MacにTwitterアプリがMac Catalystでついに復活！

米国時間の10月10日、Twitter（ツイッター）の公式アプリが、Mac Catalyst対応アプリとして公開されました。

Mac版のTwitter公式アプリがなくなってから、すでに1年半以上が経過しており、ようやく復活する形となります。

Mac版のTwitter公式アプリについては、6月にアップルがWWDCでMac Catalystを公式に発表した後、アップル社はこれを利用してアプリを開発するといち早く表明していました。

Mac版のTwitter公式アプリMac Catalystは、最新macOSのmacOS Catalina 10.15以降に対応し、Mac App Storeから無料でダウンロードでき、iPad版をベースに、iPadアプリをMacに移植しやすくする内容となっています。

Mac App Storeから無料でダウンロードできる「Mac Catalyst」にはMacアプリケーションの全ての機能を備えているとされています。

Twitterの公式アプリである「Mac Catalyst」では複数ウィンドウ、ウィンドウのリサイズ、ドラッグ＆ドロップ、ダークモード、キーボードショートカット、通知などが利用可能です。

またiPadやiPhone向けアプリのように定期的に追加アップデートされ、完全なTwitterの体験がネィティブにMacへと拡張されるとのことです。

「Mac Catalyst」の開発者は、既存のiOSプロジェクトとソースコードをベースに、Macのネイティブの機能を追加し、タッチ操作をキーボードとマウスの操作に変更することができると説明しています。

「Mac Catalyst」がリリースされるまでの経緯についてみていきましょう。

Appleでは、Mac版アプリをMacApp Storeから削除した当初、Twitterは「プラットフォーム間で一貫性ある優れたTwitter体験に注力している」と説明を行い、MacユーザーにWeb版Twitterの使用を推奨していました。

その後、今年6月のWWDC19にてアップルはmacOS CatalinaおよびMac Catalystの発表を行いました。macOS CatalinaおよびMac Catalystの発表に伴い、Twitterでは、Mac Catalystによる公式アプリ復活を約束した経緯となっています。

今回、発表された「Mac Catalyst」では、既存のiOSコードベースを使用し、そこにMac固有の主要な動作を追加することで、比較的低い長期メンテナンスコストによりiOSとMacのアプリ間で同等の機能を維持できると説明しています。

「Mac Catalyst」の新しいTwitterアプリは無料でダウンロード可能となっており、Twitterプラットフォームのほかのアプリとエクスペリエンスが一貫しているのが特徴となっています。

「Mac Catalyst」では既存のiOSコードベースを使用し、そこにMac固有の主要な動作を追加コードベースを共有しているのでインターフェイスにはなじみがあり、ダークモードにも対応しています。

「Mac Catalyst」のユーザーの反応については、Macデスクトップに公式アプリが復活したことは、全般に好評価をしているユーザーが多くいます。

中には、改善してほしい点として、「Mac Catalyst」ではタイムラインがリアルタイムで更新されない点が、ユーザーから改善をしてほしいとして多く挙げられている点となります。

また、「Mac Catalyst」では、フルスクリーンで適切に表示されないことや、ツールバーが2段になっている点や、デスクトップクライアントとウェブアプリの不自然な相違点についても指摘するユーザーの声が上がっています。

ユーザーからの改善要望については、今後のアップデートに期待したいところとなっています。

Twitter公式アプリについては、Mac App Storeからダウンロード可能となっています。

また、Twitter公式アプリは「macOS Catalina」でのみ動作するものとなっているためmacOS Catalinaにまだアップデートしていないユーザーは、アップデートを行い、Mac App Storeからダウンロードを行うよう案内しています。