13インチ「MacBook Pro」エントリーモデルの一部において、予期せずシャットダウンしてしまう不具合が発生しています。この13インチ「MacBook Pro」の突然シャットダウンする不具合について、対処法を示した公式サポート文書が公開されました。
13インチ「MacBook Pro」とはMacのノートPCの中でも、持ち運びと処理能力のどちらの面も優れたモデルとなっています。
「MacBook Pro」はその名前のとおりプロ仕様のモデルで、ノートPCでありながらデスクトップPCにも劣らない程の性能を持っているため、動画編集や3Dグラフィックスの作成など処理能力を必要とする作業も行うことができます。
その13インチ「MacBook Pro」エントリーモデルの一部において、突然シャットダウンしてしまうという不具合が発生していましたが、Appleはこれに対処するトラブルシューティングの手順を示す新しいサポート文書を米現地時間12月3日に公開しました。
この不具合とは2019年7月に発売されたThunderbolt3ポートを備えた13インチ「MacBook Pro」のエントリーモデルの一部が突然シャットダウンしてしまうというもので、ユーザーから多数報告されていました。
ユーザーによるとバッテリー残量が残っているにもかかわらず、「MacBook Pro」がランダムにシャットダウンしてしまうと言い、この不具合はAppleの公式サポートフォーラムやネットメディアの掲示板上でも問題が報告されていました。
SMCのリセットやmacOSのクリーンインストールなど、その他にも様々な方法が試されていましたが、今回Appleからこの不具合の対処法を示した公式サポート文書が公開されています。不具合にある場合はぜひ試してみましょう。
Appleが12月3日に公開したしたトラブルシューティングの手順は以下の通りとなっています。まず13インチ「MacBook Pro」のバッテリー充電を確認し、充電が90%を超える場合は90%を下回るまで使用しておきましょう。
バッテリー充電が90%未満である場合はこのまま進みます。「MacBook Pro」を電源アダプターに接続し開いているすべてのアプリケーションを終了させましょう。ディスプレイを閉じると、Macがスリープモードになります。
そして「MacBook Pro」を少なくとも8時間充電しましょう。そして8時間後にmacOSを最新バージョンにアップデートします。これが一連の対処法となります。
これで最新のmacOSがインストールされていれば、「MacBook Pro」が予期せずシャットダウンすることはないとされています。この対処法を行ってもシャットダウンを繰り返す場合は、Appleの公式サポートに連絡して対処を求めることができます。
今回公開された対処法は、macOSの設定やターミナルを操作する必要もなくシンプルな手順となっています。ただ紹介したように「MacBook Pro」をスリープモードにして8時間充電しますので、使えない時間が生じます。
就寝中を上手く利用してこの対処法を行うと良いでしょう。