「Kyash」はApple Payに対応し「QUICPay+」対応店舗でiPhone決済が可能になりました。これまではAndroid端末だけ対応していましたが、Apple Payに「Kyash Visaカード」を設定するとiPhoneで決済が可能となります。
スマートフォン決済「Kyash(キャッシュ)」は2020年4月7日からApple Payに対応開始し、国内の約113万店舗ある「QUICPay+」対応店舗でiPhoneまたはApple Watchで非接触決済ができるようになりました。
これまではAndroid端末だけでしか利用できませんでしたが、Apple Payに「Kyash Visaカード」を設定すれば、iPhoneまたはApple Watchで「QUICPay+」対応店舗での決済が可能となりさらに便利になります。
スマホ決済「Kyash」では全国のVisa加盟店で利用可能な「Kyash Visaカード」を発行することができます。「Kyash Visaカード」はクレジットカードではなくチャージ式のプリペイドサービスで、「バーチャルカード」と「リアルカード」の2種類があります。
「バーチャルカード」はVisa加盟店でオンラインの買い物に利用でき1回の利用限度額は3万円です。「リアルカード」とは実店舗とオンラインショッピングの両方で利用可能なカードを指します。
Apple Payを利用したい場合は、バーチャルカードである「Kyash Card Virtual」を発行するか、リアルカードである「Kyash Card」や「Kyash Card Lite」を「Kyash」に登録するとすぐに設定が可能で、QUICPay+加盟店での決済で利用できます。
「Kyash」のApple Payへの設定方法は2通りあります。1つ目の方法は「Walletアプリ」から設定する方法です。「Wallet」アプリを起動して右上の「+」ボタンから「Kyash Visaカード」を設定しましょう。
もう1つの方法は「Kyash」アプリから設定する方法です。「Kyash」アプリは最新にアップデートし、「Kyash」アプリの画面中央にある「Apple Payに設定」という項目をタップします。
次に「設定をはじめる」をタップし、SMSに送られてくる6桁の暗証番号を入力します。「Kyash Card」を登録するAppleデバイスを選択すると設定が完了です。
「Kyash」を登録後、「QUICPay+」の加盟店で支払う際には店頭で「QUICPayで支払います」と伝えてから決済端末にiPhoneまたはApple Watchをかざして利用しましょう。
「Kyash」で決済を行うとポイントが還元される仕組みとなっていますが、これは1ポイントを1円として「Kyash」の残高にチャージすることが可能です。そのポイント還元率は以下の通りとなっています。
「Kyash」の種類 | ポイント還元率 |
Kyash Card | 1% |
Kyash Card Lite | 4月30日まで1% 5月1日から0.5% |
Kyash Card Virtual | 0.5% |
このポイント還元に関しては、Apple Payを利用した場合も還元対象となります。ポイントの還元率はApple Payに設定したカードの種類でそれぞれ違いますので、確認しておきましょう。
Apple PayはiPhone7以降、Apple Watch Series 2以降、iOS10.1以上で利用可能です。 「Kyash」アプリからApple Payを設定する場合は、iOS最新バージョンである「6.2.0」へのアップデートを行ってから設定しましょう。