2019年12月11日更新
【Gmail】複数のメールを添付して転送が可能に!
Googleは「Gmail」の新規メールに複数メールをドラッグ&ドロップで添付して転送する機能を追加することを発表しました。新しい「Gmail」では、メッセージウィンドウに複数のメールを上限なくドラッグ&ドロップすることで添付して転送することが可能となります。
「Gmail」複数のメールをドラッグ&ドロップで添付して転送が可能に
Googleは米現地時間12月9日、「Gmail」の新規メールに複数のメールをまとめて添付する機能を追加することを発表しました。この添付メール数の上限はありません。
この機能は、全ての「G Suite」エディションで利用可能となり、即時リリース方式のドメインでは12月9日から、計画的リリース方式のドメインでは2020年1月6日から段階的にロールアウトされます。
これまで他の関連メールを引用して新規メールを作成し返信したい場合は、引用や転送を利用して1つずつ作成し返信する必要がありました。
もし添付したい関連メールが複数ある場合は、そのメールの数だけコピー・貼り付けを行い新規メールを作成したり、何度も返信・転送を繰り返したりする必要がありとても面倒でした。
添付するメールには上限がなく、複数のメールをまとめて添付できる機能はとても便利です。最終的には2020年1月21日までに全ユーザーへ提供される予定なので、利用可能となればメール作成がスムーズに行えるでしょう。
ドラッグ&ドロップでメール添付
新しい「Gmail」では下書きウィンドウにドラッグ&ドロップするだけでメールを添付できるようになります。返信メールに添付したい場合には、一旦メッセージ作成ウィンドウをポップアウトして、そこにドラッグ&ドロップしましょう。
または、受信トレイで添付ファイルとして送信したいメールを選び、右クリックするかメニューから「添付ファイルとして転送」を選択します。添付可能なメールの上限数はありません。
ドラッグ&ドロップで添付されたメールはEML形式(*.eml)ファイルとして添付され、受信者側は対応するメーラーであれば開き中身を閲覧できます。「Gmail」の場合はクリックするとポップアップウィンドウで開き中身を閲覧可能となります。
「Gmail」には様々な便利機能が追加
Googleの「Gmail」はG Suiteと共に始まり今年で15周年を迎えています。これまで「Gmail」は何度もアップデートを繰り返し、様々な機能が追加されています。
「Gmail」では15周年を記念して、メール送信日時の予約ができる「予約送信機能」が追加されています。書いたメールをすぐに送信せずに、指定した日時に送信したい場合に便利です。
例えば深夜に書いた返信メールを翌朝に送りたい時や仕事のメールを週明けの早朝に送りたい時などに利用できるでしょう。
また「Gmail」ではメールの右クリックで呼び出されるメニューが増え、従来の「アーカイブに移動、既読/未読にする、削除する」という機能に加えて「タブ切り替え、スヌーズ、消音、別窓表示、送信主でメール検索」が加わっています。
さらに「Smart Compose機能」という、AIが入力中の文章を予想してその続きを提案してくれる便利な機能が追加されています。
そのほかにも新着通知を自分にとって重要なものだけを識別し表示させたり、カテゴリー別のタブに分けてメールを管理したりと多くの機能が利用可能となっています。今回、複数のメールをまとめて添付する機能が追加されるとますます便利に活用できるでしょう。