2021年01月18日更新
Windows9がない理由は?発売されずにWindows10になった理由を解説!
現在の最新OSWindows10。その前はWindows8(8.1)で、Windows9は存在しません。Windows9がないのはなぜなのか、発売されることなくWindows10が発売されたのはなぜなのかの理由を含め見ていってみましょう。
Windows9がない理由は?
Windows10がでて早数年。その前のOSはWindows8で、それの補足版としてWindows8.1が発表されましたが、Windows9は発表されませんでした。
Windows9が発売されずにWindows10になった理由
Windows8からWindows9が発表されず、ワンクッションおいたとはいえWindows10となったのが何故か、気になりますよね?
7が9を食べたから?
記者会見において、Terry Myerson氏とJoe Belfiore氏が「7が9を食べた(seven ate nine)」というオヤジギャグを口にしていたとのことです。
「セブン エイト ナイン」のエイト(eight)と食べる(eat)の過去形(ate)をかけたわけですね。もちろんジョークではあるのでしょうが、名前の並びとしては面白い形ですね。
9を飛ばしたことで8から大幅にバージョンアップしたイメージを植え付けるため?
Windows10はWindows8.1のものと比べると、大きくバージョンアップしている、というのは感じる人もいるかと思います。この大幅なアップデートのイメージを植え付けるためにあえてWindows9を飛ばした、という話もあります。
これまでのような小さなアップデートではない、ということを示すには、実際、Windows9を飛ばしてWindows10にするのが分かりやすいといえば分かりやすいですよね。
OSの誤判定で異常なエラーが頻発するのを避けるため?
Windowsには、随分前に人気のあったOSとしてWindows95やWindows98がありました。XPよりも前のOSです。
Windows9x系と呼ばれるこれがあることで、Windows9が最初の部分が一致することもあってあえてエラーが発生するのを避けるためにWindows9を飛ばした、とも考えられています。
「Windows9」から始まるものを弾くように設定されているプログラムが仮にあった場合、Windows9もそれに該当してしまうわけです。そう考えれば重大なエラーの頻発を避けるためにあえてWindows9を飛ばしたというのも十分考えられます。
内部バージョンの違い?
Windowsにはそれぞれ内部バージョンというものがあります。業務用だったWindows NT系がXPから一本化されて、現在のWindows10もWindows10 NTに数字が割り振られている形になります。
下記表から分かると思いますが、その内部バージョンはWindows8.1で合計が9になっています。実質的にはWindows8.1がWindows9なのではないか、ということですね。
そのままの流れで来るとWindows10が「10」になっているので、そのまま「Windows10」で発売したという考えもあります。
OS | 内部バージョン | 備考 |
---|---|---|
Windows 2000 | Windows NT 5.0 | |
Windows XP | Windows NT 5.1 | |
Windows Vista | Windows NT 6.0 | |
Windows 7 | Windows NT 6.1 | 6+1=7 |
Windows 8 | Windows NT 6.2 | 6+2=8 |
Windows 8.1 | Windows NT 6.3 | 6+3=9 |
Windows10 | Windows NT 6.4 | 6+4=10 |
所説あるけど真実は?
といっても、ここまではすべてWindows9が発表されなかった場合の理由の憶測です。
公表されていないので誰にもわからない
実のところ、Windows9が発売されなかった理由は、はっきり公表されていないのです。知っているのはMicrosoftのWindows制作陣営だけであり、私達消費者側は誰ひとりとして真実は分かりません。
最後に
Windows10OS以降、新しくOSが変わることはないとMicrosoft側ははっきり表明しています。
打ち止めにすることを考えて、キリの良い10という数字を使った、など他にも理由は色々考えられますが、Windows9は発売されなかった、これだけがはっきり言える事実です。