【Windows10】WinSATの使い方!エクスペリエンスインデックスの表示方法を紹介!

Windows10のシステム評価ツールである「WinSAT」。バックグラウンドでも動いているWinSATとはどういうものなのか、WinSATを利用したエクスペリエンスインデックスの表示方法とはどのようなものかを紹介していきます。

目次

  1. 1【Windows10】WinSATの使い方
  2. WinSATとは
  3. Windowsエクスペリエンスインデックスを計測/表示する方法
  4. 最後に

【Windows10】WinSATの使い方

Windows10にはプロセッサ速度やハードディスクドライブの転送速度などのチェックができるWinSATというものが搭載されています。

WinSATとは

タスクマネージャーなどでバックグラウンドプロセスとしても表示されているため見かけたことがあるかもしれませんが、「WinSAT.exe」というものがバックグラウンドで動いていることがあります。

しかし、どういったものなのかよくわからないためそのままにしている人も少なくないでしょう。

Windows システム評価ツール

このWinSATとは、Windowsのシステム評価ツールです。システム評価ツール、と言ってもよくわからないかと思いますが、WinSATを利用することで、次の項目のチェックをしてその項目ごとのスコアで判断を行います。

確認項目 内容
プロセッサ プロセッサの1秒あたりの速度
メモリ 主記憶装置(メモリ)の1秒あたりの速度
グラフィック 2次元コンピュータグラフィックスの性能
ゲーム用グラフィックス 3次元コンピュータグラフィックスの性能
プライマリハードディスク ハードディスクドライブの転送速度

なお、WinSATはWindows8まではベンチマーク機能として存在していました。Windows8.1以降はシステム評価ツールがベンチマーク機能としては存在せず、廃止されています。

ただし、Windows8.1やWindows10でもWinSATを実行することはできますので、その方法を利用すればシステム評価ツールとして活用できます。

システム評価ツールで表示されるスコアとしては次のとおりです。

Windows Vista 1.0~5.9
Windows7 1.0~7.9
Windows8以降 1.0~9.9

エクスペリエンスインデックスで表示された最低値が「基本スコア」で、それを以てWindowsを快適に利用することが可能かどうかの判断の指標にします。

Windows8.1やWindows10の場合はWindows8以降の部分が該当しますので、それを基準に確認をしましょう。

Windowsエクスペリエンスインデックスを計測/表示する方法

では、システム評価ツールであるWinSATを実行してWindowsエクスペリエンスインデックスを計測/表示する方法とはどのようなものかの解説に移ります。

WinSAT.exeを手動で実行する

WinSATを実行してWindowsエクスペリエンスインデックスを計測/表示する方法ですが、コマンドプロンプトからWinSAT.exeを手動で実行します。Windows8.1以降はこの方法でしかWindowsエクスペリエンスインデックスの計測ができません。

まずはコマンドプロンプトを起動します。Windows10の場合、スタートメニューで「Windowsシステムツール」のフォルダを展開してください。

コマンドプロンプトで右クリックします。

「その他」から「管理者として実行」をクリックしましょう。ユーザーアカウント制御画面が表示されますので「はい」をクリックします。

コマンドプロンプトを管理者権限で開いたら、下記コマンドを入力して実行してください。

winsat.exe formal

Windowsエクスペリエンスインデックスの計測には少々時間がかかりますので、完了するまで待ちましょう。

WinSATによるWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアの計測が完了したら上記のようになります。

スコアなどの計測結果はWindows10の下記の場所に保存されます。

C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore

PowerShellのコマンドレットでインデックス値を表示する

コマンドプロンプトでシステム評価が完了したら、スコアの確認をしましょう。

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この記事のライター
八千草 蛍
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