【Outlook】ハイパーリンクの編集/削除方法を解説!
ハイパーリンクを編集して挿入することにより、特定のファイルやWebサイトへ訪れるのが楽になります。Outlookでもそれは同様です。この記事ではOutlookでハイパーリンクのを挿入した場合の編集/削除方法を説明していきます。
目次
【Outlook】ハイパーリンクとは?
Outlookを含め、マイクロソフトが提供するソフトウェアではハイパーリンクを挿入することができます。Outlookではリンクを貼り付けてリンク先へ誘導したいこともあると思いますので、利用する人も少なくないのではないでしょうか。
エクセル/Webのリンク先/ファイルのショートカットを貼り付ける機能
ハイパーリンクというのは、エクセルやWebのリンク先、ファイルのショートカットを貼り付けることができる機能を言います。Outlookではリンク先のURLを貼り付ける場合などに特に重宝しているのではないでしょうか。
ハイパーリンクになりうるメールアドレスやWebサイトのリンク先URLなどは自動的にハイパーリンクとなることもあります。その文字列の編集や、リンク先の変更、リンクそのものを解除/削除したい場合あるでしょう。
この記事ではそのハイパーリンクの編集方法や削除/解除方法について説明していきます。
【Outlook】ハイパーリンクの編集方法
Outlookでハイパーリンクを編集する場合の操作手順には、リボンコマンドを利用する方法とショートカットメニューを利用して操作する方法があります。
リボンコマンドで操作する手順
Outlookのリボンコマンドというのは上部に表示されているメニュー項目のことです。上記画像の赤枠で囲った部分がそれにあたります。
Outlookのリボンコマンドでのハイパーリンクの編集/削除(解除)方法ですが、編集/削除(解除)したいハイパーリンクをクリックで選択してください。
次に、「挿入」タブをクリックしてください。
「挿入」タブをクリックすると、そのリボンコマンドの中に「ハイパーリンク」があります。ハイパーリンクを編集するため、そこをクリックしてください。ハイパーリンクを編集するためのダイアログが表示されますので、ここを利用して編集を行います。
ショートカットメニューより操作する手順
Outlookのショートカットメニューからもハイパーリンクの編集や削除(解除)が可能です。編集したいハイパーリンクの上で右クリックしてください。
ショートカットメニューの中の「ハイパーリンクの編集」をクリックしてください。
ダイアログで入力するかWebの参照で直接指定
Outlookのリボンコマンドを利用した場合も、ショートカットメニューを利用する場合も表示される画面は同じものになります。
Outlookで指定するハイパーリンクの指定方法は、このダイアログに直接入力するものと、Webの参照を利用して指定するものとがあります。
ダイアログでハイパーリンクの表示文字列を変更したい場合は「表示文字列」の項目を編集します。
ダイアログを利用してハイパーリンクに割り振られているリンク先のURLやメールアドレスなどの編集は「アドレス」から行います。
貼り付けたいリンク先のURLが分からない場合は、「Webの参照」からインターネットでURLをコピーして貼り付けることになります。Webの参照は、検索先の横にある地球に虫眼鏡マークのボタンをクリックしてください。
Webの参照で開いたブラウザで該当サイトを検索し、そのURLをコピーして、ダイアログの「アドレス」に貼り付けましょう。
具体的なハイパーリンクの作成方法
これまではURLを前提にOutlookでハイパーリンクを指定する方法の説明をしてきましたが、それ以外にもOutlookで指定できるハイパーリンクがありますので、それぞれの指定方法の説明をしていきましょう。
Webページの場合
Webページの場合は上述したとおり、「ファイル、Webページ」の項目で、「アドレス」欄にWebの参照などを利用してURLを貼り付けることで行います。Webの参照などで取得したリンク先のURL入力後は「OK」をクリックして確定させましょう。
既存のファイルの場合
Outlookで既存のファイルのハイパーリンクを場合は、「ファイル、Webページ」の項目で、「現在のフォルダー」からファイルを選択します。
それ以外のフォルダーを選択したい場合は「検索先」を変更しましょう。ハイパーリンクで表示するファイルの選択が完了したら「OK」を押して確定します。
新規メールの場合
Outlookでは、ハイパーリンクをクリックすると新規メールの作成画面が表示されるようにすることもできます。「電子メールアドレス」を選択してください。
「電子メールアドレス」には、新規メールを立ち上げた際「To」に入力されるメールアドレスを入力しましょう。「mailto:」の部分はメールアドレスを入力すると自動的に挿入されます。
「件名」はその新規メールの件名に自動的に入力されますので、その内容のものを入力してください。
ヒントを作成する場合
ヒントというのは、そのリンクにマウスカーソルを合わせた時に表示されるものです。Outlookではここに表示される内容を指定することもできます。その場合は「ヒント設定」をクリックしてください。
ヒントで表示したいテキストを「ヒントのテキスト」の部分に入力してください。その後「OK」をクリックしましょう。
【Outlook】ハイパーリンクの削除/解除方法
OutlookでURLやメールアドレスを入力すると、自動的にハイパーリンクが設定されます。しかし、ハイパーリンクを設定したくない場合ももちろんあるでしょう。そんなときにはハイパーリンクを削除/解除することができます。
ハイパーリンクの削除手順
Outlookでのハイパーリンクの作業手順も、メニュー(リボンコマンドもしくはショートカット)から行う方法と、ショートカットキーで行う方法とがあります。
メニュー
Outlookのメニュー(リボンコマンド)からハイパーリンクの削除/解除を行う方法では、まず「ハイパーリンク」の編集ダイアログを開きます。
そのうち、「ハイパーリンクの解除」というボタンがありますので、そこからハイパーリンクの削除/解除を行ってください。
ショートカットメニュー
ハイパーリンクを右クリックで開くショートカットメニューからは、「ハイパーリンクの削除」をクリックすれば削除/解除が可能です。
ショートカットキー
Outlookにはショートカットキーがありますが、それを利用すると簡単にハイパーリンクの削除/解除ができます。Outlookでハイパーリンクを解除するためのショートカットキーは[Ctrl]+[Shift]+[F9]です。
なお、すべてのハイパーリンクを削除したい場合は、[Ctrl]+[A]ですべて選択した後、上記のショートカットを利用してください。
【Outlook】ハイパーリンクの編集/削除の方法~応用~
Outlookでハイパーリンクの編集/削除をする方法の中で、さらに応用で利用するやり方もお教えしましょう。
Ctrl キー無しでリンクをクリック可能にする手順
Outlookでは、メール作成中に間違ってサイトへ飛ぶことを防ぐために、通常、ハイパーリンクを設定した文字列はCtrlキーと一緒にクリックすることで開くよう設定されています。それを、CtrlキーなしでリンクのClickを可能にすることもできます。
その方法ですが、まず「ファイル」をクリックしてください。
次に、ファイルメニューの中から「オプション」を開いてください。
Outlookのオプションメニューの中の「メール」をクリックしてください。
「編集オプション」というボタンがありますので、そこをクリックします。
編集オプションが開きますので、「詳細設定」をクリックしてください。
「Ctrl キー +クリックでハイパーリンクを表示する」に入っているチェックを外しましょう。あとは「OK」を選んでいけば設定が完了します。
なお、この機能を解除すると、リンクの途中にカーソルを入れて編集することはできませんので、その点の注意が必要です。
自動設定を無効にする手順
Outlook利用時、そもそもURLやメールアドレスを自動的にハイパーリンクにする設定を解除したい、という場合は自動設定を無効にしましょう。設定方法ですが、先ほどの編集オプションで「文章校正」の「オートコレクトのオプション」をクリックしてください。
「入力オートフォーマット」タブをクリックします。
「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」の部分に入っているチェックを外しましょう。それで自動的にハイパーリンクが設定されなくなります。
表示テキスト/イメージを残して削除する手順
ハイパーリンクの文字そのものを消してハイパーリンクを解除する、という方法も取れますが、表示テキストやイメージ(画像)を残して削除もできます。
と言っても、この方法は前述したハイパーリンクの削除/解除方法と内容は全く同じです。そちらの内容を参照して利用してください。
Outlookでハイパーリンクを設定すると、URLをブラウザへ貼り付けなくてもそこへ移動することができたり、そのメールアドレス宛のメールを開くことが可能となります。
内容の編集や、必要のないハイパーリンクを削除する方法は意外と重宝するものです。この記事を参考にして、受信した人が見やすい・利用しやすいメールの作成をOutlookで行ってみてください。