メルカリの最低出品価格は？0円で出品できない理由も解説！

メルカリユーザーの皆さんは、メルカリの”最低出品価格”をご存知ですか？メルカリなどのフリマアプリには、必ず最低出品価格というものがあります。

メルカリで出品する時は、最低出品価格や利益のことを考えて値段設定をおこなう必要があります。この記事では、メルカリの最低出品価格と「なぜその値段からしか出品できないのか？」という点を解説していきます。

メルカリユーザーの方はぜひ、出品する際の参考としてこの記事をお読みください。

メルカリなどのフリマアプリは実は「0円」では絶対に出品することができません。「要らないものだし、貰ってもらえるだけありがたいから0円で出品しよう」といったことは不可能なのです。

では、メルカリの最低出品価格はいくらなのか。メルカリでは、最低出品価格は”300円”とされています。300円からでないと出品ができないということは覚えておきましょう。

何故0円での出品はできず、最低出品価格は300円なのか。それには実は理由があります。下記項目からは、最低出品価格が300円で、0円では出品できない理由を説明します。

上記ではメルカリの最低出品価格が300円であること、0円での出品は不可能なことを説明しました。では、なぜ最低出品価格は300円と決まっているのでしょうか？

その理由を、この項目では説明していきます。下記で0円では出品できない理由を確認していきましょう。

メルカリの最低出品価格が300円で、0円では出品できない理由は”手数料”が関係しています。メルカリなどのフリマアプリは、出品者の販売手数料から利益を得ています。

メルカリで0円出品をされてしまうと、メルカリは利益を得ることができません。だから、メルカリの最低出品価格は300円と決まっているのです。

300円あれば、30円の利益が手数料としてメルカリに徴収されます。他のフリマアプリも、同じ理由で最低出品価格というものが設定されているのです。

また、メルカリの最低出品価格が300円なのには他にも理由があります。それは、メルカリ便の”発送料”です。メルカリ便は、ヤマトや郵便局と提携している配送サービスを提供しています。

メルカリユーザーの多くは、発送でそのサービスを利用しています。メルカリ便の発送料金は、販売利益から引かれる仕組みです。つまり、発送にかかる送料的にも最低価格は300円ないと厳しいということになります。

また、最低出品価格が300円なのは、”いたずら出品防止”という理由もあります。メルカリは、あまりにも手軽に物が売れる・出品できてしまうので、いたずら出品といった悪質な行為が出てくる可能性もあります。

300円の時点でも「本当にこれは売り物なのか？」といういたずら出品と思わしきものがあるくらいなので、0円にしてしまったらいたずら出品はさらに増えてしまうことでしょう。

これらの理由で、メルカリは最低出品価格を300円と設定しています。メルカリへの利益以外にも、きちんとした理由があるのです。

上記では、メルカリの最低出品価格の理由を説明しました。理由として一番大きいのはやはりメルカリへの利益です。利益がないとサービスは成り立ちませんから、これは仕方のないこと。

しかし、メルカリの最低価格である300円で実際に”利益”は発生するのでしょうか？この項目では、利益が出るかどうかをシミュレーションしてみたいと思います。

下記では、メルカリでの商品発送でよく扱われる発送方法をシミュレーションの例として出し、実際の利益を計算してみたいと思います。シミュレーション例をぜひご覧ください。

ネコポスは、A4サイズまでの商品を発送するのによく利用される手段です。以下が、ネコポスを利用した場合の利益シミュレーションです。
 

続いてはゆうパケットの利益シミュレーションです。ネコポスよりも少し厚みのある商品なら、ゆうパケットの利用がおすすめです。
 

続いては、定形外郵便の利益シミュレーションです。以下のシミュレーションの結果、利益が出るどころか赤字という結果になりました。

シミュレーションの結果から考察するに、メルカリではやはり”メルカリ便”のサービスを利用することが大前提として想定されているのかもしれません。
 

上記では、発送方法による利益シミュレーションをおこないました。シミュレーションの結果、やはり利益を出すためにはメルカリ便の利用が最適ということが分かりました。

そこで、下記では発送方法の比較をおこないます。小さく軽い荷物であれば、発送方法はいくつかの選択肢から選ぶことができます。

それぞれの発送方法を比較して選ぶのが重要でしょう。下記では比較表をご用意していますので、それぞれご確認ください。

まずは小さいサイズの商品で利用できる発送方法です。それぞれサイズや送料などの規定を比較しましょう。
 

続いては60サイズ、A4サイズ程度の荷物を送るのに利用できる手段の比較です。
 

80～100サイズなら、比較するまでもなくゆうゆう・らくらくメルカリ便の利用一択です。サイズ問わず25kgまでとなります。
 

100～120サイズの荷物の場合も、比較するまでもなく選択肢はらくらくメルカリ便や、大型らくらくメルカリ便になります。

120サイズ以上のものだと、比較するまでもなく利用する手段は決まったようなものになります。450サイズまでなら、大型らくらくメルカリ便を利用して送ることができます。
 

続いてはサイズではなく、重さでの比較になります。下記の表を見て確認していきましょう。

1kg以内の軽い荷物なら、下記の発送手段が挙げられます。
 

1kg以上の中型の荷物なら、下記の発送手段を確認しましょう。
 

10～20kgなどの思い荷物なら、25kgまで対応しているゆうゆう・らくらくメルカリ便がおすすめです。サイズ次第ではらくらくメルカリ便の大型を選択しましょう。

続いては厚さによる比較です。案外梱包によって厚みが出てしまうこともあるので、厚さによって発送の選択肢が変わってくるかもしれません。

厚さが3cm以内の荷物なら、下記の手段が挙げられます。
 

3cmよりも厚みが出てしまう場合、ヤマトの”宅急便コンパクト”がおすすめです。箱に入る程度のサイズ、厚みで送ることができます。

0円では出品ができないメルカリですが、最低価格でずっと出品し続けるのもデメリットが出てきます。下記で、メルカリで出品する際の注意点を確認しましょう。

売上金を安くしすぎる(送料が高く、そちらに全部持っていかれてしまったなど)とマイナスになってしまいます。こちらにも利益は来ませんし、メルカリへも利益が行かないのが続くと問題になります。

マイナスが続いてしまうと、ペナルティを受ける可能性があります。ペナルティを受けると、出品ができない、メルカリを利用できないといったことになりかねません。

メルカリ便の最低価格である300円で出品するのであれば、マイナスにならないよう”送料”を節約する必要があります。送料節約のポイントを確認しましょう。

まず、コンパクトに梱包をおこないましょう。商品にもよりますがプチプチなどはひと巻きで十分です、2重にしてしまうと厚みがでてしまい、送料のたかい手段を選ばざるを得なくなるので要注意。

あとは、サイズや重量、厚みをしっかりと確認して、それに適した一番安い発送方法を選択しましょう。

今回の記事では、メルカリの最低出品価格についての情報をお届けしました。0円では出品できないこと、最低出品価格が300円な理由は把握して頂けたでしょうか。

メルカリで商品を出品する際は、自分への利益とメルカリへの利益を考える必要があります。あまり安すぎる値段で出品しないよう、注意が必要となるでしょう。

メルカリユーザーの方はぜひ、この記事を参考にして出品をおこなってください。