【Google】ARオブジェクトを現実世界に保存!

Googleが、ARオブジェクトを現実世界の座標に保存する「永続的なクラウドアンカー」についての構想を発表しました。GoogleのARオブジェクトを現実世界の座標に保存する機能「永続的なクラウドアンカー」についてご紹介します。

【Google】ARオブジェクトを現実世界に保存!のイメージ

目次

  1. 1Googleが、ARオブジェクトを現実世界の座標に保存する「永続的なクラウドアンカー」についての構想を発表
  2. 2Cloud Anchors(クラウドアンカー)という機能とは
  3. 3Googleが構想を発表した「永続的なクラウドアンカー」について
  4. 4Googleが開発を目指している「永続的なクラウドアンカー」の実装について
  5. 合わせて読みたい!Googleに関する記事一覧

Googleが、ARオブジェクトを現実世界の座標に保存する「永続的なクラウドアンカー」についての構想を発表

Googleは、米国時間の9月12日、ARオブジェクトを現実世界の座標に保存する「永続的なクラウドアンカー」についての構想の発表を行いました。

Googleでは、スマートフォン向けの拡張現実(AR)開発プラットフォーム「ARCore」のアップデートについて概略を発表しています。

また、Googleでは、今後の予定として、Google社がARオブジェクトを現実世界の座標に保存する「保存ボタン」と説明する機能についても説明を実施しました。

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Cloud Anchors(クラウドアンカー)という機能とは

それでは、まず「クラウドアンカー」についてご紹介します。

これまでにも、ARやVR空間に落書きしたり、オブジェクトを作成したりといったアプリは、GoogleのTilt Brushをはじめとして、多く展開されていますが、基本的には作成したユーザーが個人1人だけで楽しむものとなっています。

ですが、ARオブジェクトを作成できるアプリの中には、GoogleのJust a Lineのように、一時的に複数の人で体験できるものもあり、これを実現しているのがCloud Anchors(クラウドアンカー)という機能です。

Googleが構想を発表した「永続的なクラウドアンカー」について

次に、Googleが構想を発表したARオブジェクトを現実世界の座標に保存する「永続的なクラウドアンカー」についてみていきましょう。

Googleが開発をすすめている「永続的なクラウドアンカー」では、AR上に書いたメモやオブジェクトをその場限りとせず、その場所に行けば、ほかの人にも見られるようにするというものです。

「永続的なクラウドアンカー」機能について、GoogleのARプラットフォーム開発担当のChristina Tong氏は、この開発に際し説明を行っています。

開発担当者は、「遊園地の周りにて、友達あてのARメモを残したり、観光地のどこかにARオブジェクトを隠し、他の人がそれを発見する宝探しのようなことを想像してみて欲しい」と説明しています。

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Googleが開発を目指している「永続的なクラウドアンカー」の実装について

Googleでは2018年、ARCore(アンカー)の一部として、クラウドに保存されたデータポイントを共有できるCloud Anchors(クラウドアンカー)の公開を行っています。

従来のARはデジタルのオブジェクトを現実世界に重ね合わせていきますが、クラウドアンカーは、ARで表示されたオブジェクトを複数の人間が同時に見たり操作が可能となるマルチプレイゲーム的な実現となるものです。

Googleは、持続的「Cloud Anchors(クラウドアンカー)」と呼ぶAR技術を広く提供する前に、永続的なクラウドアンカーを大規模にテストできる開発者を募集しているとのことです。

また、Googleによると、ARオブジェクトを現実世界の座標に保存する「永続的なクラウドアンカー」は、すでに、開発中のアプリ「Mark AR」で利用されている機能であるとのことです。

なお、Googleは、持続的「Cloud Anchors(クラウドアンカー)」と呼ぶAR技術を広く提供する前に、永続的なクラウドアンカーを大規模にテストできる開発者を募集しているとのことです。

Googleの担当者は、「AR版の『保存ボタン』を実現することにより、デジタル世界と現実世界の間に橋をかけ、ARが日々の暮らしに役立つような方法を広げることをめざしている」としています。

Googleは、「永続的なクラウドアンカー」の開発に際し、「われわれは重要な一歩を踏み出そうとしている」と発表しています。

GoogleのAR環境整備も順調に進んでいるとみられ、近い将来、「永続的なクラウドアンカー」が実現するかもしれません。

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