Netflixは2月から「スタジオジブリ」の21の作品を配信することになりました。ジブリ作品は世界中で配信予定とされていますが、日本と北米は対象外とされています。Netflixは28言語の字幕と最大20言語の吹き替えに対応予定です。
Netflixは2月から「スタジオジブリ」の21作品を配信します。日本と北米を除く世界中で配信予定で、28言語の字幕と最大20言語の吹き替えに対応予定です。アジア太平洋地域、欧州、中東、アフリカ、中南米で配信されます。
スタジオジブリの21作品とはほぼすべての映画作品ですが、今回の配信はNetflixがその配信権をフランスの配給会社ワイルドバンチインターナショナルから獲得したことによるものです。
Netflixで配信される作品と配信スケジュールを一覧で紹介します。配信するのは以下の21作品で、「火垂るの墓」は原作の出版権をスタジオジブリが保有していないため対象外となります。
配信日 | 配信映画 |
2月1日 | 天空の城ラピュタ となりのトトロ 魔女の宅急便 おもひでぽろぽろ 紅の豚 海がきこえる ゲド戦記 |
3月1日 | 風の谷のナウシカ もののけ姫 ホーホケキョ となりの山田くん 千と千尋の神隠し 猫の恩返し 借りぐらしのアリエッティ かぐや姫の物語 |
4月1日 | 平成狸合戦ぽんぽこ 耳をすませば ハウルの動く城 崖の上のポニョ コクリコ坂から 風立ちぬ 思い出のマーニー |
今回の配信に関して「スタジオジブリ」の鈴木敏夫プロデューサーは「今の時代は映画を観客に届ける様々な、そして素晴らしい方法がある。」とし、「ファンの声に応えて映画配信を行う決定を下した。」とコメントしています。
そして「これによって世界中の人々がスタジオジブリの世界を発見することを願っています」とコメントしています。またNetflixのオリジナルアニメーションのディレクターAram Yacoubian氏も以下のようににコメントしています。
「今回の配信はNetflixのメンバーにとって夢です。スタジオジブリの作品は35年以上世界中のファンを魅了してきました。ラテンアメリカやヨーロッパ、アフリカなど多くの言語でユーザーに作品を提供できることを楽しみにしています。」としています。
Netflix Japanの公式Twitterアカウントも今回のジブリ作品の配信について告知をツイートしています。
そして「日本とアメリカ、カナダを除く各国での配信となりますが、日本発のすばらしい作品を多くの国の方々に観てもらえることを大変嬉しく思います」と説明しています。
このツイートに対して「日本のアニメを日本で観られないのは納得いかない。」「ぜひ日本でもお願いします」「なぜ日本で放送しないの?」と不満の声や配信を望む多くのリプライが寄せられています。
アメリカの映画配給の「GKIDS(ジーキッズ)」は、「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」など、スタジオジブリ・20作品のデジタルダウンロード販売を米現地時間2019年12月17日より開始しています。
また2020年5月に開始するWarnerMediaの新しい動画配信サービス「HBO Max」でも、ジブリ作品21作品が初めてストリーミング配信されることが発表されています。