iPhoneのバッテリー交換でデータはどうなる?消える?残る?

iPhoneは内蔵電池を搭載しているため、年単位で長期利用を考えている場合は定期的なバッテリー交換が必要となります。バッテリー交換をする場合、iPhoneのデータはどうなるのでしょうか。この記事では、バッテリー交換の際にデータがどうなるのかを解説します。

iPhoneのバッテリー交換でデータはどうなる?消える?残る?のイメージ

目次

  1. 1iPhoneのバッテリー交換時にデータはどうなる?
  2. Appleストア/キャリア
  3. 代理店
  4. 2自分でiPhoneのバッテリーを交換した際にデータは消える?
  5. データは残る
  6. 作業時のトラブルに注意
  7. 3iPhoneのバッテリー交換時の注意点
  8. 店によっては「iPhoneを探す」をオフにしないといけない
  9. データが消える可能性もあるのでバックアップは必須
  10. 4iPhoneのバックアップをする方法~iCloud~
  11. iCloudへのデータバックアップ手順
  12. 5iPhoneのバックアップをする方法~PC~
  13. PCへのデータバックアップ手順
  14. 6iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法
  15. バッテリー100%の状態をキープしない
  16. 充電しながらの使用を控える
  17. 合わせて読みたい!iPhoneに関する記事一覧

iPhoneのバッテリー交換時にデータはどうなる?

iPhoneの画像

iPhoneを長期間使用していれば、気になってくるのが電池の消耗です。iPhoneのバッテリーは内蔵電池であるため、電池が消耗してきたらバッテリー交換が必要となる可能性があります。

バッテリー交換を行う場合は、iPhoneに入っているデータがそのまま残るケースと、消えてしまうケースがあります。どのような窓口や方法を選ぶかによって、状況は変わります。

iPhoneと資料の画像

本記事では、iPhoneのバッテリー交換についての基本的な知識や、バッテリー交換をするリスク、またデータのバックアップ方法などを解説します。修理方法によっては、バッテリー交換時にデータが削除される可能性があるからです。

また、Apple製品に搭載されている「iPhoneを探す」設定について、バッテリー交換時に各キャリア対応はどうなるのか、などについても解説します。

Appleストア/キャリア

Apple製デバイスの画像

iPhoneのバッテリー交換を受け付けている代表的な窓口の1つがAppleストアです。Appleストアでは、店頭で公式的なバッテリー交換を実施できるので安心感がありますが、予約が必要となります。

次に挙げられるのが、auやソフトバンクなどの各携帯キャリアです。キャリアでのバッテリー交換は、そのほとんどが修理センターへiPhoneを郵送する手続きとなり、バッテリー交換の完了まで数日を要することもあります。

スマホのバッテリーの画像

iPhoneのバッテリー交換をこれらの窓口へ依頼する場合、データはどうなるのか当然気になるところです。結論から言うと、バッテリー交換をこれらの窓口へ依頼すると、データのバックアップをしていない限り、データは消える可能性があります。

データは消える

困惑する女性

iPhoneのバッテリー交換をAppleストア店頭で行う場合、データは残る場合もあるようですが、「データは消える可能性があり、iPhoneは初期化される」のが原則です。これは、Apple公式の修理を郵送などで行った場合も同じです。

携帯キャリアでiPhoneのバッテリー交換を行う場合、バックアップしない限りデータは消えると説明されます。そして、修理中はiPhoneを探すをオフにする必要があります。

スマートフォンと男性の画像

携帯キャリアについては、バッテリー交換時のバックアップ方法などについて案内を受けられるのがメリットといえます。

まとめると、Apple公式/キャリアでのバッテリー交換の場合にデータがどうなるかについては、バックアップすればデータは残るが、バッテリー交換実施時には消えると考えてください。

代理店

工具の画像

iPhoneのバッテリー交換を、公式店や携帯キャリアではなく代理店で行う場合、データがどうなるかというと、この場合はデータは残る可能性があります。

iPhoneのバッテリー交換は、代理店のなかでもAppleの正規代理店で行う方法と、非正規でiPhoneのバッテリー交換を行っている店舗へ依頼する事ができます。

品質管理の画像

正規代理店は、大手家電量販店などに併設されており、部品は公式のものが使用されます。また、受付から修理にあたるスタッフも、認定資格を与えられた者に限られています。

一方、非正規代理店は部品もスタッフもAppleから公認されていない非正規の店舗となり、公式的な保証はありませんが、修理価格が安価であったり、柔軟な対応をしてもらえるというメリットがあります。

データは残る

ゴーサインの画像

iPhoneのバッテリー交換を正規代理店で行う場合どうなるかというと、データは消える可能性もあります。故障している箇所によっては、データを削除しなければ修理後の動作の保証ができない可能性があるからです。

一方、非正規の修理店でiPhoneのバッテリー交換を行う場合は、バッテリー交換の際にデータが残るような工程で作業をしてもらえる可能性があります。

守られているデータの画像

しかし、非正規店でバッテリー交換を行う場合はあくまでも自己責任となります。非正規店舗にはつきもののリスクも理解した上で、上手に活用していくことをおすすめします。

どこに依頼するにせよ、万が一に備えてバックアップをしておいて損はないといえます。

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自分でiPhoneのバッテリーを交換した際にデータは消える?

分解されたスマホの画像

知識のあるiPhoneユーザーは、iPhoneのバッテリー交換を自分で行うこともあるようです。この場合、データがどうなるかは技術次第となりますが、残るように注意することはできます。

自分でバッテリー交換を行う場合は、修理店や携帯キャリアに依頼するのとは比べ物にならないほどのリスクを伴います。データが消える場合に備えて、事前に必ずバックアップをしておいてください。念の為、「iPhoneを探す」もオフにしておいてください。

データは残る

iPhoneの画面

iPhoneのバッテリー交換を自分で行う場合、データが残るようバッテリー交換をする方法はあるようです。修理キットが販売されていたり、やり方に関しても検索すれば出てきます。

ただし、あくまでもApple正規店や携帯キャリアを通してバッテリー交換を行うわけではないので、iPhoneのデータが消える可能性もあります。もし、自分でバッテリー交換を行うのであれば、作業前にデータのバックアップをおすすめします。

作業時のトラブルに注意

困っている人

もし、iPhoneのバッテリー交換を自分で行うのであれば、作業するときのトラブルには十分注意してください。iPhoneのバッテリー交換には、本体を分解するための道具が必要です。また、単純に部品をなくしてしまうなどの可能性もあります。

Apple正規店や携帯キャリアを通してのバッテリー交換であれば、データが残ることはありませんが、作業するうえでのトラブルはほとんど考える必要はありません。

また、自分でバッテリー交換を行った結果、もしもiPhoneが動かなくなってしまったらデータはどうなるのか、当然考えておく必要があります。

iPhoneのバッテリー交換時の注意点

注意喚起の画像

どの方法でiPhoneのバッテリー交換を行うか決めたら、実際の手続きや作業の前に注意が必要なことがあります。これを行わないと、手続き自体ができない可能性もあります。

それは、iPhoneを探すをオフにしなければならないということと、データがどうなるかを考えなければいけないということです。

店によっては「iPhoneを探す」をオフにしないといけない

スイッチの画像

バッテリー交換や本体のデータにはほとんど関係ありませんが、正規店や携帯キャリアを通してバッテリー交換を行う際には「iPhoneを探す」をオフにしなければいけません。

公式な修理手続きの際「iPhoneを探す」をオフにしなかった場合どうなるかというと、「手続自体行えない」ということになります。

「iPhoneを探す」はどんな機能?

落としたスマートフォンの画像

「iPhoneを探す」は、iPhoneに搭載されている機能で、iPhoneを紛失してしまったときに文字通りiPhoneを探すための機能です。

「iPhoneを探す」がオフになっていない状態だと、iPhoneにアクティベーションロックがかかり、修理センターでの初期化や、データの復旧ができなくなります。そのため、「iPhoneを探す」はオフにする必要がああります。

「iPhoneを探す」をオフにする方法

スイッチオフの画像

「iPhoneを探す」をオフにするためには、以下の操作を行って下さい。

iPhoneで「設定」→最上部のiPhone名(Apple ID、iCloud……と書かれている部分)をタップ→iCloudをタップ→「iPhoneを探す」をタップし、スイッチをオフにする。

iPhoneにこの設定が出てこない場合、iCloudの設定が正しく行われていない可能性があるので、確認が必要です。

データが消える可能性もあるのでバックアップは必須

チェックする画像

iPhoneのバッテリー交換を行う際は、どの窓口・方法で行うにせよ、データが消える可能性は拭いきれません。必ず、手続きや作業前にデータのバックアップを行って下さい。

せっかくiPhoneのバッテリー交換を行っても、データが消えてしまっては元も子もありません。あくまでも精密機器の分解を伴うものなので、大切なデータは慎重に扱いましょう。

iPhoneのバックアップをする方法~iCloud~

クラウドの画像

iPhoneのバッテリー交換をする前に、データのバックアップが必ず必要です。iPhoneのデータをバックアップするのに最も簡単なのが、iCloudを使う方法です。

日頃からiCloudでデータを保存しておけば、短時間の作業ですぐにバッテリー交換を行うことができます。

iCloudへのデータバックアップ手順

設定>Apple ID>iCloudと進める

iCloudでデータがバックアップされているかどうか確認するためには、まず設定アプリを開き最上部にある本体のiPhone名(Apple ID、iCloud……と書かれている部分)をタップしてください。すると、上のスクリーンショットのような画面に推移します。

iCloudの画面

iCloudの画面がこのような状態になっていれば、本体がwifiと充電コネクタに接続されているときに、自動的にデータがクラウド上にバックアップされます。

逆に、このような画面に推移しない場合は正しくiCloudが設定されていない可能性があるので、設定を再度確認してみてください。

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iPhoneのバックアップをする方法~PC~

パソコンの画像

バッテリー交換前にiPhoneをバックアップするのに、パソコンを使う方法もあります。iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続し、データのバックアップを行います。ソフトウェアは、iTunesを使用するのが一般的です。

PCへのデータバックアップ手順

iTunesでデバイスマークをクリック

iTunes経由でパソコンを使ってデータをバックアップするには、まずパソコンでiTunesを立ち上げ、iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続して下さい。

すると、上のスクリーンショットのようなiPhoneのマークがiTunes上に出てくるので、それをクリックしてください。

「今すぐバックアップ」をクリック

接続が完了したら、「バックアップ」項目内にある「今すぐバックアップ」をクリックすると、iPhoneからパソコンへのバックアップが開始します。データの量が多い場合、時間がかかることがあるので注意してください。

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iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法

消耗した電池のイラスト

iPhoneのバッテリー交換をする際は、どの窓口に受け付けてもらえばよいのかを選ばねばならず、また実際にバッテリー交換をするときはデータのバックアップが必要であることを解説してきました。

そもそも、iPhoneのバッテリー交換を極力行わないようにするためには、バッテリーをなるべく長持ちさせるということが大切です。

バッテリー100%の状態をキープしない

バッテリーレベルのイラスト

iPhoneのバッテリー寿命を長くするためには、なるべく「満充電」の時間が長くならないようにするのが大切であるとされています。

バッテリー満充電の状態が続くと、iPhoneに搭載されているリチウムイオン電池が熱を帯び、長期的に見ればそれがバッテリーの消耗につながるといわれています。充電が100%になったら、充電ケーブルを本体から抜くようにしてください。

また、温度上昇しやすい場所での充電もなるべく避けてください。暖房器具の近くや、毛布の上なども意外と温度が上がりやすいので注意が必要です。

充電しながらの使用を控える

充電しているiPhoneの画像

充電しながらiPhoneを使用することが、直接iPhoneのバッテリー寿命の低下を引き起こすというわけではないようです。あくまでも、本体の温度が高くなることが、バッテリーの消耗を招くようです。

どうしても、豪華な視覚効果のあるゲームであったり、動画を長い時間再生したりすると充電はすぐになくなってしまいます。充電しながら使用したくなるところですが、そのような場合は本体の温度が高くならないように使用するのがおすすめです。

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この記事のライター
mio
静岡県在住。映画・音楽が大好きなアラサー。今年の目標は「筋トレでダイエットするぞ!」