9月3日にAndroid 10がリリースされましたが、OSアップデートを行うと「d払い」など一部のアプリが利用不可になる事態が発生しています。利用不可の理由は「d払い」アプリがAndroid 10に対応していないためと言い、ドコモは注意喚起を行っています。
米現地時間9月3日に「Android 10」がリリースされ、まずは「Android 10」の配信がPixel端末およびEssential Phone向けに始まっています。ただOSアップデートを行うと一部のアプリが起動しなくなる事態が発生しているようです。
このアップデートによってドコモの「d払い」も利用不可になるということで、ドコモからは注意喚起が行われています。
「d払い」の場合は、Android 10にアップデートしたGoogle Pixel 3/3XL/3a/3a XLでは起動不可となっています。これらの端末では、Google Play Storeからのアプリの新規インストールもできなくなっています。
なお2019年10月末にAndroid 10に対応した「d払い」アプリを提供予定としています。ドコモからは「Android 10へのOSバージョンアップにはご留意ください」との注意喚起が行われています。
Google Pixel 3/3XL/3a/3a XLを利用している人は対応を待ち、Android 10にアップデートを控えておいた方が良いかもしれません。
このアップデートで「d払い」アプリの他にもいくつかのアプリが起動しなくなっていて、「radiko」「FGO」「パズドラ」が利用不可となっています。
「Android 10」では、プライバシーや位置情報を含むセキュリティ機能が強化されているため、この点において引っかかっている可能性がありそうです。
OSアップデート時に一部のアプリが起動しなくなるのは良くあることで、暫くすると順次対応されるはずです。どうしても外せないアプリがあれば、暫くアップデートを控えるか、アップデート前にそのアプリが動作するかの情報収集することをおすすめします。
Googleは「Android 10」は、まずはGoogle謹製のスマホPixelシリーズ向けに配信開始しました。XperiaやGalaxyシリーズなど、スマホメーカーが開発している製品には、メーカーやキャリアにより配信日が異なっています。
新機能にはシステム全体に適用できるダークテーマやリンクやコンテンツの共有がスムーズになるSmart Reply機能など、操作面での改善が図られています。
そして「Android 10」では、セキュリティとプライバシーについての扱いもかなり強化されています。デバイスの位置情報を取得する権限がより厳しく制御されるようになるなど、一部ユーザーも開発者も多少手間が増えそうな内容もあります。
他にもPixelユーザーでもまだ試すことはできず、今後の展開を期待したい新機能をGoogleはいくつか仕込んでいるようです。
スマホ上で再生する動画やポッドキャスト、オーディオメッセージなどに自動で字幕を生成する「ライブキャプション」機能もあり、「ライブキャプション」については、今秋にPixelから順次展開するとしています。