GoogleはChromeから動画内の迷惑な広告をブロックするよう変更することを公表しました。GoogleではChromeの表示変更により動画内の3種類の迷惑な動画広告をブロックする表示を8月5日に開始する計画としています。
現地時間の2月5日、米GoogleがChromeから動画内の迷惑な広告の広告の画像・テキストをブロックするよう変更することを公表しました。
GoogleがChromeから動画内の迷惑な広告の画像・テキストをブロックをかける変更については、8月5日に開始する計画としています。
Googleのこの変更については、Googleをはじめ、米Facebookや米Microsoftも参加しているオンライン広告改善のための団体「The Coalition for Better Ads」でのユーザー調査に基づいた改善となるものです。
Chromeから動画内の迷惑な広告をブロックの対象となる動画広告については、「Better Ads Standards」が「動画中の迷惑な広告」として定義を行った広告や画像・テキストとなるとのことです。
Chromeから動画内の迷惑な広告をブロックするのは8分未満の動画に表示される「プレロール広告」・「ミッドロール広告」・「大型広告」の動画広告が対象になるとされています。
「Better Ads Standards」が「動画中の迷惑な広告」の対象として定義を行った広告の画像・テキストとは、3種類の動画広告となっています。
Chromeから動画内の迷惑な広告をブロックの対象となる動画広告はついては、「プレロール広告」・「ミッドロール広告」・「大型広告」の3種類の広告となっており、内容については次のようになります。
① | 「プレロール広告」 | 動画の前に表示され、最初の5秒をスキップできない広告 |
② | 「ミッドロール広告」 | 動画の再生中に表示されてコンテンツを中断する広告 |
③ | 「大型広告」 | 再生中の動画の中央の3分の1を占める広告 動画の20%を覆う画像・テキストの広告 |
「プレロール広告」や「ミッドロール広告」は、YouTubeでもよく見られる広告の手法となっていますが、今後は、「YouTube」でも、Chrome同様に規格への準拠について審査を行うとしています。
Googleでは、「YouTube」を含む多くの広告プラットフォーム全体で製品計画を更新する予定とのことです。
動画内の迷惑な広告をブロックを導入する時期について、「Coalition for Better Ads」では、この先4カ月以内に表示をやめると発表しています。Googleでは、「Coalition for Better Ads」に準じて、対応を行うことを公表しています。
「Google」では、Googleは広告を表示するWebサイトのオーナーに対し「広告に関する問題レポート」でサイトのステータスを確認するよう案内を行っています。
Googleによると、2018年から迷惑広告に対する対策の取り組みを強化しており、実際に、Chromeユーザーによる北米と欧州での広告ブロック率は、大幅に低下したことが明らかとなっています。