2020年06月19日更新
「モバイルSuica」と「Suica」の違いは?併用/移行についても解説!
この記事ではモバイルSuicaとカードタイプのSuicaの違いについて焦点を当てて特集していきます。モバイルSuicaとカードタイプのSuicaの違いとして利用条件、入手方法、費用、必要な書類、再発行、そしてオートチャージに関しても触れていきます。
目次
「モバイルSuica」と「カードSuica」の違い
早速本題に入っていきます。モバイルSuicaとカードタイプのSuicaの違いについて解説します。今回はあらゆる角度から違いを記載します。比較材料に活用ください。
主な違い
この記事では、モバイルSuicaと、カードタイプのSuicaの違いとして、形状、入手方法、取得費用、必要書類、再発行、そしてオートチャージという6つの観点から見ていきます。それぞれどのように異なっているのかを知っておくと便利です。
一覧については以下の表にまとめました。
項目 | モバイルSuica | カードタイプのSuica |
---|---|---|
形状 | 無形 | 一般的なカード |
入手方法 | アプリ | みどりの窓口や発券機 |
費用 | 基本的には無料 | デポジット500円 |
書類 | クレジットカード以外に書類は不要 | 身分証明書 |
オートチャージ | 可 | 可 |
再発行 | 利用停止にて実質再発行可能 | 記名の場合のみ可 |
形状
まずは違いとして、形状から解説していきます。モバイルSuicaはスマホアプリですので実物が存在しません。それに対してカードのSuicaに関しては、通常のカード規格の大きさです。形があるかないかということになります。
入手方法
次に入手方法の違いです。モバイルSuicaではアプリを入手することで使用でき、カードタイプはみどりの窓口や発券機を介して入手することになります。
取得費用
次に取得費用の違いです。モバイルSuicaでは取得費用は基本無料です。カードタイプの場合はデポジットとして500円が発生します。
必要書類
次に必要書類についてです。モバイルSuicaはクレジットカードのみで、カードタイプの場合は身分証明書が必要になります。この他に難しい書類などは不要です。
再発行
次に再発行についての違いです。モバイルSuicaでは利用停止をすることで、再度使用することができます。これに対してカードの場合は記名がある場合のみ可能となります。再発行の際ことを想定して記名をしておくことをおすすめします。
オートチャージ
オートチャージについては、モバイルSuicaの場合もカードタイプの場合も可能となっています。オートチャージに関しては特に大きな違いはありません。オートチャージを設定すると残高不足でトラブルになることを避けられます。
「モバイルSuica」と「カードSuica」の利用条件
モバイルSuicaとカードタイプのSuicaの違いについてあらゆる観点から解説してきました。大きな違いは、形があるかないかということになります。ここからは、モバイルSuicaとカードタイプのSuicaにおける利用条件を解説していきます。
モバイルSuicaの利用条件
まずはモバイルSuicaの利用条件について説明していきます。基本的にはどなたでもすぐに始められるサービスになっています。特に難しい条件もなく、スマホさえあれば利用可能です。強いて挙げるとすると、機種の対応が条件になります。
対応しているガラケー/スマホ
モバイルSuicaを利用できるスマホを所持していなければ活用することはできません。基本的に、おサイフケータイの機能が搭載されているガラケー、スマホを所持しているのであれば、通常の機能を使用することが可能です。
Suicaの利用条件
次に、カードタイプのSuicaの利用条件について解説していきます。どのような場合にカードを所持できるのかということになります。
基本的には誰でも利用可能
カードタイプのSuicaの場合は誰でも利用できるようになっています。おサイフケータイが搭載されていない方はこちらのSuicaを取得することになります。
Suicaサイトとアプリ
ここで、Suicaの公式サイトとモバイルSuicaのスマホアプリダウンロードページを記載しておきます。リンクになりますので、クリックすることでいつでもアクセスすることができます。必要に応じて活用してください。アプリの導入に費用はかかりません。
すぐに利用を開始したい場合はモバイルSuicaの使用をおすすめします。クレジットカードがあるだけで誰でも利用可能です。
「モバイルSuica」と「カードSuica」は併用できる?
モバイルSuicaと、カードタイプのSuicaの利用条件についてそれぞれ解説してきました。1点気を付けておきたいのが、おサイフケータイが搭載されていないガラケーやスマホを使用している場合です。事前にチェックしてからの導入をおすすめします。
ここからは、次のセクションに移ります。モバイルSuicaとカードタイプのSuicaの併用に関して説明を進めていきます。アプリ版とカード版の併用を考えている方は、まずこちらをチェックしておくと、安心して手続きすることができます。
併用はできる
結論から説明すると、モバイルSuicaとカードタイプのSuicaを併用することは可能になります。これから用途に合わせて併用を考えている方でも心配はいりません。ただし、モバイルSuicaとカードタイプのSuicaを併用する上で注意点があります。
ただし同じIDでの利用はできない
2つのタイプのSuicaを併用する上で注意したいのが、IDが別の扱いになってしまうということです。同一人物がモバイルSuicaとカードタイプのSuicaを利用している場合でも、別々のIDで利用することになります。混同しないようにしてください。
目的別の使い分けもできる
同じIDで併用することはできませんが、メリット的な面で考えると、目的に合わせた使い分けができます。様々なシチュエーションで使わけをすることで、金額的な面も計算しやすくなります。通勤、通学そしてプライベートなどに使い分けができます。
また、Suicaは乗車料金の支払いだけでなく、コンビニやショッピングモールなどでも支払いに使用することができます。乗車目的に使用するSuica、ショッピングにも使用できるSuicaという使い分けなどをすることも可能です。
便利な併用方法
次に、Suicaの便利な併用方法の例を解説していきます。モバイルSuicaとカードタイプのSuicaを併用する場合には、以下のような活用例が挙げられます。今後の併用を考えている方にはおすすめのセクションになります。参考までにご覧ください。
着席整理券の購入
併用例として最初に紹介するのは、着席整理券の購入時です。ライナーなどの発券機では、カードタイプのSuicaを使用することはできるものの、モバイルSuicaをスキャンさせる機能が搭載されていない場合があります。
この際にモバイルだけでなく、カードタイプのSuicaを所持していることで、慌てることなく支払いをスマートに済ませることができます。こちらは発券機が設置されている場所によりますが、臨機応変にできる併用のやり方になります。
JR東日本以外の回数券の購入
モバイルSuicaとカードタイプのSuicaの併用例として次に紹介するのは、JR東日本以外の回数券を購入するということです。JRで利用できるViewのクレジットカードと一体型になったSuicaは、JR東日本以外の発券機では対応できない場合があります。
このことを想定しながら、うまく実物のカードと組み合わせるか、回数券を購入しておくことで効率よく電車に乗ることができます。
紙きっぷの乗り越し精算
また、紙きっぷの乗り越し精算をする場合にもSuicaが役立ちます。モバイルSuicaではなく、手持ちのカード型を適宜活用して生産することで、混同も防げ、さらに現金を入れる手間も省けます。この点は併用のメリットになります。
「モバイルSuica」と「カードSuica」の残高を移行する方法
ここからは最後になりますが、モバイルSuicaとカードタイプのSuicaの残高を移行する方法について紹介します。必要に応じて以下の手順を確認してください。残高移行というとお金の手続きになりますので、手間に思ってしまいますが、簡単にできます。
移行の手順
それでは早速モバイルSuicaとカードタイプのSuicaの残高移行手順の解説をしていきます。基本的には以下の3つのステップで残高の移行を済ませることができます。残高の移行が必要になることも想定できますので、是非チェックをおすすめします。
モバイルSuicaのアプリを起動する
最初のステップはモバイルSuicaのスマホアプリを起動するということです。お使いのiPhoneやAndroidの端末で使用しているモバイルSuicaのアイコンをタップして起動してください。まだ所持していない方は、アプリストアから入手して進めます。
チケット購入でSuicaグリーン券を選択する
次に、チケット購入で、Suicaグリーン券を選択します。
電子マネーの受け取りを実行する
スマホ画面の案内に沿って進めて、最後に電子マネーの受け取りを実行することで残高移行をすることが可能です。適宜行ってください。