マイクロソフト社のサービスのメールアドレスであるHotmailは、現在サービスが終了しています。そのため、Hotmailがいつまで使えるのか不安に思っている人もいるでしょう。この記事では、Hotmailはいつまで使えるのかについて解説していきます。
マイクロソフトにはMSN(The Microsoft Network/ザ・マイクロソフトネットワーク)、Hotmail(ホットメール)、Livemail(ライブメール)など様々なメールサービスが有りました。
現在はOutlook.comがメインとなっていますが、長年マイクロソフトユーザーをしている人からすると懐かしいと感じるものも少なくないかと思います。
その中のHotmailとはどういったものなのか、最近マイクロソフトのアカウントを取得した人などにとっては馴染みがなく知らない人もいるかと思います。
HotmailとはMSN(ザ・マイクロソフトネットワーク)が提供していたWebメールサービスです。もともとはHotmail社が提供していたもので、マイクロソフトが買収してMSNのサービスに組み込まれ、1999年に「MSN Hotmail」としてサービスが始まりました。
その後、「Windows Live Hotmail(ウィンドウズ・ライブ・ホットメール)」に名を改めて提供が始まり、現在は後継となる「Outlook.com」が提供されています。
「Outlook.com」の提供が開始された際、移行期間が設けられてHotmailも同時提供されていたものの、今ではHotmailに戻るためのメニューが削除されているため、実質的にはサービス終了となっている状態です。
サービスが終了したとなると、Hotmail(ホットメール)を利用していた人にとっていつまで使えるのかが気になるところかと思います。
Hotmailは、現在も「@hotmail.com」などのHotmail専用のドメインを含むメールアドレスをOutlook.comで使用することができます。
長年Hotmailのアカウントを利用していたけれどこれまで何度かあったサービスの移行をした記憶がないから使えないのでは、と思う人もいるかもしれませんが、その点は自動的に移行されているため安心して使ってください。
ただし、注意しなければならないのが、Hotmailのアカウントに有効期限があるという点です。
アカウントが自動的に削除されているとログイン自体ができないため、自身のアカウントが残っているかどうかという点については次の内容に該当しているかどうかで判断してください。
まず、Outlook.comのアカウント――ここにはHotmailも含むのですが、270日以上サインインしていない場合、自動的にメール機能が無効化されます。
保存されているメールのデータについても自動的に削除されているため、この場合ログインはできてもメールを見ると何も残っておらずまっさら、ということになります。
そして、1年以上連続してサインイン/ログインがない場合、Outlookアカウント自体が完全に削除されます。長年ずっと放置していたHotmailアカウントは基本的に削除されていると考えていいでしょう。
マイクロソフトアカウントへのサインインページでHotmailアカウントを入力し、そのアカウントが存在しない旨が表示されたらアカウントが削除されていると判断してください。
HotmailがOutlook.comに統合されてから数年経ちますが、今でもHotmailアカウントを利用している人もいるでしょう。2022年1月現在は定期的にログイン/サインインしていればHotmailを利用することができます。
今後使えなくなるかどうかについては発表されていませんが、現状それが続くと仮定するとHotmailのアドレスをずっと利用したい場合はその作業が必要となりますので、その点に注意した上でHotmailを利用していってください。