Windows10を利用しているとき、フォルダーの内容を誰かに見られないよう、パスワードなどをかけて保護したいと思う人は少なくありません。Windows10でフォルダーにパスワードをかける場合どうするのか、かけ方/設定不法を解説していきます。
家族などと共有しているPCを利用している場合やセキュリティ上の問題で、フォルダーやファイルをパスワードをかける形で保護したいという人は多いですが、パスワードのかけ方が分からないという人も多く存在します。
Windows10ではフォルダーにパスワードをかけることができるのかというと、Windowsの初期機能である保護機能での設定はできなくなっています。
実は、Windows7まではWindowsの保護機能でフォルダーにパスワードを設定することができるようになっていました。
その時の感覚でファイルやフォルダーにパスワード設定して他の人がファイル・フォルダーを見ることができないようにしたいと考える人は当然ながら多いです。
しかし、フォルダーにパスワード設定できる機能は、Windows8以降、Windowsの標準機能を利用してフォルダーをパスワードで保護することができなくなっています。
セキュリティの問題でパスワードロック付きのZIPファイルを作成することは多かったのですが、手間がかかる割にセキュリティが充分でないことが原因のようです。
フォルダーにパスワードをかけることができない場合でも、何らかの方法でフォルダーにパスワードをかけることができます。フォルダーへのパスワードのかけ方はどうすればいいのか、大きく分けて2種類あるためそれぞれ確認してください。
WindowsのHomeエディションを利用している人はフォルダーを暗号化するものを利用できませんが、Pro以上のエディションを利用している場合はフォルダーを暗号化することができます。暗号化したいフォルダーで右クリックして「プロパティ」を開いてください。
フォルダーのプロパティ画面の下部分にある「属性」項目の「詳細設定」をクリックします。
「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックを入れることでフォルダーを暗号化できます。
上記画像はHomeエディションでの画面なのでグレーアウトしていますが、Pro以上のエディションの場合はアクティブになっているためチェックを入れることが可能です。
前述したように、ZIPファイルも、Windows7以前はパスワード設定ができたのですが、Windows8以降はZIPファイルへのパスワード設定ができなくなっています。
しかしながら見られたくないフォルダーへパスワード設定する方法としては便利だったことから、利用したいと考える人は少なくありません。
そのため、Windowsの初期機能ではできないフォルダーを圧縮してパスワード設定ができる外部ソフトは今も多くの人に利用されています。
フォルダー単体のパスワード保護はできませんが、圧縮する時にパスワードをかけることができるため、フォルダーを暗号化しながら圧縮したZIPファイルにしたい場合は導入してください。
7-ZipやLhaplusなどが主だったものです。ここでは7-Zipでのフォルダーパスワードのかけ方を説明します。圧縮したいフォルダで右クリックして「7-Zip」→「圧縮」を開きます。
圧縮形式を「ZIP」にしましょう。
「暗号化」の項目でパスワードをかけることができます。任意のパスワードを入力してください。
「暗号化方式」はと「AES-256」があります。古い端末でも解凍できるようにしたい場合は「ZipCrypto」を利用しますが、安全性を優先するのであれば「AES-256」がおすすめです。
1 / 2
続きを読む