WindowsでCPUやメモリの使用状況などをタスクマネージャーで確認している事が多いと思いますが、それより詳細に確認できるリソースモニターというものもあります。この記事ではリソースモニターの見方と起動方法を解説していきます。
Windowsでは様々なプロセスが動いており、CPUやメモリの使用量等によってはパソコンが重くなるなど、タスクマネージャーを開いて確認するという人も多いでしょう。
そのタスクマネージャーは分かりやすく簡易な表示になっていますが、それ以外に詳細な内容を確認しようとするとタスクマネージャーでは不足している部分もあります。
それをカバーできる機能として、リソースモニターというものがWindowsにはデフォルトで搭載されています。
リソースモニターの見方などの説明の前に、まずはリソースモニターとは何なのかを簡単に説明します。
WindowsではCPUやメモリの使用状況をタスクマネージャーで確認することができます。しかし、タスクマネージャーには最低限の情報しか表示されないのです。
普段使う分にはタスクマネージャーだけで問題ないのですが、CPUやメモリの使用量をリアルタイムで監視しようとするとタスクマネージャーでは心もとない部分があります。
リソースモニターとはそんなタスクマネージャーでは表示できない、詳細なプロセスのリアルタイムの状況表示なども確認することができる機能です。
リソースモニターを起動すると、タスクマネージャーで表示されないもの以外の詳細な情報もある分、何をどう見れば良いのか、見方が分からないという人も少なくないでしょう。
まずはリソースモニターの見方の説明をしていきます。リソースモニターは「概要」「CPU」「メモリ」「ディスク」「ネットワーク」のタブから成り立っていますので、それぞれのタブの見方を確認していきましょう。
リソースモニターの「概要」タブはCPU、メモリ、ディスク、ネットワークという他の4つのタブの主要情報をまとめて表示しています。それぞれのタブの内容をグループ分けして表示しており、簡単に確認するだけであればこちらでも問題ありません。
CPU欄のチェックを入れればメモリやネットワークなど、それについての内容が表示されるため、確認したいプロセス横にチェックを入れて確認してください。
それぞれの見出しにある矢印を押せば詳細データの格納/展開が可能です。
右側のグラフはそれぞれのタブの使用量をリアルタイムで確認することができます。
グラフの大きさは「ビュー」横の三角マークで変更できますので、状況に応じて変更してみましょう。プロセスの選択やグラフの操作などは後述する各タブでも同様ですので、参考にしつつリソースモニターの閲覧をしてください。
リソースモニターの「CPU」タブはCPUの使用状況を確認することができます。CPU全体での利用率の確認やプロセス/サービスのCPUの使用率の確認が可能です。
そのプロセスに対して起動している他のプログラムを探したいときにも利用することもできるようになっています。
「プロセス」の見出し部分では現在Windowsパソコン上で動いているプログラム・利用していないプログラムの確認ができます。リソースモニターではタスクマネージャー同様、プロセスの中断(終了)も可能です。
「サービス」は、Windowsの基本的な機能が表示されており、セキュリティソフトなど自動的に起動されるものが表示されています。
「関連付けられたハンドル」と「関連付けられたモジュール」の見出し部分はそのプロセスにチェックを入れると表示されるものです。そのプロセスに対する情報として表示されます。
また、プロセスが処理を実行する際のCPUへの負担、モジュールを利用しようとしているプロセスがCPUにかける負担を確認することができます。
リソースモニターの「メモリ」タブはメモリの使用状況を確認することができます。物理メモリと仮想メモリの利用率の確認やプロセス/サービスのCPUの使用率の確認ができます。
メモリの使用量も確認できるため、現在使用できるメモリ数の確認もおこなうことができますし、メモリ不足かどうかの判断材料にもできます。
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