アップルは「iOS 13.2.2」および「iPadOS 13.2.2」のアップデート配信を開始しました。「iOS 13.2.2」アップデート内容はデータ通信の不具合やアプリがバックグランドで実行中に予期せず終了してしまう不具合の修正が含まれています。
アップルは米現地時間11月7日、「iOS 13.2.2」および「iPadOS 13.2.2」の配信を開始しました。iOS 13.2配信から約10日ぶりの、早めのマイナーアップデートとなります。
iOS 13.2.2のアップデート内容には、アプリがバックグランドで実行中に予期せず終了してしまう不具合や通話後に一時的にモバイルデータ通信サービスが利用できなくなる不具合などのバグ修正と改善が含まれています。
今回のアップデートは新機能の追加はなく、主なアップデート内容はバグの修正および改善となっています。アップルの公式リリースノートによると、まずアプリがバックグラウンド中に予期せず終了するバグが修正されているようです。
この不具合に関してはiOS 13.2配信当初から複数のユーザーにより報告が寄せられていました。SafariやYouTube、Excelなどにおいてタスク切り替えから戻ると、再読込されて書きかけのメールが消えたなどの現象が確認されていましたがこれが修正されています。
またiPhoneで通話後にモバイルデータ通信サービスを一時的に利用できなくなる問題も修正されたようです。
この不具合は主にiPhone 11 Proシリーズで確認されていて「4G/LTE回線切れが頻発する」「端末を再起動しない限り回復しない」とSNSで報告が相次いでいました。
NTTドコモも10月29日の決算会見で、SNSなどで報告が相次いでいるiPhone 11シリーズで通信が途切れる不具合について「調査を急いで頑張りたい」とコメントしていました。
iOS 13.2.2にはいくつかのiPhoneのバグ修正と改善が含まれています。このアップデート内容は以下の通りです。
iPhone/iPadを「iOS 13.2.2」または「iPadOS 13.2.2」にアップデートする方法は、アップルからアップデート配信が届いていれば、その通知からアップデートを行うことができます。
また手動で行う方法は「設定」アプリから「一般」を選択し、「ソフトウェア・アップデート」から確認してアップデートできます。「ソフトウェア・アップデート」から「ダウンロードとインストール」をタップするとアップデートが始まります。