【Outlook】添付ファイルのセキュリティ「レベル1」のファイル追加方法!
Outlookの添付ファイルのセキュリティには「レベル1」と「レベル2」があり、レベル1に該当するファイルはブロックされます。ここではOutlook添付ファイルのセキュリティ「レベル1」のファイル追加方法について説明したいと思います。
目次
- 1【Outlook】添付ファイルのセキュリティとは?
- ・危険な可能性のある添付ファイルをブロックするための機能
- ・添付ファイルセキュリティレベル1の拡張子の一覧
- 2【Outlook】ブロックされた添付ファイルを開く方法
- ・ファイル共有を使う
- ・ファイル名の拡張子の変更
- ・ファイル名の変更
- ・セキュリティの設定を変更
- 3【Outlook】添付ファイルのセキュリティ「レベル1」のファイル追加方法
- ・グループポリシーの適用モードにする事前設定の手順
- ・ファイル追加の手順
- 4【Outlook】添付ファイルのセキュリティ「レベル2」のファイル追加方法
- ・ファイル追加の手順
- ・最後に
- ・合わせて読みたい!Outlookに関する記事一覧
【Outlook】添付ファイルのセキュリティとは?
Outlookの添付ファイルのセキュリティとは一体どういったものなのでしょうか?
危険な可能性のある添付ファイルをブロックするための機能
Outlookにおける添付ファイルのセキュリティとは、危険な可能性のある添付ファイルをブロックするための機能になります。ブロックされる拡張子によってセキュリティ「レベル1」と「レベル2」に分けることができ、ブロックされる拡張子はレベル1に属します。
添付ファイルセキュリティレベル1の拡張子の一覧
Outlookで危険な可能性のある添付ファイルをブロックするセキュリティレベル1の拡張子には以下のものがあります。
ade | js | psc1 | mcf | ps1xml | isp | msh |
adp | jse | psc2 | mda | ps2 | hlp | msh1 |
app | ksh | pst | mdb | ps2xml | hpj | msh2 |
asp | lnk | reg | inf | mdz | hta | mshxml |
bas | mad | scf | vbp | msc | ins | msh1xml |
bat | maf | scr | grp | vsw | vbs | msh2xml |
cer | mag | sct | ps1 | ws | vsmacros | msi |
chm | mam | shb | mav | wsc | vbe | msp |
cmd | maq | shs | gadget | vb | its | mst |
cnt | mar | tmp | prg | mde | jar | ops |
com | mas | url | csh | mdt | maw | osd |
cpl | mat | mdw | der | wsh | exe | pcd |
crt | mau | wsf | fxp | xbap | prf | pif |
xnk | plg | pl |
【Outlook】ブロックされた添付ファイルを開く方法
Outlookの添付ファイルはブロックされても、開く方法があります。その方法について見ていきましょう。
ファイル共有を使う
ファイルをセキュリティで保護されたネットワーク共有サーバーにアップロードする方法です。送信者にアップロードしてもらい、ここからファイルへのリンクを送信してもらいます。リンクを受信したら、ファイルをダウンロードすることができます。
ファイル名の拡張子の変更
次に、拡張子を変更する方法です。これは、送信元にZipファイルにして再送信してもらう方法です。これにより、中身がブロック対象の拡張子であってもブロックされずに開くことができます。
ファイル名の変更
一時的に拡張子名を他の拡張子へ変更するだけでも、ファイルを開くことができます。中身の拡張子自体は変わっていないのですが、拡張子名のみ変更することにより開くことができます。
セキュリティの設定を変更
セキュリティの設定を変更するにはサーバーの管理者に問い合わせる必要があります。マイクロソフトWebサイトから、問い合わせをしてください。
【Outlook】添付ファイルのセキュリティ「レベル1」のファイル追加方法
Outlookの添付ファイルのセキュリティ「レベル1」のファイル追加方法としては、グループポリシーから追加することが可能です。
ここから、レベル1としてブロックするファイル拡張子を追加するを有効にすると追加できます。その方法について見ていきましょう。
グループポリシーの適用モードにする事前設定の手順
レベル1のファイルを追加する為に、事前設定が必要です。管理者用テンプレートをダウンロードし、グループポリシーを適用させておきましょう。
ファイル追加の手順
グループポリシーを適用させたら、ファイル追加の手順について説明していきたいと思います。次の構成から進めていきましょう。
ユーザーの構成から管理者用テンプレートを開く
まずはグループポリシーで「ユーザーの構成」を選択し、「管理者用テンプレート」へと進みます。
Outlookの添付ファイルセキュリティを選択
「Microsoft Outlook2016」から「セキュリティ」-「セキュリティホーム設定」へと進み、「添付ファイルセキュリティ」を選択する。
レベル1としてブロックするファイル拡張子を追加するを有効にする
ここまでの作業が完了したら、レベル1としてブロックするファイル拡張子を追加するを有効にし「追加する拡張子」ボックスに拡張子を入力します。これで新しくレベル1としてブロックするファイル拡張子を追加することができます。
【Outlook】添付ファイルのセキュリティ「レベル2」のファイル追加方法
つぎに、添付ファイルのセキュリティ「レベル2」のファイル追加方法について説明していきたいと思います。
ファイル追加の手順
レベル2にファイルの拡張子を追加する方法としては、グループポリシーで追加する方法と、レジストリで追加する方法があります。それぞれについて見ていきましょう。
グループポリシーで追加する方法
グループポリシーから「ユーザーの構成」ー「管理者用テンプレート」-「Microsoft Outlook2016」を選択します。その後、「セキュリティ」-「セキュリティフォーム設定」ー「添付ファイルセキュリティ」へと進みます。
つぎに、レベル2としてブロックするファイル拡張子を追加するを有効にしてください。ここまでできたら、「削除する拡張子」ボックスに拡張子を入力すると追加が完了します。
レジストリで追加する方法
まずは「スタート」-「ファイル名を指定して実行」-Regeditと入力するー「OK」をクリックし、レジストリエディタを起動させます。バージョンに対応したサブキーを展開し、「Security」を右クリックしてください。
次に、「新規」-「文字列値」-値をLevel1Removeとし、「Level1Remove」をダブルクリックします。「値」のボックスに追加したいファイルを入力ー「OK」をクリックしたら、Outlookを再起動し、ハードディスクに保存しましょう。
最後に
Outlookを利用する際の添付ファイルのセキュリティはしっかりしておきたいですね。セキュリティ「レベル1」か「レベル2」かによって、ブロックする添付ファイルを選別できるので、事前に登録しきちんと管理しておくことが重要です。