iPhoneを下取りに出すときの初期化方法は?完全消去の手順!
iPhoneを機種変更し、下取りに出すには初期化など必要な手順があります。下取りに出さずとも、中古取扱店やネットオークションなどで売買する場合にも同様に必要な手順です。この記事では、iPhoneの初期化の方法や機能をオフにする手順の解説をします。
目次
- 1iPhoneを下取りに出す前にやること
- ・iPhoneをバックアップする
- ・ゲームデータなどの引き継ぎ操作をする
- ・アクティベーションロックを解除しておく
- 2iPhoneを下取りに出すために初期化する方法〜iPhoneを探す〜
- ・「iPhoneを探す」をオフにする方法
- 3iPhoneを下取りに出すために初期化する方法〜iCloud〜
- ・iCloudからのサインアウト方法
- 4iPhoneを下取りに出すために初期化する方法〜初期化〜
- ・下取りに出す前に個人情報を完全消去する
- ・設定アプリを開く
- ・一般からリセット項目を開く
- ・「全てのコンテンツと設定を消去」をタップ
- ・パスコードを入力
- ・「iPhoneを消去」をタップ
- 5iPhoneを下取りに出すために初期化する方法〜iMassage〜
- ・Androidに乗り換える時はiMassageを解除する
- ・設定アプリでiMassgeの登録を解除する手順
- ・iPhoneに関する最新記事一覧はこちら!
iPhoneを下取りに出す前にやること
では、iPhoneを下取りに出す前にしておくことの解説をしていきます。絶対にしなければいけないこともあるので合わせて解説をしていきます。
iPhoneをバックアップする
iPhoneを機種変更し、下取りに出す予定であれば、iPhoneのバックアップは必ずしておきましょう。新しいiPhoneを全く新しい状態から使用していくのなら問題はありませんが、バックアップを作成しておかなければデータを移行することができません。
iPhoneのバックアップの方法は、iTunesバックアップとiCloudバックアップの2通りあり、どちらの方法でも問題はありません。PCがあるならiTunesバックアップ、PCがなくWi-Fiなら準備できるというのなら、iCloudバックアップで行いましょう。
PCを所持していてもiCloudの方が便利と思うのであればiCloudのバックアップでも問題ありません。
iTunesでバックアップする方法
では、iTunesを使ってiPhoneのバックアップをする方法ですが、PCが必須です。PCはMacでもWindowsでもどちらでも問題はありませんが、Windowsの場合は、iTunesのソフトのインストールが別途必要です。
iTunesバックアップの手順は、iPhoneとPCをiPhone付属のLightningケーブルで接続をし、iTunesを起動させます。PCがiPhoneを認識すると、iTunesの中の左上あたりにiPhoneのアイコンが表示されます。
iPhoneのアイコンをクリックすると、接続したiPhoneの詳細画面に推移します。iPhoneの詳細画面の真ん中辺りに今すぐバックアップというボタンが表示されるのでクリックするとiTunesでのバックアップが開始されます。
バックアップ作成にかかる時間はiPhoneのデータの容量に比例して長くなります。PCのスペックにも影響されるのではっきりとした時間は言えませんが、最低でも10分程度はかかります。
iCloudでバックアップする方法
では、iCloudでバックアップをする方法ですが、iCloudでバックアップを作成するには、Wi-Fi環境が必須です。自宅にWi-Fi環境がない場合は、飲食店やキャリアのショップなどでフリーWi-Fiに接続をしましょう。
iCloudでバックアップをする場合、iPhoneに保存されているデータの容量によってはiCloud容量を有料で契約する必要があります。機種変更してデータを移行する期間だけでもいいので容量が足りない場合は有料の契約をしましょう。
iCloudでバックアップをする手順は、iPhoneの設定アプリから行います。
設定アプリを開いたら、一番上の名前をタップします。
名前をタップするとAppleIDのアカウントページに移行します。AppleIDのページでiCloudをタップします。
iCloudのページに移ったら、少し下にスクロールをすると、iCloudバックアップの項目があるのでタップします。
iCloudバックアップを開くと、すでに設定をされていればページの一番下に、手動で作成するため項目がるので、タップをするとiCloudでのバックアップの作成が始まります。
iCloudバックアップの作成中はWi-Fi環境から抜けてしまうと途中で止まってしまいます。作成が完了するまでWi-Fi環境で待機しましょう。
iCloudバックアップの手順は以上です。
ゲームデータなどの引き継ぎ操作をする
iTunesやiCloudでバックアップを作成しても、ゲームなどのAppStoreからインストールしたアプリのデータはアプリ内で別途引き継ぎをしておきましょう。
アプリ内データはiTunesでもiCloudでもバックアップの対象外です。引き継ぎをしておかなずに初期化をすると、新しいスマホでは最初から遊ぶことになり今までの続きでは遊ぶことができません。
引き継ぎの必要がないアプリに関しては初期化をしても問題ありませんが、引き継ぎが必要なデータは必ずアプリの操作をして引き継ぎ設定をしてから初期化をしましょう。
アクティベーションロックを解除しておく
下取りを出す場合にしておかなければいけないことがアクティベーションロックの解除です。アクティベーションロックという言葉に聞き馴染みが方もいるかと思いますが、アクティベーションロックとiPhoneを探すは同様の機能です。
iPhoneを探す=アクティベーションロックと覚えておくと今後の機種変更時にも役立ちます。では、なぜアクティベーションロックを解除する必要があるのかというと、iPhoneを探すの機能で紛失した場合のセキリティの機能を果たしてます。
アクティベーションロックはiPhoneを完全に初期化をしても解除されるものではありません。そのiPhoneで使っているAppleIDの使用者でないと解除ができないので必ずiPhoneを探すの設定を解除しましょう。
iPhoneを下取りに出すために初期化する方法〜iPhoneを探す〜
では、iPhoneを初期化し下取りに出す方法の解説を進めていきます。まずは、上記でも解説をしたiPhoneを探す(アクティベーションロック)を解除する手順から解説をしていきます。
現状最新のiOSの場合は、初期化をする前にiPhoneを探すを設定解除するための注意書きが表示されます。少し古いOSの場合は初期化の手順で表示されないこともあるので必ず自身でiPhoneを探すをオフにしてから初期化をしましょう。
「iPhoneを探す」をオフにする方法
iPhoneを探すをオフにする方法はいくつか存在します。iPhone本体のiCloud設定から、iPhoneを探すアプリから、iCloud.comというブラウザ専用のページからと複数存在します。
共通していることは、AppleIDとパスワードが必要です。逆転の発想にするなら、iPhone本体がない場合や、本体を操作することができない場合でも、AppleIDとパスワードがわかれば他の方法でiPhoneを探すをオフにすることができます。
iPhoneの設定アプリからiPhoneを探すをオフにする手順
初期化をして下取りに出すiPhoneの操作が可能な状態なら、設定アプリからiPhoneを探すをオフにすることが一番簡単です。手順としては、まず設定アプリを開きます。
次に名前をタップします。
AppleIDのページでiCloudをタップします。
iCloudのページを開いたら、少し下にスクロールをするとiPhoneを探すの項目があるのでタップします。
あとは、iPhoneを探すをオフにするだけです。オフに切り替える際にAppleIDのパスワードが必要です。パスワードがわからない場合は、パスワードリセットして再設定を行っておきましょう。
iPhoneを探すは重要なセキリティなので、本人でないと解除することは不可能です。初期化をする前などの必要ない場合はiPhoneを探すをオフにするのは控えましょう。
ブラウザでiCloud.comを開く
では、WebブラウザのiCloud.comでのiPhoneを探すをオフにする手順の解説をします。WebブラウザからiPhoneを探すをオフにするには、同時に初期化も必要です。
こちらも必要がなければ操作をしないことをおすすめします。
ブラウザでの操作手順
では、ブラウザでのiPhoneを探すをオフにする手順の解説に移ってきます。上にiCloud.comのリンクがあるのでそこからページにアクセスをしてください。
ページが開いたら、AppleIDとパスワードでサインインをします。この際に使うAppleIDとパスワードは、初期化をして下取りに出すiPhoneで使用しているAppleIDでサインインをする必要があります。
iCloud.comのページにサインインができたら、アプリのアイコンが並んでいるページが開きます。アイコンの中から、iPhoneを探すをクリックします。
iPhoneを探すをクリックすると、ページにサインインで使用したAppleIDでサインインをしてるiPhoneの位置情報が表示されます。ページの上部にすべてのデバイスをクリックします。
いくつかサインインをしているデバイスがある場合は、初期化をして下取りに出すiPhoneをクリックします。
初期化をするiPhoneを選択すると、画面右上にそのiPhoneで操作するための画面が表示されます。iPhoneのイラストの右下にあるiPhoneを消去をクリックして進めていくと、iPhoneを探すをオフにし、iPhoneの初期化も同時に行われます。
WebブラウザからiPhoneを探すをオフにする手順は以上です。万が一iPhoneを紛失させてしまった場合に、そのiPhoneに入っている個人情報などを完全に消去したい場合は、ここまでの手順で行えます。
iPhoneを下取りに出すために初期化する方法〜iCloud〜
では、iPhoneを初期化して下取りに出す準備の次の段階としては、iCloudからのサインアウトが必要です。iCloudでバックアップをする場合は、サインアウトの前に必ず行いましょう。
iCloudからのサインアウトは行わなくてもデータの消去を行い初期化されれば自然とサインアウトもされます。完全にiPhoneを消去しても残ってしまう設定はiPhoneを探すのみなので、ここの項目は心配な方のみ行なってください。
iCloudからのサインアウト方法
では、iCloudからのサインアウトの方法ですが、iPhoneの設定アプリから行うことができます。iCloud.comからiPhoneを消去した場合は、初期化されるので同時にサインアウトもされます。
設定アプリでの操作手順
iCloudからサインアウトをする具体的な手順の解説に移っていきます。iCloudバックアップやiPhone探すでも解説をした手順も含むので重複する点は文章のみで解説をします。
まずは、設定アプリを開きます。設定アプリを開いたら、名前をタップし、AppleIDページまで進めます。ここまでの手順は同様です。
iCloudからのサインアウトは、AppleIDのページの一番下までスクロールをすると、サインアウトと赤い文字が表示されるのでタップをします。
サインアウトをタップすると、iPhoneを探すをオフにしていない場合は解除するためのAppleIDパスワードの入力画面が表示されます。
AppleIDパスワードを入力をした後に、連絡先などの個人情報やスケジュール、キーチェーンのiCloud上で管理されている情報をiPhoneにコピーするかどうか選択できます。
個人情報が必要な場合は残すこともできますが、今回は初期化をして下取りに出すので、残さず進めて問題ありませんので、オフのままサインアウトをタップすればiCloudからもサインアウトが完了します。
iPhoneを下取りに出すために初期化する方法〜初期化〜
では、iPhoneを探すをオフにして、iCloudからもサインアウトをしたら、データを完全に消去し初期化をしていきます。初期化を後にはiPhoneの設定も個人情報やアプリなどのデータも消去されています。
アプリ内の引き継ぎは完全に消去を行う前までには済ませましょう。
下取りに出す前に個人情報を完全消去する
下取りに出す前には、個人情報を保護するためにiPhoneのデータを完全に消去しましょう。初期化をすればiPhoneから個人情報などのデータは完全に消去されます。
設定アプリを開く
個人情報を完全に消去し、初期化をするには設定アプリを使用します。設定アプリは消すことができないアプリなので、必ずどこかに存在します。
一般からリセット項目を開く
設定アプリを起動させたら、iCloudからサインアウト済みの場合は、一番上の名前の表示があった場所が、iPhoneにサインインになっています。
少し下に一般があるのでタップします。
一般を開いたら、一番下までスクロールをして、下から2番目のリセットをタップします。
「全てのコンテンツと設定を消去」をタップ
リセットを開いたら、すべてのコンテンツと設定を消去の項目があります。完全にデータを消去するにはすべてのコンテンツと設定を消去をタップします。
すべてのコンテンツと設定を消去をタップすると初期化が始まるので、バックアップとアプリの引き継ぎがまだ終わっていなければ必ず行いましょう。
すべてのコンテンツと設定を消去で行われる内容は、初期化です。当然設定内容もリセットされますし、個人情報などのデータも消去されます。
コンテンツはアプリなど、設定はiPhoneの設定をすべて消去することがすべてのコンテンツと設定を消去です。
パスコードを入力
リセットの中からすべてのコンテンツと設定を消去をタップすると、iPhoneのパスコードの入力を求められます。すべてのコンテンツと設定を消去も他人が勝手に初期化しないようにするためのセキリティです。
iPhoneのパスコードがわからない場合は、すべてのコンテンツと設定を消去をしても初期化が開始されないので忘れてしまった場合はパソコンを使ってiPhoneの初期化をしましょう。
iTunesを使用すれば個人情報を含めてデータの消去をすることができます。パスコードも合わせて消去できるので、パスコードがわからない場合はパソコンを準備しましょう。
iTunesでの初期化はすべてのコンテンツと設定を消去と同様の初期化が可能です。
「iPhoneを消去」をタップ
リセットの中から、すべてのコンテンツと設定を消去をタップし、パスコードを入力をしたら最後に確認が表示されます。iPhoneを消去をタップするとiPhoneの個人情報のデータなどの消去が始まり、初期化されます。
個人情報の消去が始まると、アイコンとステータスバーが表示されます。あとは完了まで待機して待ちましょう。
iPhoneを下取りに出すために初期化する方法〜iMassage〜
最後に、iPhoneを下取りに出す前に初期化をする方法の、iMassageなどについてです。すべてのコンテンツと設定を消去を行えば基本的には設定されている内容も初期化されます。
ただ、iPhoneからAndroidへの乗り換えなでの場合は解除をしておいた方が確実なので、解除方法の解説をしていきます。
Androidに乗り換える時はiMassageを解除する
iMassageはAppleの専用のメッセージ機能です。Androidでは使用自体できないので、初期化を行う前に設定の解除を行いましょう。
設定アプリでiMassgeの登録を解除する手順
iMassageの設定の解除も設定アプリを使用します。iPhoneに限らず、Apple製品の設定や設定リセットは設定アプリを使用します。
設定アプリを開きメッセージを開く
では、手順の解説に移ります。設定アプリを起動させたら下にスクロールをしていくとメッセージの項目があるのでタップします。
iMassgaeをオフにする
メッセージの項目を開くと、一番上にiMassageのオン・オフがあるのでオフにしておきましょう。
FaceTimeもオフにしておく
iMassageと同様にFaceTimeもオフにしておきましょう。FaceTimeもApple専用のテレビ電話機能です。すべてのコンテンツと設定を消去する際に設定はリセットされますが、年のためにオフにしておきましょう。
FaceTimeが一般の項目のメッセージのすぐ下にあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?下取りに出すには必須で行うことはiPhoneを探すをオフにすることと、個人情報を守るために設定のリセットと初期化を行うことです。
キャリアでの下取りをする場合は、そういった案内もありますが、個人売買の場合は初期化やリセットをせずに渡してしまいiPhoneを探すもオフにしてないと買った側の人が使うことができずに問題になることがあります。
機種変更をする際はこの記事を参考にしてみてください。ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。