GoogleがChrome以外のEdgeやFireFoxなどのデスクトップ向けWebブラウザでも動作するGoogle Earthを公開しました。EdgeやFireFoxなどのデスクトップWebブラウザでも動作するGoogle Earthについてご紹介します。
Googleが現地時間の6月20日、Chrome以外のEdgeやFireFoxなどのデスクトップ向けWebブラウザでも動作するGoogle Earthのプレビューベータ版を公開しました。
地球探検アプリであるGoogle Earthは、2017年春頃デスクトップ向けWebブラウザに対応しました。ですが、その段階ではGoogle Earthは〈Google Chrome〉でしか動作せず、その他のEdgeやFireFoxなどのデスクトップブラウザは対象外とされてきました。
2017年春頃デスクトップ向けWebブラウザに対応したバージョンでは、Chromeでしか利用できないネイティブなコードを動作させる「Portable Native Client(PNaCl)」という仕組みを採用していました。
そのため、その他のEdgeやFireFoxなどのデスクトップブラウザでのWebブラウザでも動作するGoogle Earthは利用することができませんでした。
Googleは、2015年からマイクロソフトやMozilla等とともに、その他のブラウザでも動作するWebAssemblyというバイナリー実行フォーマットを開発しています。
Googleでは、Webassemblyを使い、Firefox上で「ほぼ動作」するブラウザ版Google Earthの初期バージョンを2017年10月末にリリースしました。
今回リリースされたChrome以外のEdgeやFireFoxなどのデスクトップ向けWebブラウザでも動作するGoogle Earthのプレビューベータ版の内容についてご紹介していきます。
Google Earthのプレビューベータ版は、FirefoxやMicrosoft Edgeなど主要なWebブラウザほぼ全てで利用できるように対応されています。
Google Earthのプレビューベータ版の一部ブラウザではGoogle Earthの対応状況に差があるものの、既存のブラウザ版Google Earthとほとんど変わらない体験をすることがきるようになっています。
Chrome以外のEdgeやFireFoxなどのデスクトップ向けWebブラウザでも動作するGoogle Earthのプレビューベータ版ですが、Safariブラウザは現段階では利用できないようです。
Safariブラウザは現段階では利用できない原因としては、WebGL2をサポートしていない事が考えられます。
EdgeやFireFoxなどのデスクトップ向けWebブラウザでも動作するGoogle Earthのプレビューベータ版が開始となったことにより、Google Earthの利用環境が広がったといえるでしょう。
今後はWebAssemblyを採用したWebアプリがますます増えていくのかもしれません。