「swf」ファイルとはどういうものかご存知ですか? Windows10でswfファイルを再生しようとしてもと、普通に利用することはできません。この「swf」ファイルとは何なのか、再生する場合どういう方法を利用するのかを解説していきます。
swfファイルというと聞き馴染みがなくどんな拡張子なのか分からない、という人も少なくないかと思います。
このswfファイルは、Shockwave Flashファイルの略称です。この時点でswfファイルが何なのか察しが付いた人もいるかと思います。
swfファイルというのは、俗に言うフラッシュファイルです。かつてはホームページやガラケーのサイトゲームなど動的なものを表示/再生するためにあれこれ利用されていた懐かしのフラッシュファイルのファイル形式がswfというものになります。
フラッシュファイルとは、ホームページやゲーム上での動きや音を表現する技術で、swfはそれを保存したファイル形式です。
そのため、昔の動画再生サイトはフラッシュを用いて再生されていました。PCゲームなどもほとんどがフラッシュを利用して再生されていたと覚えている人も少なくないでしょう。
このswfファイルの拡張子は、そのまま「.swf」です。昔の動画やサイトの表現では主要だったこともあり、このswfファイルを所持している人も多いかと思います。
しかし、皆さん御存知の通り、このswfファイルであるフラッシュファイルは2020年12月31日をもって終了することが決まっています。現在は動的表現はJavaScriptやHTML5に変わってきているため、フラッシュを用いられているサイトは少ない状況です。
フラッシュファイルは非常に便利な、動画再生などができる動的表現ファイルだったのですが、脆弱性故にハッカーなどからの攻撃がされやすいなどの理由から廃止が決まっています。
そのため、Chromeなどのブラウザでは通常設定のままだと開く/再生することができない状況で、そのサイトを見てもフラッシュが許可されていないため再生できないと表示されることがほとんどです。
では、フラッシュファイルであるswfファイルを再生したい場合、何を利用すればいいのか。swfファイルを再生できるソフトなどを紹介していきます。
swfファイルを再生する場合、再生ソフトを利用するのが手っ取り早い方法です。皆さんご存知「Adobe flash player」の他に、「SWF Player」、「FLASH MANIA」、「D-Flash」などがあります。
「.swf」の拡張子に対応したソフトであればswfファイルを開く/再生することが可能です。
なお、ソフトを入れなくてもブラウザの設定を変更すれば、swfファイルを開く/再生する事ができます。
Internet ExplorerやMicrosoft Edge、ChromeやFirefoxなど、フラッシュ再生に対応したブラウザでない場合は再生できないですが、そうでなければ設定で許可することで可能です。
例示としてChromeで利用する場合、Chromeの設定→サイトの設定→Flashで「サイトでのFlashでの実行をブロックする(推奨)状態から「最初に確認する」に変更します。
あとはswfファイルをChromeで開き、許可することで、swfファイルを開く/再生することが可能です。
フラッシュのサービスが終了する中、フラッシュファイルであるsfwを再生するソフトなども今後提供されたままかどうかというのは分かりません。
紹介したswfファイルを再生できるソフトの1つである「Adobe flash player」はインストールしている状態だとアンインストールを勧められ、2021年1月12日以降にFlash Playerでのフラッシュ再生がブロックされます。
今後もsfwファイルの再生をしたいのであれば、提供が終了する前に、フラッシュ提供終了後も利用可能な再生ソフトなどをWindows10へインストールしておくことをおすすめします。