Windows10では、常にバックグラウンドで様々なプロセスが動いていますが、そのうちの1つにCTFローダーというものがあります。このCTFローダーファ原因でメモリやCPUの使用率が高いことがありますので、その場合の対処法を解説していきます。
Windows10の動作が妙に重い、と思ってタスクマネージャーを確認した時、メモリやCPUの使用率が高い項目にCTFローダーというプロセスがある場合があります。
CTFローダーとはどういうものなのか、字面だけではいまいち想像がつかない人も多いのではないでしょうか。
このCTFローダーとは、Windows10パソコンのIMEに関連しているプロセスです。IMEとは文字入力するときに利用しているものです。画面右下にある言語バーとして表示されている言語入力システムと言うと分かりやすいでしょうか。
このIMEに関するプロセスであるCTFローダーは、WindowsIMEに対して起動していますので、CTFローダーが重い場合はWindowsIMEを利用していることが多いです。
CTFローダーがIME関係のプロセスということは、入力関係の機能の制御をおこなっているということです。音声入力、キーボード入力、マウスでの手書き入力などの入力関係のこともこのCTFローダーが制御しています。
タスクマネージャーを開いた時、そのCTFローダーが原因でメモリやCPUの使用率が高い状況になり、結果としてWindows10の動作が重い原因となっていることがあります。
このCTFローダーが原因でWindows10の動作が重い/メモリやCPUの使用率が高い場合、停止して良いのかどうかですが、結論から言えば停止は絶対にしてはいけません。
WindowsXP時代は停止しても問題ないという話も出ていましたが、あくまでXPの場合です。Windows10の場合は何度も言いますが停止してはいけません。
前述したとおり、CTFローダーとは入力関係の処理をおこなっています。停止するとタッチデバイスや音声入力、手書き入力などだけでなく、キーボード自体も使えなくなってしまいます。
それはもはやWindows10パソコンそのものを使えなくなることと等しいものとも言えますので、停止自体はできるもののすることによってシステムに異常をきたす恐れもあることから、停止は絶対にしてはいけません。
さてCTFローダーが重い/メモリやCPUの使用率が高い場合の対処法とはどのようなものかの解説に移ります。
定番とも言えますがWindows10の再起動でCTFローダーが重い状況が改善することが多いです。普通の再起動ではCTFローダーが重い状態が改善しないこともありますので、完全シャットダウンをおこなった上での再起動をおすすめします。
CTFローダーが重い場合、Windows PowerShellでDISMコマンドとシステムファイルチェッカーを利用して、Windows10のシステムファイルを修復してみましょう。
まずはWindows PowerShell(管理者)を開きましょう。WindowsマークキーとXキーを押して、開いたメニューで「Windows PowerShell(管理者)」を開いてください。
DISMコマンドでシステムイメージのエラーの確認/修復をおこないます。下記コマンドを入力して実行してください。
dism /online / cleanup-image / restorehealth |
次に、SFCコマンドでシステムファイルの確認/修復をおこないます。下記コマンドを入力して実行してください。
sfc /scannow |
「検証が100%完了しました」と表示されれば完了です。破損があっても自動修復されるため安心です。
また、CTFローダーが重い場合、ハードディスクのシステムファイルの破損が原因ということも考えられます。この場合、CTFローダーが正常に動作するよう、チェックディスクを実行します。
特に前述したSFCコマンドで修復できないエラーがあった場合は実行したほうがいいです。Windows PowerShell(管理者)を開きましょう。
Windows PowerShell(管理者)を開いたら、下記コマンドを入力して実行します。
chkdsk c: /r |
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