2019年09月29日更新
【PayPay】3Dセキュア対応で「Kyash」はどうなるのかくわしく解説!
PayPayが新たに3Dセキュア対応となりました。PayPayでは、「Kyash」を登録して利用することもできますが、今回、この「Kyash」が3Dセキュア対応のPayPayではどうなるのか、解説していきたいと思います。
目次
「PayPay」や「Kyash」とは
「PayPay」とはどのようなサービスなのか?「Kyash」とはなんなのか?今回はPayPayの概要やKyashの概要から確認していきましょう。
「PayPay」
「PayPay」とは、スマホのQRコード決済アプリです。スマホ(AndroidやiPhone)のQRを店舗の端末に読み込ませることで、商品の決済が可能となります。
スマホのQRコード決済アプリ
PayPayはスマホ(AndroidやiPhone)にインストールすれば、アプリ内でQRコードを作成できます。そのQRコードを使うという流れになります。
スマホ(AndroidやiPhone)ののQRコード決済アプリなので、財布を持ち歩く必要もなくなり、支払いもスムーズになります。
「Kyash」
続いて「Kyash」とはどのようなサービスなのか確認していきましょう。「Kyash」とはプリペイド式のVisaカードです。
プリペイド式のVisaカード
「Kyash」は手持ちのクレジットカードやデビットカードを登録することが可能です。「Kyash」はアプリ上でリアルタイム管理が可能となっていて、使用方法として最大五枚までのクレジットカード登録が可能です。
クレジットからチャージする
使用状況が通知で届き履歴に反映されるので、セキュリティ上問題があれば制限をかけることも可能なうえ使用する分だけクレジットカードからチャージすることも可能となっています。
「PayPay」が3Dセキュア対応「Kyash」でどうなるかを解説
「PayPay」は新たに3Dセキュア対応となりました。3Dセキュアとは、VISAやMastercard、JCB、AMEXが推奨している本人認証サービスです。新たに3Dセキュア対応となったPayPayでは「Kyash」についてどうなるのか解説していきます。
PayPayの支払いにKyashの登録可能
PayPayの支払いにKyashの登録可能となったことで、PayPayには新たなメリットが誕生しました。新たなメリットとは、ポイントです。
ポイントの3重取りができる
PayPayの支払いにKyashの登録できるようになった結果、PayPayではポイントの3重取りができるようになりました。
PayPayの上限金額が増える
PayPayでは3Dセキュア対応となりましたが、Kyash自体は3Dセキュアによる本人認証していません。これは過去の話ですが、PayPayの上限金額に関わる問題で、メリットでもありデメリットでもありました。
Kyashは3Dセキュアに未対応
Kyashが3Dセキュアに未対応であることで、PayPayでのKyashの利用は毎月5,000円以上利用することはできなくなったのです。
しかし、2019年9月29日現在、Kyashの公式Twitterを確認したところ、Kyashは本人認証サービスである3Dセキュアに対応したというニュースが流れました。
2019年6月17日から「クレジットカードやデビットカード登録時の本人認証サービス3Dセキュアに対応いたします。」という案内文が書かれています。つまり、Kyashは3Dセキュアにも対応しているというわけです。
「PayPay」の3Dセキュアによる「Kyash」使用で起こるデメリット
当時3Dセキュアを利用できなかったKyashの、「PayPay」の3Dセキュアによる「Kyash」使用で起きるデメリットとしては以下2点が挙がっていました。
- Kyashの制限金額
- 1ヶ月で5,000円
この「PayPay」の3Dセキュアによる「Kyash」使用で起こるデメリットを一つひとつ確認していきましょう。
Kyashの制限金額
時に3Dセキュアを利用できなかったKyashの、「PayPay」の3Dセキュアによる「Kyash」使用で起こるデメリット一つ目は、Kyashの制限金額についてです。
前述していますが、Kyashが3Dセキュアに未対応であることで、PayPayでのKyashの利用は毎月5,000円以上利用することはできなくなりました。
1ヶ月で5,000円
1ヶ月で5,000円というのが、PayPayでKyashを利用する際の制限金額となっていたのです。Kyashを利用する限り、PayPayでの利用金額は1ヶ月で5,000円までと制限されていました。
PayPayで1ヶ月で5,000円以上の利用を検討している場合は、この制限に引っかからないようにKyashの利用をとりやめる必要もあったのです。しかし、2019年9月29日現在Kyashでも3Dセキュアが利用できるようになったのでこの問題も消えました。
3Dセキュアによる本人認証での制限金額
3Dセキュアによる本人認証での制限金額はいくらになるのか、この点も確認しておきましょう。結論からいうと、1ヶ月で50,000円となっています。
3Dセキュアによる本人認証での制限金額一ヶ月で50,000円なので、当時の3DセキュアなしのKyashの制限金額5,000円と比べると10倍の差があったのです。
1ヶ月で50,000円
3Dセキュアによる本人認証さえ行えば、PayPayでも1ヶ月で50,000円まで利用できるように制限金額が調整されます。ちなみに3Dセキュアによる本人認証後の一日の利用金額は最大2,0000円です。
Kyashは当時本人認証していなかったので、Kyashを利用する場合は一ヶ月の最大利用金額にどうしても制限がかかってしまいました。
本人認証していませんと金額制限の解除はできません。しかしKyashはそもそもVISA認証サービスに対応していなかったため、どうすることもできなかったのです。
「PayPay」の3Dセキュアによる「Kyash」使用の際の注意点
続いては「PayPay」の3Dセキュアによる「Kyash」使用の際の注意点について確認していきましょう。
本人認証していませんと表示がでる
当時のPayPayでもKyashを利用すること自体は可能でした。しかし、3Dセキュアを導入した場合どうなるのかというと、本人認証していませんと表示が出る仕組みになっていたのです。
なぜ本人認証していませんと表示が出るかというと、原因は3Dセキュア導入自体にありました。
PayPayでの3Dセキュア導入が原因
PayPayでの3Dセキュア導入してしまうと、Kyashを利用しようとしたとき注意喚起として「本人認証していません」と表示されていたのです。つまり、PayPayで3dセキュアを利用する場合はKyashを利用できなくなっていたわけです。
そのまま手続きを進めようとしてもどうなるわけでもないので、この点は注意点として覚えておく必要がありました。
【PayPay】3Dセキュア対応で「Kyash」はどうなるのかくわしく解説!~まとめ~
今回はPayPayで3Dセキュアを利用した場合「Kyash」はどうなるのかくわしく解説してみました。PayPayは新たに3Dセキュアを導入しました。本人認証することでクレジットカードを使用する際の不安要素が減るので非常にありがたいシステムです。
3Dセキュアとは、VISAやMastercard、JCB、AMEXが推奨している本人認証サービスです。3Dセキュアを利用することで、なりすましによるクレジットカード情報の盗用など不正利用を防ぐことができます。
また、3Dセキュアは有名なクレジットカードブランドVISA、Mastercard、JCB、AMEXで共通して導入されている本人認証なので信頼性も高いシステムです。
パスワードなどをカード発行会社に登録することで利用できるようになるシステムですが、PayPayでKyashを利用したい場合、Kyash自体が3Dセキュアに対応していませんでした。
つまり当時PayPayを利用する方法としては、3DセキュアをKyashなしで利用する方法か、Kyashを3Dセキュアなしで利用する方法かの二択でした。Kyashを利用した場合、ポイントの3重取りができるようになったりします。
しかし、3dセキュアなしでKyashを利用する場合のPayPayの最大利用金額は毎月5,000円までになってしまいます。一方、PayPayで3Dセキュアを利用した場合、PayPayの制限金額が一ヶ月で50,000円になります。
利用金額の高さを選ぶか、Kyashの利便性を選ぶか、判断基準を持って選択することになっていたのですが、Kyashでは2019年6月17日以降、3Dセキュアが利用できるようになりました。
当時は3Dセキュアが利用できず、「本人認証していません」と表示されどうしようもない状態でしたが、今は問題なく使えるようになっていますので、ぜひ利用してみてください。