文書ファイルのファイル拡張子が色々あるうちの1つに「rtf(リッチテキストフォーマット)」があります。拡張子「rtf(リッチテキストフォーマット)」のファイルとはどのようなものなのか、Wordで開くためにdoc/docxファイルに変換する方法も含め解説します。
「rtf」というファイル拡張子があります。これはWordのdocと同じくMicrosoftが開発した拡張子です。
Wordのdocと同じく、と表したことで察している人もいるかと思いますが、「rtf」というファイル拡張子は文書ファイルに付く拡張子です。
リッチテキストという、メモ帳のようなただのテキストと異なり、フォントの指定、文字の色/大きさ/スタイルといった装飾、文字の左右中央へ揃えることや箇条書き、表や画像の挿入などが簡単に利用できます。
1987年からあるMicrosoftのファイル拡張子で、1983年が初版のWordの「doc」拡張子の前身とも言えるものです。
この「rtf」というファイル拡張子は、Windowsに標準で搭載されているワードパットで作成/開くことができるファイル形式です。もちろんWordでも作成/開くことが可能です。
Windowsを所持していてもWordを所持しているとは限りませんし、Macの場合もやはりMicrosoft Wordを入れている人は少ないでしょう。Wordの拡張子であるdoc/docxはWordが入っていないと開けられません。
しかし、「rtf」というファイル拡張子の場合、Wordだけでなく特別なことがなくても標準で入っているワードパッド、Macの場合はテキストエディットで開くことができる形式です。
Wordを所持していない人に渡す文書ファイルを「rtf」のファイル拡張子で作成しておく、というようなときに利用されます。
拡張子「rtf」のファイルを開く場合、どんなソフトで利用するのかについての話に移ります。
「rtf」のファイル拡張子は、多くのワープロソフト関係で開くことができます。主なソフトは下記表にまとめてあります。
アプリケーション | 備考 |
---|---|
ワードパッド | Windowsに標準で入っている |
テキストエディット | MacOSに標準で入っている |
一太郎 | ワープロソフト |
OpenOffice.org | オフィスソフト |
Jedit | MacOS用の文書作成ソフト |
Pages | 文書作成ソフト |
iText | テキストエディタ |
Windowsには標準でワードパットが入っていますので、それを利用すれば、基本的に編集可能です。しかし、rtfファイルをWordで開いて編集したい、と考える人もいるでしょう。
その場合、「rtf」ファイルをWordで開いてdoc/docxファイルに変換する必要があります。
まずはWordで「rtf」ファイルを開きましょう。参照ボタンを押します。
「rtf」ファイルは「すべてのWord文書」でも表示されます。rtf形式=リッチテキスト形式の開きたいファイルを選択して開きます。
次にdoc/docxファイルへの変換を行います。ファイルタブを選択してください。
「名前を付けて保存」をクリックしましょう。
「参照」をクリックします。
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