Windowsの「ctfmon.exe」とは？自動起動しないようにする方法を解説！

Windows10にはさまざまなプログラムがシステムプログラムとしてバックグランドで動作しています。今回は、Windows10で動作している多くのシステムプログラムから「ctfmon.exe」というプログラムについて詳しく解説します。

ctfmon.exeが原因でパソコンが重くなる事があるようですが、停止や削除、スタートアップで起動しないように設定することはできるのか見ていきましょう。

ctfmon.exeとは、テキストサービスと呼ばれるバックグラウンドプログラムです。

タスクマネージャーで確認すると、「プロセス」タブの中の「バックグラウンドプロセス」にある「CTFローダー」として確認できます。

ctfmon.exeはテキストサービスのためのプログラムです。ctfmon.exeが果たしている役割とは、Windows上での文字入力の処理です。多くの言語によるキーボード入力、音声入力、手書き入力でのテキストの文字の入力に必要不可欠なプログラムです。

Windows7まではMicrosoft Office IMEの中のプログラムの一つでしたが、Windows8以降はWindowsで標準で実行されるプログラムとなっています。文字入力アプリの種類によらず、Windowsで文字入力するためには現在では必要不可欠のアプリです。

ctfmon.exeはスタートアップとして自動的に起動するように設定されています。また、格納されている場所は「C:\Windows\System32」です。この場所以外にctfmon.exeがある場合には、ctfmon.exeに似せたウイルスの可能性があるので注意が必要です。

ctfmon.exe(CTFローダー)は、メモリを大量に消費することがあるために、停止やプログラムを削除したいというユーザーもいるようです。しかし、現在のctfmon.exeは文字入力に関するテキストサービスのシステムアプリとしてWindowsに実装されています。

Windows8やWindows10からctfmon.exeを削除や停止してしまうと、テキストサービスが使えなくなり文字入力が一切できなくなってしまいます。キーボード入力だけではなく、音声入力も手書き入力もできません。

ctfmon.exeがメモリを異様に消費している場合には、パソコンの異常が考えられます。ctfmon.exeの削除や停止ではなく、ファイルシステムの修復などを実行してみましょう。

ctfmon.exeがWindows10に必要不可欠なプログラムで削除や停止ができないのなら、スタートアップから自動起動しないようにしたい、必要なときに手動で起動するようにしたい、というユーザーもいます。ctfmon.exeをスタートアップで自動起動しないようにできるのか解説します。

ctfmon.exeがオフィスアプリの一部でしかなかったWindows Server2003やWindows XPの時代には、ctfmon.exeをスタートアップで自動起動しないように設定することもできました。しかし、Windows8以降はWindowsを動作させるためのシステムアプリの一つとなっているので、ctfmon.exeの起動に関する操作はユーザー側ではできません。

ctfmon.exeをスタートアップから起動しないように設定することは現在ではできません。また、自動起動しないように設定できたとしても、ctfmon.exeが起動しないとタスクバーに言語バーが表示されない、テキスト入力ができないなどのデメリットがあります。

ctfmon.exeがパソコンを重くする原因だと考えられる場合には、ctfmon.exeを起動しないようにする以外の対処法を検討することをおすすめします。