2019年08月15日更新
楽天Edyと楽天ペイの違いは?どっちがお得?
最近は様々な電子マネーが登場していて、楽天グループには楽天Edyと楽天ペイという2種類の電子マネーがありますが、楽天Edyと楽天ペイは比較してみると大きな違いがあります。今回は楽天Edyと楽天ペイを利用するにあたってどっちがお得かを解説します。
目次
- 1楽天 Edyや楽天ペイとはそもそも何?
- ・楽天 Edyとは
- ・楽天ペイとは
- 2楽天Edyと楽天ペイの違いを比較
- ・後払いか先払いか
- ・サービス利用時の決済方法の違い
- ・ポイントバックなどのキャンペーン内容
- 3楽天 Edyや楽天ペイとのメリット/デメリット
- ・ 楽天 Edyのメリット/デメリット
- ・ 楽天ペイのメリット/デメリット
- 4 楽天Edyを詳しく解説
- ・楽天Edyの仕組み
- ・楽天Edyの使い方
- ・楽天Edyの還元率
- 5楽天ペイを詳しく解説
- ・楽天ペイの仕組み
- ・楽天ペイの使い方
- ・楽天ペイの還元率
- 6楽天Edyと楽天ペイはどっちが使えてどっちがお得?
- ・スマホの機種にこだわりがなければ
- ・使い方が簡単なのは?
- ・利用できるお店が多いのは?
- ・ポイントの還元率が高いのは?
- ・総合的にみると
- ・合わせて読みたい!楽天Edyに関する記事一覧
楽天 Edyや楽天ペイとはそもそも何?
近年様々な電子マネーが登場していますが、楽天グループには楽天Edyと楽天ペイという2種類の電子マネーがあります。どっちの電子マネーも「楽天スーパーポイントが貯めやすい電子マネー」であり、楽天ユーザーにはお得な仕組みとなっています。
ただ楽天Edyと楽天ペイの違いはすぐには分かりづらく、どっちがお得か迷っている人も多いかもしれません。今回は楽天Edyと楽天ペイの違いやどっちの電子マネーが使える機能であるか、詳しく解説します。
楽天 Edyとは
「楽天Edy」とは楽天ブランドの電子マネーです。対応している店舗の多さが特徴で、電子マネー決済を採用している店舗のほとんどで使える点が魅力です。
楽天Edyを使うには事前にチャージをする必要があり、チャージはコンビニやクレジットカード、楽天スーパーポイントから可能です。さらにお店での実際の支払いも簡単で、レジで「楽天Edyでお願いします」と伝えるだけです。
レジにある専用の端末(電子マネーの絵が書かれている)に楽天Edyカードをかざすとすぐに決済完了となります。
楽天ペイとは
「楽天ペイ」とはスマホだけで決済ができるキャッシュレスサービスです。楽天ペイの基本的な支払いの仕組みは、QRコード・バーコード決済によるものとなっています。
スマホのアプリを開き、QRコードをお店の人に読み取って貰うだけで支払いが完了します。楽天ペイのQRコードを読み取ると、クレジットカードで支払ったことになるため事前にクレジットカードを登録しておく必要があります。
そのため楽天ペイでは、事前のチャージや銀行からの入金、暗証番号の入力または利用者のサインなどが省略されるのでとても簡単に利用できるでしょう。
楽天Edyと楽天ペイの違いを比較
では次に楽天Edyと楽天ペイとの違いについて説明していきます。楽天Edyと楽天ペイは同じキャッシュレス決済のように思えて、内容はかなり大きく異なることがわかるでしょう。
後払いか先払いか
まず楽天Edyは完全に先払いのチャージ制キャッシュレス決済となります。事前にチャージをしておいて、楽天Edyに残高がないと買い物に利用することはできません。
また楽天Edyはチャージした分だけしか使用することはできないので、余計にお金を使いすぎてしまうリスクは回避できるでしょう。
一方で楽天ペイはクレジットカードと連携して後払いができる決済サービスとなっています。楽天ペイで決済した金額が翌日クレジットカードに請求されるという完全後払いのシステムですので、残高を確認する必要がありません。
サービス利用時の決済方法の違い
楽天Edyと楽天ペイを比較するとサービス利用時の決済方法が違います。前述したように楽天ペイはクレジットカードと連携して決済しますので、必然的にクレジットカードと必要になります。
しかし楽天Edyは現金や口座によるチャージもできるため、クレジットカードがなくても利用できます。
IC式は楽天 Edyでバーコード式は楽天ペイの区別
楽天EdyはICチップを読み取って決済を行います。そのためスマホだけでなくカードで決済を行う人も多い傾向にあります。
一方で楽天ペイはスマホでバーコードを表示するか、QRコードを読み込むか、それともセルフで金額を入力するかのいずれかが選ぶことが可能です。
そのため余計にカードを持つ必要が無く、さらにおサイフケータイに対応しているスマホかどうか気にする必要が無いのでこの点に関しては楽天ペイの方が気軽に使いやすいかもしれません。
ポイントバックなどのキャンペーン内容
楽天Edyと楽天ペイを比較すると、どちらも楽天カードと連携して合計1.5%のポイント還元率を得ることができますが、期間限定のポイントアップキャンペーンの内容なども大きく異なっています。
楽天Edyは常時ポイントアップ加盟店があり、その店舗で買い物をするとポイント還元率が上がるという特典があります。その他にも抽選で5,000ポイント当たるなどの抽選キャンペーンを行ってるのも特徴です。
一方で楽天ペイは特定の店舗での利用料金の10%をポイントバックなど、ポイント還元のキャンペーン内容が大きく異なります。楽天Edyのポイントアップは高くて1%程度なので、楽天ペイの方がポイント還元のキャンペーン内容は充実しているかもしれません。
また楽天Edyのポイントアップ加盟店に関しては、喫茶店やお好み焼き屋さん、イタリアンレストランなど幅広いジャンルのお店でポイントアップ対象となります。
一方で現在の楽天ペイの10%ポイントバックのキャンペーンに関しては、基本的に居酒屋の利用がほとんどで、この点に関しては居酒屋を利用しない人にとっては不利かもしれません。
自分が普段どのお店を利用することが多いか確認し、お得になる方を選ぶのが1番賢い方法と言えるでしょう。時期やタイミングによって開催しているキャンペーンが異なるので、常にチェックすることをおすすめします。
楽天 Edyや楽天ペイとのメリット/デメリット
次に楽天Edyと楽天ペイのメリットやデメリットを解説しますので、これらを比較してどっちがお得か、どっちが自分に合っているかを確認してみましょう。
楽天 Edyのメリット/デメリット
まず最初に楽天Edyのメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット
まず楽天Edyのメリットは、チャージ制で完全に先払いのシステムなので、気付かない間に使い過ぎて後払いの請求が払えなくなった、というリスクを避けることができる点が挙げられます。
さらに、楽天Edyはチャージ制のキャッシュレスサービスなので、楽天Edyを使うことに関して審査は一切無く利用開始できるので、クレジットカードを持つことができない人にもぴったりです。
また楽天Edyではポイントが貯まるのは楽天Edyを使った場合だけではなく、クレジットカードからチャージすることでクレジットカードのポイントを貯めることができるのでポイント2重取りができる点も大きなメリットでしょう。
デメリット
楽天Edyのデメリットとしては、チャージしないと利用できないという点でしょう。楽天Edyは自分がチャージしている金額内でしか買い物をすることはできません。
楽天Edyに関わらずこのデメリットから電子マネー自体が苦手だという人も多いのではないでしょうか?楽天Edyに残高がいくらあるか確認しないままチャージ不足で支払いできないこともあり、残高の判断がしにくい点もデメリットでしょう。
また楽天Edyがスマホで使えるのはおサイフケータイ対応(FeliCa搭載)のAndroid機種のみで、それ以外のiPhoneなどの機種では使えない点には注意が必要です。
また海外製の格安スマホの機種はおサイフケータイ非対応が多いため、スマホ決済が使えない機種の可能性も高いです。スマホで簡単に支払いを済ませたいという人にとっては、少し機種を選ばなければいけなくなることが不便な点かもしれません。
楽天ペイのメリット/デメリット
次に楽天ペイのメリット、デメリットをみてみましょう。
メリット
楽天ペイのメリットとして挙げられるのは、バーコードやQRコードを使用して支払うため、どの機種のスマホでも基本的に利用できるサービスであるという点でとても便利です。
楽天ペイはおサイフケータイに対応している機種でなければ使えない楽天Edyとは違い、スマホ本体に支払いの機能は不要です。またチャージ不要で完全後払いのシステムなので、支払い時のチャージ残高不足などの心配がないという点もメリットでしょう。
またネット通販などオンラインでの支払いに関しては、楽天ペイを通じて自分のクレジットカード会社へ請求する形となります。
楽天ペイを使えば通販サイトでクレジットカード情報を入力する手間も防ぐことができますし、クレジットカード情報を他の店舗やサービスに教える必要もないので、情報漏えいによる不正利用のリスクを軽減させることにも繋がるでしょう。
デメリット
デメリットと言えば楽天ペイが使えるお店はまだ、楽天Edyと比べて少ない傾向にある点でしょう。楽天ペイはローソンやファミリーマート、ミニストップのようなコンビニをはじめ、チェーン店の居酒屋やアパレルブランドに対応しています。
まだまだ提携しているサービスは少ない傾向にありますが、利便性を考慮するとこの先もどんどん使える加盟店が増えていくのではないかと予想されます。
また支払い方法は基本的にクレジットカード決済となるため、クレジットカードを持っていない人には利用できないというデメリットがあります。使用できるクレジットカードも楽天カード、VISAかMasterCardとなり、JCBやAmexには対応していません。
楽天Edyを詳しく解説
楽天EdyとはICチップを読み込んで支払いを行う電子マネーのことです。Edy支払いができるお店は全国たくさんあり「楽天」と名前についていますが、Edyが使える店舗であれば対応してます。そのため幅広いお店やサービスで利用することが可能です。
ではここから楽天Edyについて仕組みや使い方、還元率まで詳しく解説をします。
楽天Edyの仕組み
楽天Edyは楽天ブランドの電子マネーで、ICチップを読み込んで決済を行うシステムです。楽天Edyを利用するためには事前にチャージをする必要があり、チャージはコンビニやクレジットカード、楽天スーパーポイントから可能です。
楽天Edyはクレジットカードサービスである楽天カードに付随していることが多く、もちろん楽天Edy単体のカードもあります。また、ICチップが使えるおサイフケータイ対応のスマホであれば、スマホをかざすだけで簡単にEdyを利用することができます。
楽天Edyで代金を支払うと、お店が電子マネー発行会社に売上を請求し、即時に楽天Edyに代金を請求することになります。このように楽天Edyの特徴は事前の入金と素早い引き落としなので現金同様お金の管理が楽でしょう。
楽天Edyの使い方
楽天Edyのチャージ方法は基本的に現金やクレジットカードを利用することができます。さらにおサイフケータイで楽天Edyを使う場合や、楽天カードで楽天Edyを使用する際は、オートチャージと呼ばれる自動的に一定金額チャージしてくれる機能もあります。
その他にも銀行口座から直接チャージすることも可能なので、自分に合ったチャージ方法を選ぶと良いでしょう。
楽天Edyの使い方は事前チャージの上、決済時に店員さんへ楽天Edyで支払うことを伝え、カードやスマホなどを電子マネー決済機にかざすだけで利用できます。
楽天Edyの還元率
楽天Edyを使った場合のポイント還元率は、200円ごとに1ポイントとなります。つまり0.5%の還元率となります。また「ポイントアップ加盟店」と呼ばれる、一部の店舗につき還元率が1%になるキャンペーンを実施することがあります。
さらにチャージを楽天カードで行うことで楽天ポイントがさらに1%追加されます。つまり楽天Edyを利用し、尚且つチャージを楽天カードで行うことで合計1.5%の還元率になります。
これはあくまで最低値になるので、ポイントアップ加盟店を利用し期間限定のキャンペーンに参加することでより多くのポイントを貯めることが期待できます。
楽天ペイを詳しく解説
次に楽天ペイのサービスについて解説します。楽天ペイは、スマホで簡単に支払いができるキャッシュレスサービスとなります。
楽天ペイを通じて自分が設定したクレジットカードに請求がいく形となり、ネットでの支払い時の面倒なクレジットカード入力を省略することができるという点もメリットの一つです。
QRコードの読み取りやバーコードの表示で決済が可能なので基本的にどのスマホでも対応できる点も魅力です。
楽天ペイの仕組み
楽天ペイはカードで支払いをするサービスはなくスマホで支払いを行うサービスで、スマホやタブレットでコード決済するアプリです。カードの登録さえしておけばスマホ一つで買い物ができるため、残高を気にする必要もありません。
まず事前に楽天ペイでの引き落としカード情報を登録します。そして楽天ペイでお店に代金を支払うとお店がコード決済会社に売り上げを請求し、楽天ペイに登録したカード使用者に使用分の代金が請求されるという仕組みとなっています。
楽天ペイの使い方
楽天ペイの使い方は「バーコード決済」「QRコード決済」「セルフ決済」の3種類の決済方法があります。「バーコード決済」は下記の画面を店員に見せて、専用の機械でバーコードを読み取ってもらって決済します。
「QRコード決済」の場合はアプリのQRコード読み取り機能で、お店の端末のQRコードを読み取って決済します。「セルフ決済」はアプリから利用したお店を選択し、自身で利用金額を入力して決済します。
楽天ペイに対応しているお店によっては、全ての支払いに対応していない場合もありますが、バーコードやQRコードの読み取りで支払いができるため、必ずしもおサイフケータイ対応のスマホを選ぶ必要が無いというメリットがあります。
楽天ペイの還元率
楽天ペイの還元率は、楽天ペイを利用することで200円で1ポイント貯まります。つまり、ポイント還元率は0.5%ということになります。また支払いのクレジットカードを楽天カードに設定することでさらに1.0%還元されるようになります。
楽天カードと楽天ペイを合わせると、合計1.5%の還元率となります。また、期間限定で一部の店舗の支払い料金の10%をポイントバックするというキャンペーンも開催します。
さらに楽天ペイはサービス拡大を目指していることもあり、初回利用時にポイントアップする特典などもあります。楽天ペイはキャンペーンや期間限定のイベントを駆使することで、より効率良くポイントを貯めることができるでしょう。
楽天Edyと楽天ペイはどっちが使えてどっちがお得?
では最後に楽天Edyと楽天ペイを比較して、どっちが使えてお得であるかを検証していきましょう。自分の用途に合った方を利用してください。
スマホの機種にこだわりがなければ
楽天Edyも楽天ペイを比較すると、スマホで支払いする場合はどっちもスマホをタッチするだけで良いという手軽さがありますので使いやすいです。
ただし楽天Edyがスマホで使えるのはおサイフケータイ対応(FeliCa搭載)のAndroid機種のみで、それ以外のiPhoneなどでは使えません。
どうしてもiPhoneが使いたいというような、スマホの機種にこだわりがなければ楽天ペイの方が基本的にどのスマホの機種でも使えるのでおすすめです。
使い方が簡単なのは?
楽天Edyも楽天ペイを比較しても、使い方はどっちも簡単です。楽天ペイはアプリを開いてQRコードを見せるか読み取るだけで、楽天Edyは事前にチャージしておけば電子マネー決済機に「かざすだけ」で決済が可能になります。
普段からメインで使う電子マネーはまず何より「多くのお店で使える」という使いやすさが重要と言えるでしょう。もしおサイフケータイ対応(FeliCa搭載)のAndroid機種を持っている人は基本的に楽天Edyがおすすめです。
利用できるお店が多いのは?
楽天Edyと楽天ペイを比較すると、利用できるお店が多いのは楽天Edyの方でしょう。楽天Edyの加盟店は電子マネー全体の中でもトップクラスの多さで、セブンイレブンなどのコンビニをはじめ、マクドナルドやガストなど全国で50万店舗を超えています。
また実店舗のみならずオンラインサービスでも利用できるのが大きな特徴です。最も多くのお店で使える電子マネーというメリットを重視するなら、楽天Edyをメインの支払い方法に選ぶ価値があります。
ポイントの還元率が高いのは?
楽天Edyと楽天ペイを比較してどっちがポイント還元率が高いかというと、まず楽天Edyも楽天ペイも、楽天カードと連携して得られる最低限の還元率は同じです。何もキャンペーンや特典を利用せずに使うのであれば、どっちも違いがありません。
しかし楽天Edyの場合、ポイント還元率が1.2%のリクルートカードからチャージすれば、支払額の0.5%還元と合わせて合計1.7%のポイントが貯まりますので還元率が高くなります。
また楽天ペイは新しくできたサービスでそして現在利用者を増やす動きがあることから、キャンペーンや特典の部分では楽天ペイの方がお得になる可能性が非常に高いです。自分の使い方に合った方を選ぶと良いでしょう。
総合的にみると
楽天Edyと楽天ペイは、サービス内容は異なっても最低値のポイント還元率は違いがないことが分かります。日常的に電子マネーを使うと考えると、何より「多くのお店で使える」という使いやすさも選ぶポイントと言えます。
ただ今後サービス拡大を目指す楽天ペイを考慮すると、キャンペーンや初回特典がお得になる可能性も考えられます。楽天Edyと楽天ペイは、自分の普段利用するお店やお金の使い方を比較した上で、どっちにする方がお得になるか考えて選ぶと良いでしょう。
向く人向かない人
使いすぎが気になる人には楽天ペイの「後払いシステム」を利用することをおすすめできません。楽天Edyは必然的に使いすぎや支払い滞納のリスクがないという点が安心できるポイントでしょう。
楽天Edyと楽天ペイは後払いか先払いかという大きな違いがありますので、この点に関してどっちを選ぶかという基準にしても良いでしょう。