iPhone XRはXSやXS Maxに較べてお値段がリーズナブルで高性能なデバイスとして人気があります。そんなiPhone XRですが、実際のベンチマークはどうなのでしょう?今回はAnTuTuというアプリを使ってのベンチマークスコアをレポートしたいと思います
iPhone XRはXS/XS Maxに較べて値段が手頃で性能はカメラとディスプレイ解像度以外はほぼ同等の性能を持っているコスパの良いモデルです。
ですが廉価版というイメージと、野暮ったいデザイン?(太いベゼルや厚み等)で賛否両論のあるモデルとなっています。
そんなiPhone XRですが、iPhoneXS XS/Maxと同じA12 Bionicチップ(CPU)を搭載していますので、性能は引けをとっていません。今回の記事ではiPhone XRのベンチマークテストを通してiPhone XRの魅力もお伝えしていこうと思います。
まずはiPhone XRのCPU,GPU等の基本性能を紹介します。
アップルが独自に開発しているA12 Bionicチップ(CPU)はiPhoneXS/XSMaxにも搭載されている最も先進的でパワフルなチップになります。
アップルによりますと合計6つのコアを搭載したA12 Bionicチップ(2つの高性能コア+4つの高効率コア)はA11 Bionicチップ(CPU)より最大15%高速で最大50%少ない消費電力を実現していると言う事です。
テクノロジの進化のスピードはびっくりするほど速いですね。これはiPhone XRのベンチマークテストの結果が楽しみです。
iPhone XRに搭載されているA12 Bionicチップ(CPU)の特徴として大幅に強化された次世代のNeural Engineがあります。Neural Engineは一種の人工知能で画像(顔認識)や音声認識といった機械学習を低電力で高速処理する事ができます。
iPhone XRに搭載されているA12 Bionicチップ(CPU)の進化でユーザーに馴染みが深い部分ではカメラの画像処理があります。
iPhone XRに搭載されているA12 Bionicチップ(CPU)ではその性能が大幅にアップした事で写真や動画にさまざまな処理をリアルタイムで行える様になっています。
例えばiPhone XRで撮った写真の背景を後から深度コントロールでぼかす事ができたり、HDR(拡張ダイナミックレンジ)でのビデオ撮影、背面カメラでの手ぶれ補正などができる様になりました。
アップルが独自に開発したGPUは4コアで、Metal 2向けに最適化されており、3Dゲームやビデオ編集等の高度で複雑な処理が求められるアプリケーションで大きな性能を発揮します。
アップルによりますとグラフィック、3D性能ではA11 Bionicチップ(CPU)よりも最大で50%高速になっているとの事で、これはMacBookPro並のGPU性能を誇っているという事になるそうです。
AnTuTuは、スマートフォン(iOS,Android)のベンチマークスコアを計測する事ができるアプリです。2019年5月現在のバージョンはv7.2.1になります。
「CPU」「3D」「UX」「MEM」の4つのスコアの合計の数値で端末の性能を表してくれるアプリになります。
まずはApp StoreでAuTuTuアプリをダウンロードします。
App StoreでAuTuTuと検索するとアプリが表示されるのでダウンロードして下さい。中国語表記になっていますので若干わかりづらいです。
「CPU」は中央演算処理装置の事でデバイス全体の処理能力の高さを表していてiPhone XRの頭脳という事になります。AuTuTuはそのCPU(A12 Bionic)の処理能力の高さを数値で表す事ができます。
「UX」はユーザーエクスペリエンスの略でAuTuTuアプリでは主にデバイスの操作性への評価を数値化したものになります。AuTuTuではこの本来数値化しづらい「UX」も数値として計測してくれる数少ないアプリになります。
「3D」はGPUを使った画像処理に関する評価を数値化したものになります。昨今はVRやAR等の3D技術を使ったアプリも多くリリースされていますので3Dの処理能力も大変重要なポイントになってきています。
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