2019年08月23日更新
iPhoneのマイクの位置はどこ?実は3つあるって知ってた?
iphoneのマイクはどこにあるのか、一目では分かりにくいですよね。実はiPhoneには、位置によって異なる役割を果たすマイクが3つも付いています。iPhoneのマイクはどこに付いているのか、また、位置で変わるマイクの役割をご紹介します。
目次
iPhoneのマイクの位置はどこにある?
普段スマホをよく使う人でも、iphoneのマイクの位置や機能を知る機会は少ないものです。実はiphoneには3つの位置にマイクがあり、それぞれ用途や機能が異なります。
3つもマイクが付いている必要があるのか、どこの位置にマイクがあるのか、不思議に思う方も多いはずです。今回はiphoneの底面、前面のインカメラ付近、背面のバックカメラ付近にあるマイクをご紹介します。
底面
まず1つ目のiPhoneのマイクは底面のマイクです。どこかと言うと、充電の時に使う穴の両隣にあります。
iPhoneの底面のマイクと聞くと、連続してポツポツと開いている左側の穴だと思う方が多いのではないのでしょうか。実は、底面のマイクは充電時に使用する穴の両隣に位置し、音声録音・通話のために存在します。
また、よくマイクと勘違いされがちな底面マイクの隣のポツポツとした穴は、内臓ステレオスピーカーでもあり、ノイズキャンセラーでもあります。
前面のインカメラ付近
2つ目のiPhoneの前面のマイクは、インカメラ付近に付いています。
iPhoneの前面、インカメラの横にあるマイクの位置は、通話の際に耳を当てる部分で、ちょうど受話器と同じ使い方をする箇所です。
相手の声を聞き取るためのマイク(スピーカー)でもあり、また、ノイズキャンセリングの機能が付いているため、通話時を考えると用途が多いマイクです。
通話中に、相手の声が聞き取りづらい場合や、相手から「ノイズがひどい」と言われた場合は、iPhoneの前面のマイクに埃が溜まっていないか確認すると良いでしょう。
背面のバックカメラ付近
3つ目の背面マイクの位置は、バックカメラ付近です。
iPhoneの背面のマイクは、バックカメラとLEDライトの丁度中央にあります。
前面のインカメラ付近のマイクと同様に、ノイズキャンセリングの機能があります。
「どこに付いていても変わらないだろう」と思えてしまうほど、なぜ2つもマイクが付いているか不思議に思う方もいるはずです。
実は用途や機能は、iPhoneのマイクの位置にも関係しており、例えば背面のマイクであればノイズキャンセリングのため「周囲の音を拾って不要な音として判断し、ノイズとして処理をする」機能が付いています。
よって、iPhoneはノイズの判断材料を増やすため、前面と背面にマイクが付いていると言えます。
通話用イヤホンマイク
iphone本体に付いているマイク以外に、イヤホンマイクが購入時に付属で付けられています。他のスマートフォン用マイクと異なり、 音声通話・録音に使えるイヤホンです。
イヤホンマイクが付属で付けられている理由
apple社のテレビCMで通話をするシーンは、必ずイヤホンを付けています。実はapple社のスティーブ・ジョブズは、スマートフォンの電磁波の影響を考慮し、CMでもイヤホンを付けるように指示しています。
よって、イヤホンマイクは脳への電磁波の負担を減らす目的で付けられているため、通話時のマイクとして活用することをおすすめします。
iPhoneのマイクが複数ある理由
先程は底面、インカメラ付近、背面のバックカメラ付近の3つのマイクをご紹介しました。iPhoneのマイクは、用途や機能の異なるマイクありますが、「3つも必要ないのでは?」と考える人もいることでしょう。
iPhoneを快適に使えるようにするためには、マイクを複数つける必要があるため、3つのマイクのおかげで日頃さほどストレスを感じることなく使うことが出来ていると言っても過言ではないです。
それぞれ役割が違うため
iPhoneのマイクはノイズキャンセリング、音声録音、通話の用途で付けられています。1つのマイクですべての役割を果たそうとすると、精密な動作は極めて難しくなります。
よって、それぞれ役割の異なるマイクを適した箇所に付けることで、iPhoneをストレスフリーで使用することができるのです。
iPhoneの3つのマイクの機能/用途
iphoneの3つのマイクの位置や機能はそれぞれ異なることをご説明しました。ノイズキャンセリング、音声録音・通話といったことに特化したマイクは、iPhone利用者にとって様々な場面で役に立っています。
ノイズキャンセリング
iPhoneの前面、インカメラ付近のマイクには、周囲の不要な音の音量を下げるノイズキャンセリング機能があります。もしノイズキャンセリング機能付きのマイクが無ければ、通話している時に雑音がうるさいと感じることでしょう。
底面のマイクと異なり、ノイズキャンセリング機能を持つマイクのため、インカメラ付近の前面に付けることで機能を発揮しています。
例えば、底面にノイズキャンセリング機能のマイクがあると、自分の音声を届けるためのマイクを通話口と離れた位置につけなければなりません。もし重複して機能を付けると、使いにくくなります。
もし底面にノイズキャンセリング機能のマイクを付けた場合は、声を届けるためのマイクが離れた音を拾わなければならないため、雑音を拾いやすくなります。
よってノイズキャンセリング機能としては、的確な箇所に付いている前面のマイクが主に役割を果たしています。
音声録音/通話
底面のマイクは、音声録音、通話のためにあります。また、動画やボイスメモの音声録音の用途があり、iPhoneの利用者が普段一番使うマイクだと考えられます。
自分の声を相手に届けるためのマイクですから、「電話が聞き取りづらい」と言われた場合は、底面のマイクに埃が溜まっていないか、手で押さえていないか確認すると良いでしょう。
また、iPhoneのCMでは通話の場面を映す際、必ずイヤホンを付けています。iPhoneの付属品として付けられるイヤホンにもマイクがあります。
Apple社のスティーブ・ジョブズがスマホの電磁波の影響を考えた上で、テレビのCMではイヤホンを付けて通話をしていると考えられます。
手で通話口を押さえたり、ケースがずれて自分の声が聞こえにくくなることがあるため、「声が聞こえにくい」と言われたらイヤホンを使うことも手段の1つです。
補助的な役割
iPhoneのバックカメラ付近に位置する背面マイクは、補助的な役割があります。 iPhoneの背面のマイクはノイズキャンセリングの機能を持つとご紹介しました。
前面のマイク程、大きく活躍しているわけではありませんが、背面のマイクで周囲の不要な音を感知し、自然とノイズを減らす仕組みになっています。
背面のマイクはiPhone専用のケースであれば隠れにくいものです。よって、埃が入りやすく、普段気にせずiPhoneを使用していると傷つきやすい位置にあるため、補助マイクとは言え注意が必要です。
もし背面のマイクが傷ついたり何らかの支障が出た場合は、ノイズを拾いやすくなってしまいます。iPhoneのマイクの位置としては、気づきにくい場所にありますが、より高性能にノイズを削除するために必要なマイクだからこそ背面に存在します。
iPhoneのマイクの注意点
せっかく高性能のマイクが付いているiPhoneでも、扱い方によってはマイクの機能が損なわれてしまう可能性があります。iPhoneの高性能さを最大に活かすために、マイクの注意点をご紹介します。
ケースがマイクに影響
iPhoneは底面、前面、背面にマイクの位置があるということから、ケースがマイクに影響を及ぼす可能性があります。特に底面、前面のマイクは手に当たりやすく、フィルムやケースで隠れやすいため注意です。
iPhoneはバックカメラ付近を隠すケースが少ないため、iPhoneケースに関しては、背面のマイクに配慮する必要はないです。
音声録音や通話に使われる前面のマイクは、ケースの影響を最も受けやすいです。少しでもサイズがズレたケースを使うと、相手に「声が聞こえない」と言われた経験がある方もいるはずです。
「どこに」マイクが存在しているか把握して、サイズが合ったiPhoneケースを使うことで、通話時の相手への配慮にも繋がります。
持ち方を気をつける
受話器を持つように両手でiPhone底面のマイクをふさぐと、声が届きにくくなってしまいます。また、髪の毛などが前面のマイクにかかるとノイズや故障の原因になります。
iPhoneを使う時は、マイクを塞いでしまうような持ち方を避けると良いです。
iPhoneの背面マイクの場合、持ち方によるマイクの故障で考えられることは、汗や水が入ってしまうことです。
夏場に汗だくの手で寝ながらiPhoneを使っている場合や、意図せず背面を上にして置いたテーブルに水が零れてしまう可能性が無いとは限りません。
また、iPhoneに限らず、スマホはケースが付いている以上、どこに、どんな置き方をしても故障はしないと思いがちですが、マイクが壊れる可能性は100%無いとは言い切れないため、持ち方や置き場所に気を付けることをおすすめします。
フィルムの位置
フィルムの位置も重要です。例えば、iPhone以外のサイズの合わないフィルムで前面のインカメラ付近をすべて塞いでしまい、マイクが使えなくなってしまうと、ノイズキャンセリング機能が働かなくなってしまいます。
「どこにフィルムを付けても大して変わらない」や「スマホの画面フィルムであれば何でもいい」と思っている方は要注意です。
iPhoneであれ、他のスマホであれ、電話のためにマイクは必要なため、長くiPhoneを利用したいのであれば、フィルムの位置はiPhone用フィルムの規定通り、ぴったりのものを選ぶとベストです。