もう使わないネットワークドライブの割当を切断して削除したいときにはどうしたら良いのでしょうか。この記事では、Windows10でネットワークドライブの割当を切断・削除する方法と切断できないときの対処法について詳しく解説します。
Windows10にはサーバーや他のPCとファイルやフォルダを共有できるネットワークドライブという仕組みがあります。ネットワークドライブの割り当てが必要なくなったときに、割り当てを解除したほうがいいでしょう。この記事では、ネットワークドライブの割り当てを削除する方法を解説します。
ネットワークドライブの割り当ての解除はどのようなときに行うといいのでしょうか。
ネットワークドライブで設定した共有フォルダを使う必要がなくなったときには、ネットワークドライブの割り当ては削除しましょう。
不要になった共有フォルダのネットワークドライブを切断するメリットは、PCの安全性が高まることです。ネットワークドライブが割り当てられているということは、他のPCやサーバーと常に繋がった状態になっているということです。
常に利用しているネットワークドライブであれば、保守点検状況も自分でも確認できるでしょうが、不要になったネットワークドライブは状態の確認を忘れがちです。ネットワークドライブを介したウイルスの拡散なども過去に実際にあったので、不要になったネットワークドライブは切断したほうが安心です。
ネットワークドライブの割り当てを切断して削除するにはどうしたらいいのか、具体的な手順について解説します。
Windows10でネットワークドライブの割り当てを削除する方法の一つ目は、Windows10のエクスプローラーから操作する方法です。
Windows10のタスクバーでエクスプローラーをクリックするか、Windows10のスタートの右クリックで表示されるメニューからエクスプローラーを開きます。
エクスプローラーの上部の「ネットワークドライブの割り当て」の「▼」をクリックします。すると「ネットワークドライブの切断」のメニューが表示されるのでクリックします。
切断するネットワークドライブを選択する画面が開きます。割り当てを削除するネットワークドライブを選択して「OK」をクリックすると、割り当てが削除されて接続が解除されます。
コマンドプロンプトでネットワークドライブを削除するためのコマンドを実行することでも、ネットワークドライブの割当を解除して共有を切断できます。
Windows10のスタートをクリックしてすべてのアプリの一覧から「Windowsシステムツール」>「コマンドプロンプト」と開きます。
コマンドプロンプトが起動したらまずは割り当てを削除するネットワークドライブを確認します。「net use」とコマンドを入力します。ネットワークドライブが割り当てられている場合には、コマンドプロンプト上に一覧で表示されます。割り当てを削除するネットワークドライブを確認します。
削除するネットワークドライブを確認したら削除するためのコマンドを実行します。削除するためのコマンドは次のとおりです。
「net use ドライブレター: /delete」
例えば、削除したいネットワークドライブをZドライブと割り当てていたらコマンドは次のようになります。
「net use z: /delete」
コマンドを入力してEnterキーを入力すると、ネットワークドライブの割り当てが削除されます。
ネットワークドライブの割り当ての削除を、エクスプローラーもしくはコマンドプロンプトから実行したはずなのに、エクスプローラーの表示からネットワークドライブが削除できないことがあります。削除の操作を実行しても削除できないときの対処法を解説します。
ネットワークドライブの削除の操作を実行しても削除できないときには、コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行するとエクスプローラーから該当するネットワークドライブが削除されます。
「net use /PERSISTENT:NO」
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