嬉しいソフトですよね。
Thunderbirdのダウンロード先
ThunderbirdはMacでもWindowsでもインストールすることが可能なのでしょうか?もちろん可能です。一番パソコンが苦手な方だとソフトをダウンロードはできてもセットアップ方法はわからない…。
どうやってインストールし、セットアップなどを行えばいいのかなど困ってしまいますよね。しかしご安心ください。ここでは細かくThunderbirdのセットアップやインストール方法なども含めそれではここではThunderbirdの詳しい説明を致します。
公式HPからダウンロードが可能
Thunderbirdをインストールするにはインターネットで『Thunderbird』と入力すると公式HPが表示されます。上記の画面のようなものが出てくればこちらは公式HPになるので無料でインストールすることが可能です。
ちなみに以下のリンクからThunderbirdの公式ホームページに飛ぶことができることができるので、ダウンロードの際にはご利用ください。
Thunderbirdのインストール方法
Thunderbirdのインストール方法はThunderbirdのダウンロードページをFirefoxやMicrosoft Internet Explorerなどのブラウザで開いてください。すると先ほどのようなThunderbirdの公式HPにたどり着くのでインストールができます。
もしかしたらGoogleChromeで開くとあまりうまくいくことがないかもしれません。最近はFirefoxも進化しブラウザの処理速度がかなり速くなっていますので安心ください。ここではWindowsとMacでThunderbirdのインストール方法についてご紹介します。
Windowsの場合
緑色の『無料ダウンロード』のリンクをクリックしてThunderbirdのインストーラファイルをダウンロードしてください。ご利用のインターネット回線の速度により、ダウンロードには数分かかることがあります。ダウンロードが完了するまでお待ちください。
ダウンロードが完了したら、『開く』もしくは『実行』ボタンをクリックしてThunderbirdのインストールを開始してください。インストールをするときには必ずインターネット環境が良いところで行うようにしてください。
次に、セットアップの画面になります。Thunderbirdのセットアップ画面は『NEXT』を数回クリックすれば大丈夫です。念のため内容を読んでThunderbirdをインストールしてください (数回クリックするだけです)。
Macの場合
ThunderbirdはMacでも使うことができます。Macでインストールする場合には同じように公式HPに行きThunderbirdのダウンロードボタンが表示されるのでこちらのダウンロードボタンをクリックします。
他の言語やOS の Thunderbirdをダウンロードしたいときは、『システムと言語』のリンクをクリックし、各国語版のダウンロードページの一覧から選んでください。Macの列の『ダウンロード』リンクをクリックするとインストールが始まります。
ダウンロードが完了すると、ディスクイメージが開かれ、Thunderbirdアプリケーションを含む新しいボリュームがマウントされます。新しいボリュームが表示されないときは、Thunderbird のdmgアイコンをダブルクリックして開いてください。
するとThunderbirdのアプリケーションを含む Finder ウインドウが開きます。Thunderbird アイコンを Applicationsフォルダーへドラッグしてください。
ここで、Finderウインドウでディスクイメージを選択して取り出してください。ドラッグして取り出すことも可能です。これだけでMacでのThunderbirdのインストールは完了しました。
Thunderbirdの初期設定方法
Thunderbirdの初期設定の方法はWindowsでもMacでもほとんど変わりません。Windowsをお使いの方、Macをご利用の方も安心してこちらをご覧ください。
まずThunderbirdを起動していない方は、デスクトップにあるThunderbirdアイコンをダブルクリックします。
インストールがWindowsやMacで完了していると必ずあるはずです。ここではWindowsやMacでのThunderbirdの初期設定方法をご紹介します。Macをお使いの方もWindowsをご利用の方もここでの初期設定やセットアップは同じです。
表示が少し変わる可能性はあるかもしれませんが手順通りに進めてみてください。
「アカウントのセットアップ」から設定を行う
まずWindowsやMacで初期設定を行うにあたっては『アカウントのセットアップ』の画面にある『メール』をクリックします。
初期設定のセットアップの画面では『既存メールアカウントのセットアップ』画面が表示されます。必要な各項目を入力してください。そして入力が済んだら最後に『続ける(C)』をクリックします。
全ての項目が完了すると、『次のアカウント設定が、指定されたサーバを調べることにより見つかりました。』と画面に表示されるので、右下にある『完了(D)』をクリックします。
徐々にThunderbirdの初期設定が完了してきています。左上ローカルフォルダ内に表示されている、今回設定したメールアドレスをクリックし、『メール』内にある『メッセージを読む』をクリックします。するとメールがずらりと表示されます。
これでThunderbirdの初期設定で新規アカウントの作成は完了です。
Thunderbirdを使い始める時にやった方が良い事
こんな便利なThunderbirdですが初期設定やセットアップをしてから使う前に必ず行っておいた方がいいことがあります。これはWindowsやMacでも関係なく本来メールのアプリやソフトを使う上でもかなり参考になります。
Thunderbirdだけではなく普段使っているメールのソフトからなどでも行ってみてください。それではメールの機能は基本的には同じですから不要なメールの振り分けなどを後々行うのは面倒ですし、カスタマイズも行ってソフトを楽しむこともできます。
特に女性であれば色んなテーマを設定したりアドオンを追加して使いやすい機能にしたいですよね。そこでここではThunderbirdの初期設定やセットアップを済んだ後に行うべきことをご紹介します。
迷惑メールの設定
Thunderbirdには迷惑メールを自動判別できる優秀な迷惑メールフィルタが搭載されています。迷惑メールと判別されたメールを『自動振り分け』したり『自動削除』もできます。自動削除ができるとかなり便利に使うことができますね。
Thunderbirdでは、『迷惑メール』と判別されたメールを、自動的に迷惑メールフォルダに振り分けることが出来、さらに振り分けられた迷惑メールを自動削除できます。
迷惑メールの自動振り分け設定をしたいメールアカウント上で右クリックして、表示されたメニューから『設定』をクリックします。
表示された画面左側で、対象のメールアカウントの『迷惑メール』をクリックします。
『迷惑メールと判断された受信メッセージを次のフォルダに移動する』という項目にチェックを入れ、『次のアカウントの “迷惑メール” フォルダ』にチェックを入れ、『OK』をクリックします。
これで設定は完了です。これ以降、『迷惑メール』と判断されたメールは、自動的に『迷惑メールフォルダ』に移動されます。自動振り分け設定が完了したら、自動削除の設定をしたいメールアカウント上で右クリックして、『設定』を選択します。
表示された画面左側で、対象のメールアカウントの『迷惑メール』を選択します。
このフォルダの迷惑メールのうち『○日以上前のものは自動的に削除する』にチェックを入れ、受信してから削除するまでの日数(ここでは、1日とあるところ)を設定し、最後に『OK』をクリックします。
ここでは40日と設定しました。これで、自動削除の設定は完了です。これ以降、『迷惑メールフォルダ』に移動した迷惑メールの内、設定した日数以上前のものは自動でごみ箱に入るようになりました。
迷惑メールと誤って判定されたメールが削除されないように、定期的にThunderbirdの迷惑メールフォルダをチェックするようにしましょう。また、日数を更新することも忘れないようにしてくださいね。
テーマの設定
Thunderbirdでテーマを変更するにはまず、『Add-ons for Thunderbird』で、好みのテーマを探します。左側のメニューで、『人気のテーマ』や『新着のテーマ』、『テーマのカテゴリ』から絞り込むことができます。
好みのテーマが見つかったら、『テーマ名』を上記の画面のようにクリックします。
『今すぐダウンロード』ボタンを右クリックして、『対象をファイルに保存』(ブラウザによっては、『名前を付けてリンク先を保存』と表示されます)をクリックします。保存先を聞かれるので、『保存』をクリックします。
保存をしたらThunderbirdを起動し、『ツール』から『アドオン』をクリックします。
Thunderbirdの左のタブ『テーマ』をクリックし、『ツールボタン』から『ファイルからアドオンをインストール』をクリックします。
先ほどデスクトップに保存したThunderbirdのテーマファイルを選択し、『開く』をクリックします。
『今すぐインストール』をクリックします。すると『今すぐ再起動』が表示されるのでこちらもクリックします。
すると、Thunderbirdが再起動します。すると、上記の画面のようにThunderbirdのテーマが適用されています。初期設定やセットアップのときより変わっているのがわかりますね。
アドレス帳の移行方法
まず、Thunderbirdのメイン画面で『アドレス帳』をクリックして、アドレス帳を開きます。そして、エクスポートしたいアドレス帳を選択します。全アドレス帳を一括でエクスポート出来ないというのを覚えておいてください。
複数のアドレス帳を作成している場合も、アドレス帳を一つずつエクスポートする必要があります。『ツール』から『エクスポート』をクリックします。
Thunderbirdから保存先を聞かれるので、デスクトップなどに自分が分かりやすい名前などにして『ファイルの種類』で『カンマ区切り(*.csv)』を選択し、最後に『保存』をクリックします。
これで、デスクトップにアドレス帳のデータがエクスポートされました。もし複数のアドレス帳を作成している場合は、同じ操作を繰り返して、各アドレス帳のデータをエクスポートする必要があります。
先ほどThunderbirdでエクスポートしたファイルを今度はOutlookにインポートしましょう。まず、Outlookを起動し、メイン画面の左下の『連絡先』をクリックします。『連絡先』を右クリックして、『新しいフォルダー』をクリックします。
Thunderbirdから移行するアドレス帳の適当なフォルダ名を入力します。ここではわかりやすく『プライベート』と名付けて『OK』をクリックします。
左上のタブにある『ファイル』をクリックし、左側に表示される『オプション』をクリックします。
表示されたウィンドウの左側の『詳細設定』をクリックします。すると『エクスポート』という表示がでるのでこちらをクリックします。
すると上記の画面のようになりますので『他のプログラムまたはファイルからのインポート』を選択し、『次へ』をクリックします。
『参照』をクリックして、Thunderbirdからエクスポートしたファイルを選択し、最後に『OK』をクリックして、『次へ』をクリックします。
ここで、先ほど作成したフォルダを選択し、『次へ』をクリックします。『フィールドの一致』をクリックして、Thunderbird のアドレス帳と、Outlookのアドレス帳の項目合わせをします。
実は名前などの項目は一致しているのですが、初期状態では肝心のメールアドレスの項目が一致していないので、左側の『メールアドレス』を右側の『電子メール』にドラッグ&ドロップします。そして、最後に『OK』をクリックします。
Thunderbirdをより使いやすくするアドオンのインストール方法
Thunderbirdは、ダウンロードしてメールを使う機能だけではなく『こんな機能が欲しいな』と思ったら、アドオンを入れてすぐに欲しい機能を追加できます。いざ、初めてアドオンを入れてみようと思っても、アドオンが分からないという方も多いと思います。
そこで、ここではThunderbirdのアドオンのダウンロードする方法をわかりやすく解説します。
まず、『Add-ons for Thunderbird』でThunderbirdにダウンロードしたいアドオンを探します。探し方は左側のメニューで、おすすめ、最も人気から探したり、カテゴリから絞って探せます。
ダウンロードしたいアドオンが見つかったらアドオン名をクリックし、『ダウンロードボタン』を右クリックして、『対象をファイルに保存』(ブラウザによっては、「名前を付けてリンク先を保存」と表示されます)をクリックします。
今回はデスクトップを選択し、『保存』をクリックします。
そして、Thunderbird を起動して『ツール』から『アドオン』をクリックします。次に、『ツールボタン』から『ファイルからアドオンをインストール』をクリックします。
ここで、Thunderbirdから先ほどデスクトップに保存したアドオンのファイルを選択し、『開く』をクリックします。
ソフトウェアのインストールから『今すぐインストール』をクリックします。
そして『今すぐ再起動』をクリックします。
すると、アドオンが追加されました。今回追加したアドオンはスケジューラーを追加するアドオンなので右側にカレンダーが表示されるようになりました。初期の設定やセットアップ時と違いますよね。こうやってカスタマイズできます。
もしも、Thunderbirdにダウウンロードし追加したアドオンが不要になった場合は、『ツール』から『アドオン』をクリックし、不要なアドオンの『無効化』もしくは、『削除』をクリックし、『今すぐ再起動する』をクリックします。
これでThunderbirdのアドオンからダウンロードしたものは消えます。
おすすめのアドオン!
おすすめのアドオンはすぐにメールを打つことのできる『Quicktext』です。『いつもお世話になっております』『株式会社××の○○です』などの定型文を事前に登録して、使いたい時にすぐに呼び出せるアドオンです。
それぞれの定型文にショートカットキーを割り当てることもできます。仕事のメールなどでは必ずこういった表現は使うので便利かと思います。
ThunderbirdはWindowsでもMacでも使えますし、何より仕事とプライベートでアドレスやアカウントを分けている方にとっては一つにまとめられるので嬉しいですね。そしてセットアップも覚えてしまえば非常に簡単に行うことができます。
パソコンが苦手な方でもアドオンを追加してカスタマイズしていけば仕事のメールも便利に使いこなすことができますし何よりご自身だけのメールのアカウント画面が表示されますね。ぜひ参考にしてみてください。