2019年09月01日更新
iPhone Xの実機AnTuTuベンチマークスコアを解説!
iPhone Xの実機ベンチマークスコアをAnTuTuで調べました。iPhone Xの基本性能はスマホ市場でもかなり優れていると言われていますが、実際のところはどうなのか?Ver6やVer7との比較と平均も合わせてAnTuTuベンチマークスコアを元に徹底解説!
目次
- 1iPhone Xのベンチマークとは?
- ・スマホの性能を数値化したもの
- ・AnTuTuベンチマークスコアの使い方
- 2iPhone X/A11 Bionicの実機AnTuTuベンチマークスコア
- ・総合/3Dの平均スコア
- 3iPhone XのAnTuTuベンチマークスコア~Ver7~
- ・総合スコア/3Dスコア
- ・iPhone XのAnTuTuベンチマークスコアVer7【まとめ】
- 4iPhone XのAnTuTuベンチマークスコア~Ver6~
- ・総合スコア/3Dスコア
- ・iPhone XのAnTuTuベンチマークスコアVer6【まとめ】
- ・【まとめ】iPhone Xベンチマークスコアの結果
- ・最後に
- ・合わせて読みたい!iPhoneXに関する記事一覧
iPhone Xのベンチマークとは?
スマホやiPhone Xの性能の一つとしてCPUがありまが、CPUと言われても実際にどの程度の能力を持っているCPUなのか公表されている情報だけでははっきりとわかりません。
AnTuTuのベンチマークを使うことでiPhone Xの基本性能が数値化・可視化されます。このようにiPhone Xの性能が具体的な数値として確認をすることができるようになるのがベンチマークです。
スマホの性能を数値化したもの
簡単に前述もしましたが、AnTuTuのベンチマークスコアとはスマホやiPhone XのCPUの基本性能を数値化した情報のことです。
数値化するメリットは、iPhone X実機の基本性能がより具体的にわかる点です。CPUを同じ環境下(今回はAnTuTu)で測定をするので、他のスマホとの性能の比較をする時により信ぴょう性の高い情報を得ることができます。
各メーカーから公表されている情報は、メーカーそれぞれが異なる環境で測定しているものになります。測定の条件が違うと必ず公表している情報にも差異が出るため平等な条件で確認する手段がベンチマークということになります。
AnTuTuベンチマークスコアの使い方
ベンチマークが測定できるAnTuTuはiPhone XのAppStoreに提供されているアプリです。こちらのアプリをインストールしてみましょう。
iPhone XのAppStoreから「AnTuTu」と英語で検索をすると、中国語ばかりが書かれたアプリがヒットしますが、このアプリがベンチマークの測定ができるAnTuTuですのでそのまま進んでダウンロードをしましょう。
iPhone Xにダウンロードが完了しAnTuTuを起動すると、アプリ内で使われている言語は全て英語でわかりやすくなっています。
Start testingを選択するだけであとは全自動で測定が始まりますので、終了するまで待つだけです。
iPhone X/A11 Bionicの実機AnTuTuベンチマークスコア
では早速iPhone X(A11 Bionic)の実機をもってAnTuTuでベンチマークスコアを出してみましたのでご覧ください。
総合/3Dの平均スコア
AnTuTuのバージョンによってベンチマークのスコアに差異があります。iPhone X(A11 Bionic)の測定結果をVer6とVer7でバージョン別に表にまとめました。
AnTuTuベンチマークスコア(Ver7)
855 (ハイエンド) |
710 (ミドルレンジ最上位) |
660 (ミドルレンジ上位) |
630 (ミドルレンジ) |
450 (エントリー) |
総合:約36.2万点 3D:約15.7万点 |
総合:約16.5万点 3D:約4.7万点 |
総合:約13.5万点 3D:約2.9万点 |
総合:約8.6万点 3D:約1.8万点 |
総合:約7.1万点 3D:約1.2万点 |
上記の内容がAnTuTuベンチマークVer7で測定した際のiPhone X(A11 Bionic)のスコアです。
AnTuTuベンチマークスコア(Ver6)
835 (ハイエンド) |
660 (ミドルハイ上位) |
630 (ミドルハイ) |
430 (ミドル) |
210 (エントリー) |
総合:約17万点 3D:約6.7万点 |
総合:約11万点 3D:約2.9万点 |
総合:約6.5万点 3D:約1.8万点 |
総合:4.3万点 3D:9千点 |
総合:2.3万点 3D:1500点 |
次にこちらはAnTuTuベンチマークVer6で測定したiPhone X(A11 Bionic)のスコアです。
AnTuTuベンチマーク平均スコア
AnTuTuベンチマークスコア(Ver7) | AnTuTuベンチマークスコア(Ver6) |
総合スコア:242443 | 総合スコア:231557 |
3Dスコア:80140 | 3Dスコア:82929 |
こちらはiPhone X(A11 Bionic)の平均値を比較用で表にまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
iPhone XのAnTuTuベンチマークスコア~Ver7~
ここからはAnTuTuのVer7でiPhone XのiOS別のベンチマークスコアをご紹介していきます。CPUの性能はiOSに左右されますので、それぞれ数値が異なっています。ぜひ比較しながらご覧ください。
総合スコア/3Dスコア
iPhone Xのベンチマークスコアを総合スコアと3Dスコアとで分けて確認をしていきましょう。
iOS12の場合
iPhone XのiOS12のベンチマークスコアはこちらの結果になりました。
- 【総合スコア:209731】
- 【3Dスコア:46670】
iOS11.3.1の場合
iPhone XのiOS11.3.1のベンチマークスコアはこちらの結果になりました。
- 【総合スコア:268837】
- 【3Dスコア:94070】
iOS11.3.の場合
iPhone XのiOS11.3のベンチマークスコアはこちらの結果になりました。
- 【総合スコア:276635】
- 【3Dスコア:96627】
iPhone XのAnTuTuベンチマークスコアVer7【まとめ】
iPhone Xの実機でのスコアとしては、iOS11.3のスコアが一番優秀でした。iPhone Xに限らずはスマホバージョンアップをしていくごとにiOSの性能は上がりますが、実機との互換性がなくなることも多いと思われます。
iPhone XのAnTuTuベンチマークスコア~Ver6~
ここから、iPhone XのAnTuTuのVer6で測定したベンチマークスコアをご紹介していきます。
総合スコア/3Dスコア
AnTuTuのVerについても、総合スコアと3Dスコアにわけてみていきましょう。
iOS11.2.2の場合
iPhone XのiOS11.2.2のベンチマークスコアはこちらの結果になりました。
- 【総合スコア:219135】
- 【3Dスコア:81930】
iOS11.2.1の場合
iPhone XのiOS11.2.1のベンチマークスコアはこちらの結果になりました。
- 【総合スコア:232153】
- 【3Dスコア:83178】
iOS11.1の場合
iPhone XのiOS11.1のベンチマークスコアはこちらの結果になりました。
- 【総合スコア:244277】
- 【3Dスコア:83875】
iPhone XのAnTuTuベンチマークスコアVer6【まとめ】
iPhone Xのベンチマークの測定結果ですがVer6の結果もVer7とほとんど変わらない結果でした。やはり製品とiOSの互換性が影響しているようです。
【まとめ】iPhone Xベンチマークスコアの結果
iPhone X(A11 Bionic)のベンチマークとAnTuTuのバージョンごとの数値の比較をしてきました。ベンチマークは一度測定した数値だけでは実機の性能の根拠としてはとても足りません。
何度も測定をして平均値を出して初めて実力が測れるものですので、一度測定した結果だけを頼りに製品選びをしたりすると思いも寄らない結果になることもあります。
またベンチマークはあくまでも同じ環境でiPhone Xの実機を測定した時の結果となりますので、もちろん参考情報としては十分な裏付けがあるものですが、その情報が絶対ではないということは覚えておきましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。ベンチマークスコアを利用することでiOSやiPhone Xなどの機種それぞれの端末の環境や状態別にどの程度の性能が担保されているか、可視化された情報としてご覧いただけます。
同じ環境でも何度もベンチマークでテストをすることで数値は変わりますし、それらの平均値をご自身でも出してみると楽しくiPhone Xを利用できるのではないかと思います。
また、機種変更前など現在利用している端末と次に購入しようとしている端末との際も数値化・平均値とメーカーから出されている数値で比較することもできます。
ベンチマークによるテストは単なる趣味の範囲ではなく、快適にスマホを利用するための手段としても活用することができますのでぜひ参考にしてみてください。