「Pixlr Editor(ピクセラエディター)」の使い方をくわしく解説!

ブラウザで利用できる画像加工アプリにPixlr Editor(ピクセラエディター)があります。Pixlr Editor(ピクセラエディター)とはアプリケーションのインストールなしに気軽に利用できます。この記事では、その使い方などについて説明していきます。

「Pixlr Editor(ピクセラエディター)」の使い方をくわしく解説!のイメージ

目次

  1. 1Pixlr Editor(ピクセラエディター)とは
  2. 画像加工/編集ができる無料ブラウザ
  3. 2Pixlr Editor(ピクセラエディター)でできること
  4. 画像の色や明るさを変更可能
  5. 画像の切り抜きや合成が可能
  6. 文字やイラストを挿入可能
  7. 3Pixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方~画像のアップロードと保存~
  8. WEBサイトにアクセスする
  9. 画像を選択する
  10. 言語の選択
  11. 画像を保存する
  12. 4Pixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方~画面の見方~
  13. メニューバーの見方
  14. ツールパレットの見方
  15. オプションバーの見方
  16. パネルの見方
  17. 5Pixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方~画像を加工する方法~
  18. 明るさを変更する
  19. 色彩を変更する
  20. フィルターをかける
  21. 画像を切り取る
  22. 画像を合成する
  23. 6Pixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方~画像を編集する方法~
  24. サイズを変更する
  25. 透明化する
  26. 文字を入れる
  27. 合わせて読みたい!画像加工に関する記事一覧

Pixlr Editor(ピクセラエディター)とは

PCやスマホで画像加工や合成などできることが様々な画像加工アプリがありますが、そのうちの一つにPixlr Editor(ピクセラエディター)というものがあります。

画像加工/編集ができる無料ブラウザ

Pixlr Editor(ピクセラエディター)とは、ブラウザ上で利用することができる、オートデスク社が提供する無料の画像処理アプリです。

Pixlr Editor(ピクセラエディター)とは、Flashを利用した画像の作成・加工・編集ができるブラウザ上のアプリケーションになります。

Flashとは現在PC上でしかうまく働きませんので、その関係上、Pixlr Editor(ピクセラエディター)とはPCのみでしか利用することができません。

スマホやタブレットでもできることはできますが、Web版で利用しようとするとかなり煩雑な準備が必要となりますので、Pixlrアプリもしくは別のアプリを利用してください。

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Pixlr Editor(ピクセラエディター)でできること

そんなPixlr Editor(ピクセラエディター)でできることですが、画像の編集や合成といった加工が中心となります。

できることとして画像を一から作成することもできますが、その場合は別のソフトを利用する方法の方がやりやすいため、Pixlr Editor(ピクセラエディター)でできることとして紹介していくのは画像の編集・合成といった加工中心になります。

画像の色や明るさを変更可能

Pixlr Editor(ピクセラエディター)でできることの1つ目として、画像の色味や明るさの変更ができるという点にあります。画像の色調を変更したり、セピア調にしたりという加工ができます。

画像の切り抜きや合成が可能

また、Pixlr Editor(ピクセラエディター)でできることには画像の切り抜きや合成もあります。画像すべてではなく一部を利用して加工したい場合や、複数の画像を利用した画像を合成して作成したい場合などに便利です。

文字やイラストを挿入可能

また、Pixlr Editor(ピクセラエディター)では画像の中に文字を入力したり、イラストを合成したりということもできます。画像加工時に挿入したい人もいると思いますので、そういった方にもおすすめです。

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Pixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方~画像のアップロードと保存~

まずはPixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方と画像のアップロード・保存方法といった基本的なことの説明から入ります。

WEBサイトにアクセスする

まずはPixlr EditorのWebサイトへアクセスしましょう。下記のリンク先がPixlr Editor(ピクセラエディター)になっています。

Pixlr Editor(ピクセラエディター)
Flashの有効化が求められる

リンク先へアクセスすると、上記のようにFlashの許可が求められます。現在、基本的な端末ではFlashは自動的に許可されませんので、アクセスするたび許可が必要となります。例としてGoogle での許可方法を説明してきます。

「here」をクリック

「here」というリンクをクリックしましょう。

Flashの実行の許可

Flashの許可・ブロックの選択ダイアログが表示されますので、「許可」をクリックしましょう。

Pixlr Editorが起動する

Pixlr Editor(ピクセラエディター)が開きます。

画像を選択する

基本的に「OPEN IMAGE FROM COMPUTER」を利用

Pixlr Editor(ピクセラエディター)のトップ画面には「CREATE A NEW IMAGE(新しい画像を作成する)」「OPEN IMAGE FROM COMPUTER(コンピューターから画像を開く)」「OPEN IMAGE FROM URL(URLから画像を開く)」があります。

画像をアップロードして加工していく

基本的に「OPEN IMAGE FROM COMPUTER」で画像をアップロードし、それを加工していきます。

言語の選択

「Language」をクリック

画像の選択が完了したら、まずは言語を選択しましょう。最初は英語表記となっていますが、このままだと何が何だかわからない人もいると思います。言語の変更は、画面上部の「Language」を選択しましょう。

「日本語」を選択

日本語を選択します。

日本語表記に変更される

メニューなどが日本語表記に変わりますので、この状態で利用していきましょう。

画像を保存する

「ファイル」をクリック

画像の保存を行いたい場合、画面上部のメニューで「ファイル」をクリックしましょう。

「保存」をクリック

「保存」をクリックします。

「画像を保存」という画面が表示されますので、保存場所選択し、保存する際の保存形式を選択して「OK」をクリックすれば保存完了となります。

保存場所や形式を選択して保存

なお、Pixlr Editor(ピクセラエディター)の画像を保存する際の形式は「JPEG」「PNG」「BMP」「TIFF」「PXD」の5つになります。

保存したい形式は画像の種類にも応じて変わりますので、写真の保存か、イラストの保存か、透過画像の保存か等状況に応じて変更してください。

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Pixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方~画面の見方~

さて、Pixlr Editor(ピクセラエディター)の基本的なことが分かったところで、次にPixlr Editor(ピクセラエディター)の画面の見方の説明に移ります。

メニューバーの見方

まずはPixlr Editor(ピクセラエディター)のメニューバーの見方の説明から入ります。

Pixlr Editor(ピクセラエディター)のメニューバーは画面上部に表示されており、「ファイル」「編集」「画像」「レイヤー」「調整」「フィルター」「ビュー」「言語」「ヘルプ」「フォント」「フリービー」から成り立ちます。

それぞれのメニューの見方ですが、内容としては次のようになっています。

「ファイル」メニューの内容

「ファイル」はファイルのアップロードやアップロード後編集した画像の保存、表示している画像の印刷などといったことが可能です。

「編集」メニューの内容

「編集」は編集関係のメニューが表示されています。画面上の動作を戻したりやり直したりすることが可能です。また、コピー、貼り付け、切り取りなどといったこともこのメニューから可能となっています。

「画像」メニューの内容

「画像」はキャンバス全体に対する動作を行う際に利用します。キャンバスサイズの変更や画面上のキャンバスの回転、キャンバスの反転などを行うことができます。

「レイヤー」メニューの内容

「レイヤー」とはいくつかの透明な紙を重ねたように利用して画像を加工するための機能です。このレイヤーを利用することでできることが多くあり、使い方も慣れればよりできることも増えていきます。レイヤーメニューはレイヤーに関する内容になります。

「調整」メニューの内容

「調整」では画像の色味の変更や調整といった加工が可能となっています。明るさの調整方法などもありますので、写真の加工をしたい場合はこのメニューでできることが多くあります。

「フィルター」メニューの内容

「フィルター」とは、写真などにかける見え方の加工で、色味などの調整とは違い、使い方によっては調整よりも変わった加工ができます。ぼかしをかけることも可能で、調整が色味の調整であればフィルターは見え方の変更と言うと分かりやすいかと思います。

「ビュー」メニューの内容

「ビュー」は画面の見え方の変更です。画像の拡大や縮小、各種パネルやツールの表示・非表示などの変更ができます。

ツールパレットの見方

ツールパレットは左側のツールメニュー

ツールパレットとは、画面左側にある何か絵文字のようなものが表示されているツールメニューです。アップロードした画像等に加工を施す際、このツールパレットを使って描き込みを行っていくことになるので、このツールパレットの見方の説明をしていきます。

ツールパレット(範囲選択関係)

上の部分は範囲選択関係のツールになります。切り抜き、移動、一列選択、投げ縄、選択といったツールがあります。

ツールパレット(描画関係)

その下は描画関係のツールです。鉛筆、ブラシ、消しゴム、バケツ、グラデーション、クローンスタンプ、色置き換え、図形描画などが利用で来ます。

ツールパレット(加工関係)

さらにその下は描画より少し繊細な加工を施す際に利用するツールとなっています。ぼかし化、シャープ化、指先、スポンジ、覆い焼き、焼きこみ、赤目低減、スポット修復、膨張、つまみといったツールがあります。

ツールパレット(その他のツール)

その下にあるのはカラーピッカーや文字入れ、ハンドツール、拡大ツールといったその他のツールです。

ツールパレット(描画色)

一番下に表示されているのは描画色パレットです。大きな枠は現在利用している描画色、その下に表示されている6つの枠は描画色の履歴となります。

オプションバーの見方

オプションバー

オプションバーとはメニューバーの下に表示されているツールバーを言います。現在利用しているツールの詳細な使い方の変更が可能で、ブラシであればブラシの太さなどの調整ができるようになります。

ブラシの場合のオプションバーの見方ですが、上記の画像のような感じになります。

パネルの見方

ナビゲーターパネル

パネルとは画面右側に表示されている画面です。ナビゲーターパネルは現在画像のどこを見ているのかを表示してくれます。見方としてはナビゲータパネルで赤枠で表示されている部分が現在見ている部分ということになります。

レイヤーパネル

レイヤーパネルはレイヤーの数や現在利用しているレイヤーが分かります。

履歴パネル

履歴パネルではこれまでにどのような加工をしてきたのかが分かり、そこを利用してその部分まで戻ることもできます。

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Pixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方~画像を加工する方法~

加工する画像

さて、Pixlr Editor(ピクセラエディター)の画面の見方も分かったところで、今度はPixlr Editor(ピクセラエディター)で加工を行う方法やツールの使い方などについての説明に移りましょう。今回加工する画像は上記のフリー画像です。

明るさを変更する

「明るさとコントラスト」をクリック

Pixlr Editor(ピクセラエディター)で画像の明るさを変更する場合、「調整」で「明るさとコントラスト」をクリックしましょう。

明るさとコントラストを調整

明るさとコントラストをバーを利用して調整していきます。調整とともに画像の明るさの変更の確認ができますので、確認しながら調整していきましょう。

明るさとコントラスト調整後「OK」をクリック

調整が終わったら「OK」をクリックしましょう。

明るさとコントラストを調整した例

こんな感じで画像の明るさの調整ができます。

色彩を変更する

「色調と彩度」をクリック

アップロードした画像の色彩の調整は「調整」の「色調と彩度」を利用します。

色調・彩度・明度の調整

色調は色味の変更、彩度は色合いの鮮やかさ、明度は色の明るさの調整ができます。それぞれバーを利用して、自分の納得のいく状態へ調整していきましょう。

色調・彩度・明度の調整完了後「OK」

調整完了後、「OK」をクリックします。

色調と彩度の調整例

こんな感じで画像の色彩の調整が可能です。

フィルターをかける

「ビネット」をクリック

Pixlr Editor(ピクセラエディター)でアップロード画像にフィルターをかけたい場合は、「フィルター」メニューを利用します。フィルターの種類には様々ありますが、今回は「フィルター」で「ビネット」を選択してみてください。

ビネットのサイズや色の調整

バーで範囲を調整してください。色の調整も可能です。

調整完了後「OK」をクリック

完了したら「OK」をクリックします。

ビネットでの調整後の例

こんな感じで加工ができます。そのほかにもぼかしやノイズ、万華鏡など様々ありますので、いろいろ試してみてください。

画像を切り取る

切り抜きツールをクリック

画像の一部を切り取りたい場合は、ツールメニューで「切り抜き」をクリックしてください。

切り抜き範囲の調整も可能

切り抜きたい範囲を選択します。青いマークで範囲の調整も可能です。

「はい」をクリックして切り抜き範囲を確定

選択範囲の選択が完了したら、その範囲外をクリックしましょう。すると「変更を適用しますか?」と表示されますので「はい」をクリックしましょう。

切り抜きの完了

切り取りが完了しました。

画像を合成する

Pixlr Editor(ピクセラエディター)へ追加で画像をアップロードして、その画像を合成する方法もあります。

合成方法としては画像をレイヤーとして開く方法と、別で加工した画像をコピーして貼り付ける方法とがあります。今回はすでにその画像があることを前提とした合成方法の説明に移ります。

一つ注意点ですが、アップロードする合成画像はものによりますが背景が投下されている画像であることをお勧めします。そうでなければ下の画像に重なってしまって、背景となる画像が何も見えないことになってしまうためです。その点注意してください。

「画像をレイヤーとして開く」をクリック

「レイヤー」メニューで「画像をレイヤーとして開く」をクリックしましょう。するとファイラーが開きますので、そこで合成したい画像をクリックしてアップロードします。

「自由変形」をクリック

レイヤーとして画像が追加されたら、その画像の大きさなどを調整しましょう。「編集」の「自由変形」をクリックします。

画像の大きさの調整

青い点が表示されますので、大きさを調整してください。(レイヤーごとに変形を行いますので、背景となる画像の大きさは変更されません)

合成させたい場所へ調整・移動

位置などを調整して、合成させたい場所へ追加しましょう。選択範囲外をクリックすると、下記のように確認画面が表示されます。

「はい」をクリックして合成位置の確定

「はい」を押しましょう。

画像の合成完了

これで合成が完了します。複数の画像を合成したい場合はこれを繰り返していくことで可能となります。

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Pixlr Editor(ピクセラエディター)の使い方~画像を編集する方法~

Pixlr Editor(ピクセラエディター)で画像の加工ではなく編集を行う場合は、「画像」メニューやツールパレットを利用していくこととなります。

サイズを変更する

「画像サイズ」をクリック

写真のサイズを変更したい場合は、「画像」の「画像サイズ」をクリックしてください。

変更したい大きさへ変更

幅や高さを、調整したいサイズに指定してください。縦横比を固定すると、変更したサイズに合わせて比率そのままにもう片方の数値が変化します。

変更したい画像サイズの数値を入力したら「OK」

数値の変更が完了したら「OK」を押してください。

画像サイズが変更される

画像のサイスが変更となります。なお、キャンバスサイズを変更すると、現在の画像サイズのまま選択した大きさに切り取りを行うこともできます。

透明化する

レイヤーの鍵マークをダブルクリック

Pixlr Editor(ピクセラエディター)で画像の一部を透明化(透過)したい場合は、少々段階を踏んで行う必要があります。まず、レイヤーパネルで、現在のレイヤーの鍵マークをダブルクリックしましょう。

チェックマークになればOK

チェックマークになれば下準備完了です。

透明化したい箇所を選択ツールで選択

透明化したい=消去したい部分を選択ツールでクリックしましょう。同じような色の範囲は自動的に選択されます。

透明化された状態

キーボードで「Delete」を押してください。すると、その部分が消去され、格子のようなものが表示されます。これが透過されている場合のマークです。

範囲指定は選択ツール以外にも投げ縄ツールなどでもできますので、状況に応じて使い分けてみてください。

文字を入れる

文字入れツールをクリック

文字を入れたい場合はツールメニューで「A」のタイプツールをクリックしましょう。

文字入れしたい箇所をクリック

文字を入れたい場所をクリックします。

文字入力編集欄が開く

フォントやサイズ、スタイルや色などを変更しましょう。それぞれプレビューが画面に表示されていますので、参考にしながら調整してください。

文字の調整が完了したら「OK」をクリック

調整が完了したら「OK」を押しましょう。

文字入力完了

これで文字入れは完了となります。

Pixlr Editor(ピクセラエディター)は通常の画像変更ソフトにも負けず劣らずの機能を持っていますので、こういった加工を応用していくと様々な編集ができるようになります。画像の加工を様々試しながら、自分なりの編集を楽しんでみてください。

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この記事のライター
八千草 蛍
分かりやすく気軽に読める記事を書いてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。