2019年02月27日更新
MacでベンチマークをGeekbenchで測定する方法
Macでベンチマークを測定するには、Geekbenchなどのアプリを利用することで簡単に行えます。本記事では、MacでGeekbenchを使用することによって、簡単にベンチマークを測定する方法をスクリーンショットを使いながら紹介します。
目次
- 1【Mac】ベンチマークとは?
- ・PCにおけるベンチマーク
- ・ソフトで演算をさせその処理どれだけ時間がかかったかを数値/スコア化すること
- 2【Mac】ベンチマークで測定できること
- ・CPU/メモリ/システム全体の処理能力
- 3【Mac】ベンチマークを測るソフトウエア
- ・総合
- ・CPU/GPU
- ・ストレージ
- 4【Mac】ベンチマークをGeekbenchで測定する方法
- ・起動するとMacのデバイス情報(Your Device)が表示
- ・ベンチマークの測定手順
- ・Geekbenchはどんな時に有用?
- 5【Mac】ベンチマークをGeekbenchで測定するメリット
- ・簡単
- 6【Mac】スペックやステータスを調べる方法
- ・「このMacについて」
- ・「詳しい情報」
- ・合わせて読みたい!Macに関する記事一覧
【Mac】ベンチマークとは?
Macのベンチマークとは、ソフトで演算をさせて、その処理にどれだけの時間がかかったかを数値化しるものです。
なお、ソフトによってスコアの最適なスペックが違ってきます。具体例を出すと、ゲームのベンチマークではグラフィック性能が重視されています。
また、スーパーπという円周率の計算スピードで測るソフトでは、1スコアでしか動作しない関係によって、複数スコアになってもスコアは伸びないのです。
総合的なCPUパワーになっている場合では、スコアが大きいほど処理が早いということを表しています。
PCにおけるベンチマーク
コンピュータの分野において言えることは、コンピュータシステムのハードウェアやソフトウェアの性能を測定するための指標のことがベンチマークというものを指します。
ひとつまたは、複数のプログラムを実行した結果を、ベンチマークスコアと呼んでいて、ある対象に関係している相対的な性能やスペックを表すような指標としても使用されています。
さらに、ベンチマークスコアを測定するための特別なプログラムとして、ベンチマーキングプログラムというもの自体をベンチマークと呼ぶこともあり、有名なベンチマーキングプログラムとしてはHPCの性能を測るものがあります。
それは、LINPACKをはじめ、データベース処理の性能を測定するTPCや、DirectXにより3DCGの性能やスペックを測る3DMarkなどがあります。
その他にも、ハードウェアの3D機能を高いレベルで扱っていて、十分な動作速度を確保するための要求スペックが、より高いパソコン用のゲームソフトやオンラインゲームもあります。
それらは、動作の確認と宣伝を主な目的としていて、メーカーがゲーム素材を利用したベンチマークソフトや体験版を制作して、配布している活動が多くなっています。
また、ベンチマークでは、異なるような部品構成や、アーキテクチャを持っているスペックなどによる直接的な性能の比較ができないようなシステムの間において、様々な観点から性能を比較する手段を提供しているケースが多いです。
それから、日本語において「ベンチマークスコアを測定する」ことを世間一般的に、「ベンチマークを取る」と言い表されることがあります。
しかしながら、これは普段、あらゆるところや場面で使われている値を記録することを「記録を取る」「データを取る」と呼ぶ慣習が由来となっています。
ソフトで演算をさせその処理どれだけ時間がかかったかを数値/スコア化すること
また、ベンチマークとは、もともと測量において利用するスコアを示す単語で、金融をはじめ、資産運用や株式投資における指標銘柄などを比較のために使用する指標のことを指します。
それから、広く社会の物事のシステムのあり方や、規範としての水準や基準などを示し、ベンチマーキングとは自社の問題の解決のために、競合他社などの優れた経営的手法を持つような企業を分析するプロセスを指します。
【Mac】ベンチマークで測定できること
上記では、PC(Mac)でベンチマークとはどういったモノなのか説明しました。そこで、ここでは実際にベンチマークでスコアをMacで測定することが出来る対象は何なのかご説明していきます。
CPU/メモリ/システム全体の処理能力
PC(Mac)でベンチマークで測定できることは、CPUをはじめ、デバイスの残量や容量など、デバイス全体の処理能力です。
【Mac】ベンチマークを測るソフトウエア
ここでは、PC(Mac)でのベンチマーク自体のご説明ではなく、総合やCPU/GPU、ストレージなどのジャンルに分けて、それぞれのPC(Mac)でベンチワークを測るソフトウエアについてご紹介していきます。
総合
まず最初にご紹介するジャンルは総合についてです。Xbenchという名前のソフトで様々な特徴があります。
Xbench
Xbenchとは、TRADOS のような翻訳作業を行うソフトではなく、翻訳作業で補助的に使用するソフトです。
Xbenchの特徴は様々あります。1つ目は、複数の TM と用語集を横断的に検索できる点です。翻訳支援ツールであるならば、通常はTM の検索のスペックがあり、用語集ソフト(MultiTerm など)も多数内臓されています。
魅力的なスペックは、これらの TM や用語集を複数まとめて検索しえ、一覧表示できる点で、一回の操作で参考資料をまとめて調べることが可能で、訳語の揺れや訳し分けなどまで確認することが可能です。
CPU/GPU
次はPCでCPUとGPUのベンチマークを測るGeekbenchというソフトのご紹介です。
簡単にこの2つの違いについてご説明します。GPUもCPUも本質的には計算をするという点で同じですが、GPUとCPUはその構造が全く異なっています。
また、GPUはCPUよりもかなり多くのコアを搭載していて、コアの数は同時に対応できる処理の多さを表しています。
そして、GPUは同じ処理を同時に複数のコアに投げることができ、一方で、CPUは一つ一つの処理を一つずつ行うような作業に長けています。
Geekbench
Geekbenchは、Primate Labsが開発しているマルチプラットフォーム対応の総合ベンチマークツールです。商用ですが、WindowsまたはMac OS X、Linux、さらにAndroidやiOSでも利用できるのがスペックになります。
また、Geekbench BrowserというWebサイトに結果をアップロードすることが可能で、ベンチマーク結果を簡単に比較できますが、料版ではLinux環境では32ビット版しか利用できないという一部のスペックに制限があリります。
それから、Geekbenchは、現在バージョン2系とバージョン3系がリリースされていますが、環境によってはバージョン3系は実行できない場合があります。
加えて、Geekbenchの3系はglibc 2.14もしくは2.15を必要としますが、Linuxディストリビューションによっては、これよりも古いバージョンのglibcを採用しているのが理由です。
具体例を出すと、RHEL 6系で提供されているglibcのバージョンは2.12であるのでRHEL 6または、その互換ディストリビューションでは、現状Geekbench 3を実行できません。
ストレージ
最後にご紹介するベンチマーク測るジャンルは、ストレージです。ここでは2つのソフトについてご説明していきます。
AmorphousDiskMark
AmorphousDiskMark は、ストーレジデバイスの性能を MB/s と IOPS で測定するソフトです。
AJA System Test Lite
AJA System Test Liteは、カメラやビデオコンバーターデバイスの開発や、販売をしている米AJA Video Systemsが、Mac App Storeに公開したベンチマークアプリです。
また、ご自身が利用しているデバイスのストレージ性能を、ワンクリックで測定することが可能です。
【Mac】ベンチマークをGeekbenchで測定する方法
ここでは本題である、Mac(PC)でGeekbenchを利用して、ベンチマークを測定する方法を紹介していきます。
起動するとMacのデバイス情報(Your Device)が表示
まず、Finderからアプリケーションを選択して、クリックします。
まずは、Macでインストールしたアプリの「Geekbench」を起動します。
Model/OS/Processor/Memory
そうすると、Geekbenchによって、Mac(PC)のデバイス情報であるYour Device(Model、OS、Processor、Memory)が表示されます。
ベンチマークの測定手順
ここからは、Mac(PC)でGeekbenchを使用して、ベンチマークで測定する方法の手順をご紹介していきます。
CPU/GPU
そして、Geekbenchを利用して、デバイスであるプロセッサーの32-bit/64-bitを選択して、「Run CPU Benchmark」をクリックします。
そうして、上の画像のようにMacで測定が開始されます。
しばらく時間が経つと、上の画像のように、Macでベンチマークが終了して、このように測定結果が表示されます。
また、「Geekbench Score」に表示されているスコアの値が大きいほど、そのMacのデバイス処理能力が高いことを表しています。
上の画像を見て頂くと分かるように、PC(Mac)での測定結果は、情報が細かく大量に表示されていますので、細かい情報を確認したい場合には、Macの画面を下へ、スクロールします。
また、PC(Mac)で「Single-Core」と「Multi-Core」の情報も合わせてみておき、Macで測定結果は閉じます。
Compute
まず、PC(Mac)の左メニューの「Compute」をクリックします。
すると、GPU のデバイスが表示されるのがわかります。
それから、「API」と「Device」を選択して「Run Compute Benchmark」をクリックします。
そうすると、上の画像のように測定が開始します。
しばらく時間が空くと、上の画像のようにベンチマークが終了して、デバイスの測定結果が表示されます。
なお、「Geekbench Score」に表示されているスコアの値が大きいほど、そのPCの処理能力が優れていることを表しています。
上の画像を見ると分かるように、測定結果の情報は様々で大量にあります。また、多くの種類のMacの情報を確認したい場合は、画面を下へスクロールします。
最後に、「Comparison」をクリックすることで、他のデバイスとのスコアの比較しているデバイスを見ることができます。
Geekbenchはどんな時に有用?
上記では、Geekbenchのアプリでベンチマークを測定する方法をご説明してきました。最後に、Geekbenchがどのような状況の時に便利で有効なのかご紹介します。
新しいMacを購入する時に旧機種のMacと性能を比較したりするときに持っておくと重宝
Geekbenchの特徴が生かされるのは、新しいMacと、以前に使用していたMacを比較する時です。何を比較するかと言いますと、Macの性能やメモリ容量などになります。
【Mac】ベンチマークをGeekbenchで測定するメリット
これまでは、Geekbenchの使い方をスクリーンショットを用いながらご説明してきましたが、ここではGeekbenchでベンチマークを測定するメリットについてご紹介します。
簡単
本記事では、Geekbenchでベンチマークを測定するメリットは1つのみご紹介します。そのメリットはズバリ簡単であるということです。
たったのワンクリックでMacの性能を調べることができる
MacでベンチマークをGeekbenchで測定する際に、MacでワンクリックするだけでMacの機能を調べることができます。簡単である上に、時間短縮にもなりかなり便利なアプリになっています。
【Mac】スペックやステータスを調べる方法
ここでは、簡単にMacのスペックやMacのハードウェアやソフトウェアなどの動作状態を調べる方法をご紹介します。
「このMacについて」
まずは、Macの画面の左上にあるアップルメニューの一番上にある「このMacについて」を開きます。
バージョン/ビルド(バージョンのもっと細かいやつ)/Macのシリアル番号
ご自身のMacで「このMacについて」を開きますと、Appleのロゴマークの下に「OS X」の文字や、その下にグレーでOSのバージョンが表示されているのがわかります。
この部分をクリックしてみると、表示内容が「ビルド」に代わります。さらに、クリックしてみると、今度はそのMacのシリアル番号が表示されます。
「詳しい情報」
このウィンドウでは、上記で紹介下以外に、プロセッサー(CPU)の種類や、メモリーの種類、搭載容量など、起動ディスクについて詳しく知ることができます。
そして、さらに詳しい情報を知りたい場合には、「詳しい情報」をクリックします。
「概要」:Macのモデル名とGPU(グラフィクス)の種類
そうすると、同様に「このMacについて」という名前のウィンドウが開き、この「概要」タブでは、先ほど確認した情報に加えて、スペックであるMacのモデル名とGPU(グラフィクス)の種類を確認することが可能です。
「ディスプレイ」:内蔵/外部モニター
また、ディスプレイをクリックすると、スペックであるMacの内蔵や、外部モニターについての表示がされます。
「ストレージ」:内蔵/外付けストレージの種類と容量
それから、ストレージをクリックすると、スペックであるMacの内蔵や、外付けストレージの種類と容量を知ることが可能です。
「メモリ」:「メモリースロットの数と現在の搭載容量」
最後に、メモリをクリックすると、スペックであるMacのモリースロットの数と現在の搭載容量を確認することができます。
まとめ
本記事では、MacでGeekbenchというアプリを利用して、ベンチマークを測定する方法をスクリーンショットを使いながらご説明していきました。Geekbench以外にも様々なソフトやアプリもご紹介しているので、ぜひ試してみてください。