人気急上昇中のオンラインマーケット「Qoo10」は韓国・中国・東南アジアなどの5カ国で他国展開し、多くの商品が出品されています。そんな「Qoo10」の歴史を、韓国「Gmarket」時代からアメリカ「eBay」と韓国企業の関係など、詳しく解説していきます。
おしゃれなファッションやコスメが安いと人気の「Qoo10」。どのようにして設立され、運営している韓国企業とアメリカ企業はどんな関係なのでしょうか。さらに商品がなぜ安いのか説明します。
「Qoo10」は「お得で楽しいショッピング」をテーマに、日本や韓国や中国などセラー(売り手)によって商品が出品され運営しています。「Qoo10」の商品は韓国ファッションや韓国コスメ、家電も食品も種類が豊富で、値段がとても安くて有名です。
「Qoo10」が一般のショッピングモールより安い価格の理由の一つは、「Qoo10」には出店時、初期費用や月額利用料が必要なく、その分低価販売でき、良い商品を安く提供できるのです。
「Qoo10」が定期的に配信されるクーポンもあります。サイトから簡単に入手できて、「Qoo10」での買い物にすぐに利用できます。
「Qoo10」を運営している「eBay」は、どんな企業なのでしょうか。その関係を調べてみました。
「eBay」はアメリカのプログラマーであるピエール・オミダイアによって1995年にオークションサイトとして設立されました。
元は個人的なオークションサイトでしたが、インターネットの普及とともに、そのサービスはアメリカ全土、国境を越えて世界に広まりました。
現在「eBay」はアメリカ、韓国をはじめ世界190カ国に展開し、国境を越えて繋がる事が出来る世界最大規模のマーケットプレイスです。
「Qoo10」は韓国をはじめシンガポール、インドネシア、マレーシア、中国、香港、日本で運営され、韓国「Gmarket」の創設者であるク・ヨンベ氏とアメリカ「eBay」が共同で出資し、設立した会社で運営しています。
日本では、2008年に「Qoo10」の日本サイトとしてオープン。2010年に「eBay」とのジョイントベンチャーとして「ジオシス合同会社」を設立しました。
2018年に「eBay」が日本の「Qoo10」のみを買収し、これによりジオシス傘下から「eBay」傘下へとなりました。
「Qoo10」は2004年に韓国で「Gmarket」として設立し、韓国内で大手の通販サイトとなりました。2006年に米ニューヨーク株式市場NASDAQに上場し、「eBay」に買収され、子会社としてさらに発展しています。
それに伴い韓国「Gmarket」から「eBay Gmarket」へ、さらに「eBay Korea」へと社名を変更し、アジア地域に「Qoo10」を展開。現在、日本の「Qoo10」も会員数960万人を突破、出品数も1140万点に達しています。
2012年には、韓国以外でのブランド名を「Gmarket」から「Qoo10」に変更。日本「Qoo10」も以前は韓国からの日本版「Gmarket」でした。その「Gmarket」がリニューアルし、「Qoo10」となったのです。
世界的規模のショッピングサイトを運営するアメリカ「eBay」の参入で、韓国やアジアがより近く、より安全で安心して利用できるようになりました。
「Qoo10」での買い物での特徴とは何か、調べてみました。
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