2019年04月28日更新
iPhone XSのAnTuTuベンチマークスコアは36万点?Androidを圧倒?
iPhone XSのAnTuTuベンチマークの測定結果は実際にどうなのでしょうか?iPhone XSの性能は本当に高いのか気になりますよね?AnTuTuベンチマークを使いベンチマークスコアを調べてきました。Android端末比べてみましたので見ていきましょう。
目次
iPhone XS(A12 Bionic)の基本構成
iPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XRなどに搭載されているA12 Bionicがとても凄いと評価されていますが、どのぐらい凄いのか知っていますか?A12 Bionicとはそもそも何かご存知でしょうか?A12 Bionicを詳しく見ていきましょう。
A12 Bionicとは、Apple(アップル)が独自で開催した最新のSoC(System-on-a-Chip)です。Appleの新製品がA12 Bionicになった今A11 Bionicと比べてどのぐらいパワーアップしたのでしょうか?ベンチマーク比較しつつ紹介していきたいと思います。
ベンチマークの比較紹介をするその前に、iPhone XS(A12 Bionic)の基本構成を理解しておかなければ、どのぐらいiPhone XS(A12 Bionic)が優れているのかが、よく分からないと思いますので最初に基本構成について説明をさせていただきます。
基本構成
iPhone XS(A12 Bionic)の基本構成は「SoC」「メモリ」「解像度」「CPU」「GPU」といった構成になっています。これらを総合してA12 Bionicができています。CPUやGPUなどそれぞれ異なる役目があるので、それぞれのベンチマークも気になりますよね?
そのようなCPUやGPUなどのAnTuTuベンチマークのスコアも後々紹介していきます。iPhoneXや8シリーズに搭載されていた。A11 バイオニック(A11 Bionic)プロセッサの43億個を大きく上回る69億個のトランジスタをiPhone XSは集積しています。
基本的なシステム構成はも同じながらも全体的に性能を向上させているのが、iPhone XS(A12 Bionic)の特徴です。それでは、iPhone XS(A12 Bionic)の基本構成を詳しく説明をしていきますので、各性能を見ていきましょう。
SoC
iPhone XS(A12 Bionic)のSoCは「Kirin 980」というプロセッサを搭載しています。Kirin 980は小型4コアと大型2コアに加え、両者の中間ともいえる中型のものを2コアの合計8コアという構成をしています。
最新のスマートフォンはKirin 980を搭載しているものが増えてきました。とても性能いいので、AnTuTuベンチマークのスコアも期待ができそうですね。
メモリ
つづいて、iPhone XS(A12 Bionic)のメモリですが、iPhone XRはiPhone Xと同じ3GBなのですが、iPhone XSシリーズはiPhoneとして過去最大容量の4GBに増強されています。動画やゲームなど快適にプレイできるほどのメモリが十分あります。
2019年時点において、最も多くのメモリを搭載しているiPhoneとなっています。4GBもあれば、ちょっとのことでは、動作が重くならないはずです。フリーズすることはけしてないだろうと期待できますね。
AnTuTuベンチマークのスコアもさらに期待できそうですね。
解像度
つぎに、iPhone XS(A12 Bionic)の解像度です。iPhone XS(A12 Bionic)の解像度は2436×1125となっています。iPhone XSで高画質な3Dグラフィックのゲームを高解像度で楽しみたいひとは、ぜひiPhone XSを選んでください。
また映像や写真を主にiPhone XSで使う予定のひとにも、この2436×1125という解像度は満足させられるでしょう。デザイナー・開発者などは、iPhone XSを使うというひともいるのではないでしょうか。
この解像度は、他のiPhoneとAnTuTuベンチマークで比較したときは大きな差がでるでしょう。
CPU
そして、iPhone XSのCPUです。A12 BionicのCPUコア構成は、A11Bionicと同じ高性能コア2個と高効率コア4個の組み合わせです。2種類6個のCPUコアを持っています。
しかし各CPUコアに直結されているL1キャッシュが従来の32KB(命令キャッシュ)+32KB(データキャッシュ)から各128KBに増強されております。動作クロックの向上と合わせて高性能コアの性能が最大15パーセント引き上げられています。
ですのでiPhone XSのCPUは優れています。iPhone XSのCPUコアシステムはフュージョンアーキティクチャを採用しているので、CPUに関してもベンチマークが期待できるでしょう。
GPU
そして、iPhone XS(A12 Bionic)のGPUを見ていきます。GPUコアには、A10Fusion以前のPowerVR GPUコアに代わって、アップル独自設計のアーキティクチャが採用されており、A11Bionicの3コアから4コアに強化されております。
iPhone XSでは新たに、3Dオブジェクトを構成するポリゴンをより細かく分割してなめらかなオブジェクト形状を実現する「テッセレーション」と、3Dオブジェクトの表面の質感表現を向上させる「マルチレイヤーレンダリング」がサポートをしています。
GPUが優れているので、3Dゲームなど映像のリアリティが凄いです。GPUへの負荷もかかることはないためGPUのパワーが物凄く凄いことが分かります。iPhone XSのGPUのベンチマークにも期待できそうですね。
AnTuTuベンチマークのスコアの目安〜Ver7以降〜
それではいよいよ、iPhone XS(A12 Bionic)のAnTuTuベンチマークのスコアについて紹介をしていきます。まずは、実機のAnTuTuベンチマークのスコアの目安、Ver7(7世代)から説明してきます。Ver7以降のベンチマークのスコアを見ていきましょう。
スコア別の性能
855 (ハイエンド) |
710 (ミドルレンジ最上位) |
660 (ミドルレンジ上位) |
630 (ミドルレンジ) |
450 (エントリー) |
総合:約36.2万点 3D:約15.7万点 |
総合:約16.5万点 3D:約4.7万点 |
総合:約13.5万点 3D:約2.9万点 |
総合:約8.6万点 3D:約1.8万点 |
総合:約7.1万点 3D:約1.2万点 |
AnTuTuベンチマークのスコアの目安。Ver7以降のベンチマークの結果(Qualcommをベースとしています。)です。これがiPhone XS(A12 Bionic)の実機のAnTuTuベンチマークアプリのバージョンがVer7以降のスコアです。
Ver7以降のベンチマークの総合:約36.2万点(ハイエンド)です。Ver7以降のベンチマークの結果を参考にしてくださいね。
AnTuTuベンチマークのスコアの目安〜Ver7以前〜
それではつぎは、AnTuTuベンチマークのスコアの目安のVer7以前の結果を見ていきましょう。Ver7以降とVer7以前ではまったくAnTuTuベンチマークのスコアは変わってきます。
AnTuTuベンチマークのスコアの性能について説明してきます。注意点としましてQualcommをベースとしています。
スコア別の性能
835 (ハイエンド) |
660 (ミドルハイ上位) |
630 (ミドルハイ |
430 (ミドル) |
210 (エントリー) |
総合:約17万点 3D:約6.7万点 |
総合:約11万点 3D:約2.9万点 |
総合:約6.5万点 3D:約1.8万点 |
総合:4.3万点 3D:9千点 |
総合:2.3万点 3D:1500点 |
上記がiPhone XS(A12 Bionic)実機のAnTuTuベンチマークのスコアです。総合:約17万点(ハイエンド)の最高結果がでています。スコア別の性能を参考にしてくださいね。
iPhone XS実機のAnTuTu平均スコア
iPhone XS(A12 Bionic)の実機AnTuTuベンチマークスコアを気になりますよね?実機AnTuTuベンチマークスコアで、複数のスコアを出したのなら平均も取らなくてはいけません。平均を出すには四捨五入して啓作していきます。
AnTuTuバージョン7世代の平均スコアは、総合平均スコアは、355210。平均スコアの数字は流石iPhone XS(A12 Bionic)だという高い数字が出てしまいましたね。
総合スコア
つづきまして、iPhone XS(A12 Bionic)の実機AnTuTuベンチマークスコアの平均を出したのなら総合評価も見ていきましょう。総合スコアは、368122。となっています。詳しくは画像を見て参考にしてください。
総合スコアも平均スコアもiPhone XS(A12 Bionic)の性能が高いことが数字できちんと示されていましたね。
3Dスコア
つぎに、iPhone XS(A12 Bionic)の実機AnTuTuベンチマークスコアの3Dスコアについても見ていきましょう。AnTuTuバージョン7世代の平均スコアの結果を発表します。平均3Dスコアは146679となります。総合3Dスコアは152557となりました。
iPhone XS実機のAnTuTu平均スコアはAndroidを圧勝?
iPhone XS実機のAnTuTu平均スコアの結果が出ましたが、そのぐらいスコアの数字がいいのかというと他のスマートフォンと比べてみないと、その高い性能の凄さがなかなか分かりません。
そこでiPhone XS実機のAnTuTu平均スコアを分かりやすくするために、Androidスマホと比較していきます。ここまで、iPhone XSの優秀さがスコアで判明したのだからAndroidスマホを楽々圧勝できそうですねよ。それでは比較していきましょう。
Android端末とのスコア比較
Tom’s GuideがGeekbenchで測定したAndroid端末とのベンチマークスコア結果が発表されています。Tom’s Guideが言うには、現行のスマートフォンでiPhone XSとiPhone XS Maxは最も処理速度が速いスマートフォンに位置づけられているそうです。
画像を見ていただければ分かるように、iPhone XSとiPhone XS Maxがぶっちぎりで上位を占めています。Androidスマホでは勝負にならないほど、iPhoneの独壇場になっていますね。
iPhone XS MaX | 39 seconds |
iPhone XS | 39 seconds |
iPhone X | 43 seconds |
Galaxy S9+ | 2:32 |
LG G7 ThinQ | 3:16 |
OnePlus 6 | 3:45 |
Galaxy Note9 | N/A* |
こちらの表は、動画のエンコードをしている処理時間を計測した結果です。iPhone XS・iPhone XS MaXと共に処理速度は非常に高速だということを示しています。
まとめ
以上が、iPhone XSのAnTuTuベンチマークスコアは36万点?Androidを圧倒?の記事でした。iPhone XSがどれだけ高性能なのか、AnTuTuベンチマークスコア結果を見て理解しましたね?
iPhone XSを超えるようなスマートフォンがこれから発売されるのでしょうか?楽しみですね。